単なるジンクスか、9月のLabor Day(9月第一月曜日の米国の祝日)明けから相場が軟弱になるとよく言われています。
多くの市場関係者が夏休みを終えて、本格的に職場に復帰するので、流動性が高まるから、とか、決算見通しがより精度高くなり結果として予想以下になる、とか、投資信託の決算が10月なので、利益確定の売りが出やすい、などです。
どれも確たる証拠がありません。
加えて、アメリカの中間選挙があります。中間選挙前は議会で共和党・民主党の多数が逆転すると政治が不安定化する、などを恐れやはり軟調になりやすいです。
今年はそれに加え、「ベッセント砲」がさく裂していますね。米国債の長期金利の上昇を抑制したいために、なりふり構わなくなってきました。
国債買い戻し:但し金額不足と市場に足元を見透かされ、金利はかえって上昇
ドル高・円安に介入:協調介入よりも強力な「俺が胴元だ」発言はびっくりしました。日本の金融政策当局と、連絡を密にしているので、日本の行動はわかっている。それでも円安に賭けるなら、やってみろ、という趣旨のコメントを残しました。
これは、ドル買い円安のキャリートレードが積みあがりすぎれば、何かの拍子で強力なまき戻しがあると、日本の投資家がドル資産(株式・債券)を売却すると予想しています。米国の特に国債金利上昇圧力が加わり、それにつられて米国債売りの連鎖反応を起こすと大変だ、というワーストシナリオを恐れている、とされています。
なんだかんだ言っても日本の投資家(外貨準備金を含む)の影響は大きそうですね。
一方、中間選挙も終盤になると、それ以降は、11月、12月と一番株式相場に追い風になる時期が来ますし、そこでは儲けたいものですね。中間選挙では、大統領の所属する政党とは反対の政党が上院あるいは下院で過半数を取るケースが多いです。
その場合、結局重要法案が可決しづらくなる
→ 現状の法制度(特に株価に影響するもの)は現状維持だとわかる → 安心して買う という流れがこれまででした。
今年はイラン戦争長期化に伴うインフレや世界的な金利先高観があり、そこが懸念材料かもしれませんね。
まとめると、
9月の相場軟調感
10月も中間選挙前で軟調
11月以降は回復期待
留意点としては
金利先高観が強い、「ベッセント砲」は現状不発、一方、円高修正を強く要請している
イラン戦争長期化によるインフレ懸念が継続
金利先高観はAI関連投資が強すぎることも影響しており、
AI関連による企業業績の成長 VS AI投資熱や財政悪化・イラン情勢による金利先高観
これが中期的なポイントでしょうか?
一言
アメリカの政策失敗(関税失敗による財政悪化拡大とイラン戦争の失敗)も金利先高観に大きく影響しているのに、その失政を日本に向けてくる(「胴元は俺だ」「日銀は何をやるべきかわかっている」という発言)あたり、勘弁してよ。円高で資産額もしぼんでしまうし。
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