2017年12月14日木曜日

電気自動車時代の到来は近いのか?




今開催されている、セミコンジャパン2017に出かけ、識者のセミナーを受けてきました。
テーマは半導体の成長可能性についてだったのですが、「半導体の未来がバラ色だ」的なことが指摘される要因の一つに電気自動車時代の到来、という仮説があります。

2030年に5割を電動に トヨタ、パナソニックと提携でEV開発加速 (ITメディア)

電気自動車がどんどん増える→半導体が使用される→半導体産業が伸びる、という仮説。


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昨日の結論は意外や意外。

そんな簡単に電気自動車時代は迎えられない(日米欧の先進国中心)。電気自動車よりハイブリッド車・自動運転車の方が半導体をよく使う。

というものでした。

その理由は、電力供給が追い付かない、というもの。
2030年に車の半分が電気自動車になったら、EVが電力の15%を食ってしまうので、そのような発電施設をすぐには作れないから難しい、というロジック。
また、車一台あたりに搭載する半導体の金額は

ガソリン車:$220
電気自動車:$400
ハイブリッド車:$480
自動運転車:$800

とのこと。電気自動車よりハイブリッド車(プラグインを含む)の方が半導体を食う、というのも意外でした。

「なんで配当投資家が半導体なの?」

という疑問が出てきますが、私は、電気自動車化のみならずIOTやクラウドが進んで半導体の使用量とともに電気利用量が増える、というところに反応してしまいました。

石油・天然ガスエネルギーの需要が(予想以上に)伸びるのでは?

現状、供給過剰懸念、価格低下でシェール以外の石油・天然ガス投資は最低限レベルに抑制されています。この「ツケ」は数年後に確実に顕在化すると考えられています(上記表では2020年)。

ただし、やっぱりエネルギーもブームアンドバースト的な感じになりそうですねえ。
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