2014年7月14日月曜日

楽天証券セミナー


昨日、行ってきました。年2回開催されるこのセミナー、夏はお決まりの両国国技館。冷房がちょっときつかった。

今回の講演者は、発表順で書くと、

竹中平蔵氏、藤巻健史氏、リチャード・クレアモント氏、窪田真之氏、石原順氏、堀古英司氏であった。

私のお目当ては、竹中氏と堀古氏だったが、オープニングとトリで、日中の時間つぶしが課題であった。したがって、藤巻氏も聞くことにした。

同じ人の話を半年に1回聞き続けていると、講演者のネタがそんなに増えるはずもなく、まあ、同じような内容になってしまうのは、正直仕方がないと思います。所詮、人間の専門性というのは1つからせいぜい3つ程度ぐらいまででしょうから。

むしろ、さまざまなトピックスにあれこれ喋ることができる人は、あまり信用できません。

 

さて講演内容の概略

竹中平蔵氏

安倍内閣の成長戦略の産業競争力会議のメンバーであり、成長戦略の内容を講演。成長戦略については、報道等で取り上げられているが、わかりやすく説明していたと思う。すなわち

 

岩盤規制の打破・・・特区による突破

法人税改革・・・主要先進国並みの税率にし、企業の国際競争力の強化に寄与

女性・外国人労働者の積極活用…潜在成長力を高めるための労働力確保

126兆円のGPIFの活用による効果的な経済促進

 

個個の内容はみなさんご存じでしょうが、竹中氏が強調していたのは、政策にもイノベーションが必要だ、という点でしょうか? 過去の常識やモノサシでできない理由ばかり並べても国は一向に良くならない。もっと広い常識で物事を考えたり、時には常識を覆すことが発展につながるし、日本はそれぐらいのことをやらなければ、行き詰っている。

彼は既得権益者、既存メディアや霞が関がイノベーションの芽を摘んでいる、と指摘。国益より自らの権益が優先される、今の日本には私もウンザリです。安倍さんも国益優先か自らの利益が優先されるのか、まだ個人的には半信半疑です。経済政策の大部分は支持できますが、原子力政策は不透明感が強い。

ちょっと聞いていて、あれ? と思ったのは、竹中氏が9月頃に日本株上昇のカタリストがあるかもしれない、という発言。拉致問題の早期解決や内閣改造などが考えられ、それが相場を後押しするかもといった趣旨だった。こんなこと言っていいのか? どうせその時のニューヨークの話題に勝てないのに。

 

かなり安倍政権に食い込んでしまったからか、以前は消費税を増税しなくてもやっていける、と増税反対論者だったが、今回8%10%に対するコメントはなかった。

 

藤巻健史氏

ゴメンナサイ。途中寝てしまいました。内容は、日本国債の大暴落が来るかもしれない、といういつもの自説を、今回はあれこれ資料を交えながら客観的に説明(資料の説明で寝てしまった)。

外貨建て資産(特に米ドル)をもつことは、国債大暴落に対する火災保険のようなものであると。

いつもの「ガラガラポン」というフレーズは聞けませんでしたが、そんな内容でした。

なかなか憎めないキャラの人で、堀古氏まで時間がたっぷりあったので、聞いた、という感じ。

 

堀古英司氏

1月に、S&P5002014年末には2200ぐらいまで、20%程度上昇する、と言った内容の補足説明がメイン。

堀古氏によると、アメリカ経済は2013年から新たな局面に入ったばかりで、本当の意味の強気相場は始まったばかりなのだそうです。2009~2012年はポスト金融危機の時代で、今は金融危機が終わって、「フツー」の状態に戻ったとのこと。

つまり、今回の強気相場が20093月から始まっていると考えるのは違っていて、20093月から2012年末までが、金融危機後の回復にすぎず、新たな米経済の成長が2013年以降始まったのだ、とのことです。この説は初耳だ!!

それを裏付けるために、長期国債利回りとSP500の益利回り(PERの逆数)をヒストリカルに見ていると、おおむね接近している。これまでは、益利回り>国債利回りの差が、あまりにも大きかった、これが仮に一緒になったとしても、相場はまだ+50%の上昇余地がある、それに加え、EPSの成長があるので、仮にEPSが毎年+10%上昇し、益利回りの低下が年10%としても、年20%の株価上昇が5年、益利回りの上昇が年5%の場合は15%の上昇が10年続く可能性があると示唆していました。

PERについては、ヒストリカルな平均値が15~16倍というのは、長期国債金利が10%を超えていたインフレ期(PERは一けた台だったと思う)を含んだ平均値で、長期国債金利が8%以下の時期だと20倍ぐらいまで平均値は上がるとのこと。

