10月5日の米雇用統計以降、アメリカ経済の堅調さを示すデータが相次いでおり、米金利上昇、ドル高円安がぶり返しています。
これは米国のアトランタ連銀、GDP NOWという有名な指標です。リアルタイムで発表される経済指標を読み込むと、アメリカのGDPはどれくらいと推測できるか、というものです。
これによると、10月18日現在の最新発表では、米の第4四半期のGDP成長率は3.4%となっています。
特に10月に入ってドンと上がっています。雇用統計などを反映したのでしょう。
ブルーの帯のところが予想コンセンサスのレンジで、1.8%ぐらいから2.9%ぐらいだと思います。その真ん中のブルーの折れ線グラフ(約2.3%?)がコンセンサスとなっています。
したがって、コンセンサスより1%も高く上抜けしているため、アメリカ経済は強そうだ、と言えると思います。
景気後退懸念、ソフトランディング懸念?などふっとばしています。
アメリカも実質賃金はプラス圏に浮上している?(あまり議論を聞かないが、インフレ率が落ち着いて、賃金上昇率は4%台くらいあったので)ため、消費が活発なのか、と思いますが、一方で、企業決算では見通しが今一つな企業も多く、今後はよくわからない、というのが本音です。
株価は、大手IT企業は言うまでもなく、私の保有する配当株関連の株価も上がってしまい、割安感はありません。
日本の方がよくわかりません。アメリカ経済が好調で、利下げ予想が修正されるでしょう。為替相場はそれを先読みしている感があります。
アメリカの年内の利下げ幅が、9月ごろは0.75%ある、と考えられていたのが、今は0.5%程度で(個人的には0.25%か?)、25年の引き下げ幅も上方修正が想定されます。
日銀は、1%まで金利を上げると予想されている(様ですが)、がそのタイミングは、総選挙前に石破さんの「個人的な意見」で、あと寄せになっています(しかし、選挙が終わり、25年に入ると、確実に上げそう)。コアコアのCPIも2%は厳しそう。
したがって、
米株は大統領選挙前の下落を利用して追加購入をもくろんでいましたが、外れてしまい、しばらく静観かな?
日本株は、利上げバイアス?からか利益確定からか、配当株の調子が悪い。割安銘柄は小型株にあるため、そちらを新規ではなく、買い増しスタンスで、無理せず臨むという感じです。
何もせずとも、資産総額と配当額は最高値を更新しているため、長期投資のいい時間を過ごしています(見通しがもっとはっきりすれば、なおよかったんですけどね)。
配当金もチリツモとなれば、それなりの金額になりますね。
(ただし、生活用の銀行口座の10万円と証券口座にある10万円では、まったく金銭感覚が違うのはなぜだろう? たとえると、証券口座の10万円は財布にある1000円札程度の感覚になってしまう。投資家の皆さんの感覚はいかがでしょうか?)
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