2017年11月14日火曜日

株式相場雑感 2017年11月13日



FTより
日経平均は年初の「出遅れ」を取り戻すべく、ダウ平均並みに上昇しています。中間決算で相次ぐ上方修正がありました。

(今年度の業績予想を1ドル=105円程度の平均値にしていた企業が多かったことも起因していると思う)。


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ダウ平均やS&P500も強気相場の典型で、ジリジリとした上昇です。
Yahoo! Financeより作成
年初からのチャート。青線がダウ平均、赤線が日経平均。

ここ数年の連続した強気相場で(私も含めて)、もう強気相場も終わりだろう、という見方が強くなっている気がします(バイアスがあるかもしれませんが)。

しかし、動向をウオッチしているKen Fisher氏は、まだ2、3年強気相場が続く可能性があるとFinancial Times氏のセミナーで語っていたようです(冒頭の写真)。

(Fisher氏は、長年Forbsでコラムを書いていたが、どうも今年に入って、ForbsからFTに「ご栄転」されたようだ)

Ken Fisher: The bull market could have three more years to run (Financial Times)

彼は非常にしばしば、あの、ジョン・テンプルトン卿の有名な相場格言である、「相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で終わる」を引用して、相場がいまどこにあるのかを説明することがあります。

2年ほど前は、盛んに「懐疑の中で育っている」段階だ、と言っていました。

今回は「楽観の中で成熟している」段階だ、と述べています。

経済見通しに楽観論が出始めた可能性があります。個人的には安倍政権が消費税引き上げを容認しつつあるのがそのポイント(この判断はヤバいと個人的に思うし、反対だけど、政権を維持するためには、党内の増税派及び財務省を取り組むために妥協したんじゃないかと推測している)。

アメリカでもミレニアム世代が家を買いだした、という話もあるそうです。彼らは賃貸派だったのですが、いよいよ所有派にシフトする層が出始めたそうな。

また、Fisher氏はPERが高いからと言って、相場がすぐに崩れるわけではない、と著書でも散々述べていますので(過去の実績を分析して定量的に説明している)、バリュエーションはあまり気にしていないと思います。

一方、ウォーレン・バフェット氏は現状の相場に割高感を持っていそうです。

2人のビリオネアと比較して、自分がどうだというのはアホですけど、私は割高だと思いつつ、割安株への配当金再投資と実物資産投資へのシフトを続ける予定です。株式相場は多少の売却の後、現状維持の予定です。

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