ちょっと強気すぎんじゃない?と思う反面、金利と株式相場の相関性は同じ意見だと思うこともあるし、ケン・フィッシャーもPERが高くても株価は上がるので、PERは必要以上気にするな、と言っていますので、納得感もある。

個人的には、今後のアメリカ相場には慎重ながらも楽観視しているという従来スタンスを確認した。

但し、米企業のEPS成長率を毎年+10%と見るにはやや無理がある(+7~8%ぐらいじゃない?)と思う(私の保有株に成熟企業が多いせいかな?)。


過去数年間、話題の中心だった金(ゴールド)は、今回も全く出てこなかった。 


彼は講演の度に言っていることがあります。リスクを取ったものが報われるのがこの世の中であるという趣旨です。経済成長率が低下すると、資産運用益が国民所得全体に占める割合が高くなってくるので、持てる者は益々富、持たざる者は益々貧しくなる傾向にあると。

アメリカはこれが顕著ですが、今の日本だと、「取れる奴から税金をぶんだくる」という感じがしないでもなく、金融リテラシーが貧弱で出る杭を打ちたがる(イノベーションが嫌いともいうべきか)わが国で、どこまで報われるのか、少し心配です。

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2014年7月4日金曜日

2014年上半期 ポートフォリオ、資産運用状況

半年に一回更新しています。


Yieldについては、外国株は米ドル建て。
過去の状況





基本的には一旦買った株はBuy & Hold(時々買い増しadd on)なので、あんまり変化はありません。上記で一番古いのは多分、MOPMFDowHSBCJT、辺りです。各々初めて買ったのは2009年の1~6月頃です(HSBCは一回損出しのために売却した後買い戻している)。MOは当時から配当利回りが9%近くあって、Jim Cramer Buyを連呼していましたね。

上半期は車買い替え需要というお家の事情もあって、かなりいじってしまったので、中下位の日本株を中心に変化がありました。

車買い替え資金は、売却して得た金額の半分にケチったので(5年落ちのトヨタWISH)、残り資金がキャッシュポジションの中心となっています。

売るときに、その時点で割高だったものや今後5年・10年保有する気があるかなどを念頭に検討した結果、J-REITを全部売却し、一部の中下位日本株を売却しました。
米国株は残り5年・10年は保有できる可能性が高い銘柄と、まだ売りたくない銘柄ばっかりでした。

ポートフォリオの中心はやはりたばこ関連ですね。全体の20.3%を占めています(PMMOJT)。期中にJT1単元買い増ししています。

タバコの次に大きいのが、エネルギー(CVXKMIENBKMR)で、15.7%。北米シェール・オイルサンド関連が中心。CVXはオイルメジャーでオールラウンド。

3位は通信で15.3%を占めています(AT&TNTTKDDI、沖縄セルラー電話)。
この3つのセクターで51%となっています。通信はスマホが一巡したので、データ通信料の競争がどうなるのかちょっぴり心配。特に、NTTKDDIは移動と固定のセット販売で議論が白熱しており、どうなるのか様子を見ているところです。

タバコはPMの説明では、豪州で低価格競争があるというニュースが気になりますね。3Qのテレカンでアナリストが突っ込んで聞くでしょうから確認しよう。

エネルギーは、CVXがちょっと手の届きにくい株価になりました(下半期の業績はふたを開けてみないと今の状態は株価が楽観すぎるような気がする)。

ENBKMIはカナダ西海岸の石油パイプラインのプロジェクトが計画通りに進まなくても(ブリティッシュ・コロンビア州やFirst Nations等の猛烈な反対運動)、別の新しいプロジェクトが埋め合わせしてくれるんじゃないか、とやや楽観視しています。それだけ、パイプライン関連投資が盛んであるということです。

それ以外では、私の場合、我慢我慢のハイテク分野(IBMCSCO)の状態や、爆発しそうで爆発しないFord株など、しびれを切らしそうなイライラする銘柄が多い(言い換えれば、まだアップサイドの余地があるとも言えなくもない)。

相変わらずPMTop Pickですが、この1年間は株価が下落しているので、正直パフォーマンスに大きく影響を与えています。

NTT1単元売却しても、IBMより大きくなってしまいました。それだけIBMが不振を極めているという事です。
Dowは、少し売却しました。NTTDowなど売った株は上がりますねえ~
PF2位はNTTですが、仮にKMIKMRKDDIと沖縄セルラー電話を1銘柄と見た場合、それぞれ2位、3位となります。

これまでの反省としては、特定銘柄への思い切ったOver Weightから、バランスを取っていこうと考えています。2013年はS&P30%超も推移する中、20%程度しか上昇しなかったので、考えさせられます(PMIBMがほとんどアップしなかった)。

