同じ事を繰り返しているだけなので、回顧や展望をやっても仕方ない様な気がしますが、今年最後の記事ということで…。
2011年
2011年は、配当投資色を一段と強めるため、インデックス投資を辞めました。
それまで3年間ほど毎月一定額をMSCIコクサイに積み立てていました。
超下落と超上昇の相場を経験し、いい具合に含み益が出てきて、積立投資のミニ効果を実感していたところでしたが、分配金の少なさに疑問を感じ(1万口につき10円程度じゃなかったか)、同じ金額を株に投資した方が効率いいのでは、と思ったからです。
前半はインデックスから個別株へ、後半に主力ニューマネーを投下、という路線はまあまあ当っていました。特に勝負に出たIBMやChevronはパフォーマンスも良かった。IBMはバ―クシャーさんの大量保有のおまけつき。
外れたのは、自動車、化学、金融といった景気敏感セクターがもう「超敏感」といっていいくらい下落してしまい、タバコやヘルスケアといったディフェンシブなセクターの上げを帳消しにしてしまいました。
また、どういうわけかJ-REITがだらだらと年初来-26%となっており、これが大きく足を引っ張りました(日経新聞では個人の投信の解約が原因とか)。
結果、ニューマネー込の総資産は今のところ+5%程度で推移しています。ニューマネーなしだと-5.5%程度で、配当を考えると実質-8~9%の印象で、さっぱりだったと思います。
配当増加の方は前年比約+31%で落ち着きそうです。12月はフォードの配当再開とAT&Tが+2.3%の増配発表がありました。フォードはゼロから一気に増えるのでインパクトが大きい。
反省面は、軽い気持ちで買った(3-DSが当たると思った)任天堂が撃沈してしまったことと、更に円高に進んでFXでドル売り円買いポジションを取り損ねたことでしょう。結局為替はずっと裸のままです。
長期といいながら、Citi Group と任天堂は撤退しました。相次ぐCitiのコンプラ事件に嫌気がさしたのと、3DSの事実上の失敗への損切りです。
配当増加の方は前年比約+31%で落ち着きそうです。12月はフォードの配当再開とAT&Tが+2.3%の増配発表がありました。フォードはゼロから一気に増えるのでインパクトが大きい。
反省面は、軽い気持ちで買った(3-DSが当たると思った)任天堂が撃沈してしまったことと、更に円高に進んでFXでドル売り円買いポジションを取り損ねたことでしょう。結局為替はずっと裸のままです。
長期といいながら、Citi Group と任天堂は撤退しました。相次ぐCitiのコンプラ事件に嫌気がさしたのと、3DSの事実上の失敗への損切りです。
2012年
比較的楽観視しています。中国企業とかはあまり考えていない(なかなか好きになれない)ものの、投資国籍の分散も図りたい(前から言っているくせに全く進まない)。
前年悲観したセクター(金融、自動車、素材、化学とか)に反発余地が残っていると思っているものの、基本的な投資戦略を崩さずに配当重視路線で行く予定です。
結局従来路線を繰り返すことになりますが、資源・エネルギーセクターはウエイトを引き上げて行く予定です。具体的には石油、鉱山、パイプライン等です。
配当利回りの高い銘柄を狙えというのはもう、1年以上も前からいろんな人が言っていることで、面白みもありません(いまさらマネー雑誌で特集が組まれている)。
私も1年半以上も前から、配当利回り > 国債長期利回り であり、なおかつそのリスクも 政府 > 企業 であると言い続けてきました。
しかし、ある企業の1株配当金の水準が維持・成長できるのか、という目線で企業を見るようにすると、それは企業分析の総合問題にもなります。この基準でふるいにかけると、長期保有出来そうな銘柄も見えてくると思います。
業績(利益)、効率(バランスシート)、CF、そして株主目線のガバナンス(配当を増やし続けて行くためには経営の意思が必要)、これらをバランスよく推進するには、安定的な競争力ある事業を優秀な経営陣がマネージする必要性があるからです。
今年は年の瀬になっていきなりブログを移転してしまいました。来年は2011年の定量分析と2012年の定量的な目標を記事にした後、グーグルブロガーをより充実させていくべく使い方を学んでいきたいと思います。