といっても今のPMのポジションを崩す気はなく、当面他の銘柄を買い増すことで対応予定です。

総資産の推移
証券投資のために振り込んだお金が投資資金(注:外貨両替手数料や送金手数料を含む)、証券会社における評価額が時価評価です。ドル建ては各評価時点におけるドル円レート中値で円換算しています。配当金も株式売買手数料も全部込です。

総資産の推移は、投資金額は、車購入資金が流出しているので、減っていますが、株価の上昇や配当金収入でその分をほぼ埋め合わせしました。下半期は増えるといいですね。

黒田日銀総裁はウォールストリートジャーナルへのインタビューで、(理論的にこれ以上の)「円が上昇する理由が見当たらない」と言っていましたね(日経新聞でも同じことを言ったんじゃないか)。

(ひょっとして、登録するか購読していないと読めない記事かも?)
目先どうなるかわかりませんが、バイアスとして円安傾向にあるというのが、世間の暗黙した一致事項に思われます。

ガラクタ銘柄(ゾンビ銘柄ともいう)がいっぱい入った日経平均が上がるか否かは知りませんが、まだ円ベースの資産価値があがる余地はあると思っています。



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2014年7月1日火曜日

2014年上半期・6月の投資状況


この6か月の運用状況は、よかった面と悪かった面がありますが、やや悪かった面の方の影響が大きかったと思います。全体の資産上昇率は3%程度でした。

良かった面:低金利環境が(当面)継続するとの思惑から、配当株が買戻しとなった。たとえば、Kinder Morgan関連は、私が記事を書いた頃(KinderMorganはオワコンか?l
412日)からKMIの株価が32ドル台から36ドル台へと10%超も回復しています(バロンズめ、ザマアミロ!!)。

悪かった面:低金利環境の継続思惑の裏返しですが、為替が円高に振れてしまいました。1ドル105円台から101円台へと-3.7%の円高になっています。これが円ベースの米国株評価に影響しています。もちろん、S&P500+6%を超える上昇をしているので、ある程度相殺されています。
6月下旬にポートフォリオで1位のPhillip MorrisPM)が業績下方修正を出して、全体のパフォーマンスに結構効いた。IBMの相変わらずの苦戦ぶりも響きました。
上位2社のパフォーマンスがS&P500と比較して、-9%ですから効きますね(昨年からずっとこの2社がrelatively underperformanceで我慢の展開が続いています)。

6月の売買
売り、買いともになし。

今月は何もしていません。

今月の増配
特になかったと思います。NISAを活用したBlack RockBLK)から初配当をもらいました。NISA口座で配当を受け取ると、少しトクしたような気分に「錯覚」を起こしてしまいますね。

7月に向けて
あらかじめ、①何が欲しいのか、②いくらぐらいで欲しいのか、を決めておき、その時が来たら、買う、それだけです。NISA口座はまだいっぱい空いています。

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2014年6月27日金曜日

サッカーワールドカップ

ツイッターではサッカーのつぶやきが4割ぐらいあるので、ブログでもちょっとだけ。今更言っても後の祭りなんですけどね。

1次リーグ日程が終了しました。
日本はあえなく1分け2敗で予選敗退。
期待感が大きかったので失望も大きい、株に例えると、「市場予想」を大幅に下回る決算で株価急落、といった感じか。

しかし、昨年のコンフェデレーションズカップ以降の、「それなりの」対戦相手との結果では、やっぱりダメだったので、今回の結果は妥当と言える。言い換えると、コンフェデから何の上積みもなかったといえるのではないか?
「市場予想」が過大で、結果はまあ、妥当・・・。アナリストやエコノミストの予想が外れる株の世界と同じ。


コンフェデレーションズカップ以降の日本代表の対戦成績

戦績は20戦、1082分け、38得点、39失点となっている。これは、各国が「2軍」だった東アジア杯の戦績(斜線字)を含めたものである。

ちなみに、2013年の9月にW出場国でもあるガーナとホームで親善試合をして、勝利を収めているが、これには、内田のチームメイトのボアティング、本田の現在のチームメイトであるムンタリ・エッシェン等の一流選手は不参加となっている。

一方、ホームの親善試合で「噛みつき事件」で有名となったウルグアイと親善試合を行っているが、当然のごとく?2-4で敗れている。この時には、フォルランに2点、スアレスに1点を許している。

よく代表が強くなるためには強豪国とアウエーで戦ってこそ・・・と言われる。そこで、コンフェデ杯、アウエー(直前のアメリカ合宿を含めた中立を含む)に限って、戦績を再計算してみよう。

この場合、9試合のうち、351分けとなり、15得点20失点となる。
1試合当たり1.6点のゴールと2.2点の失点である。

ブラジル戦ではネイマールに、メキシコ戦ではエルナンデス(マンチェスターユナイテッドの選手)、オランダ戦ではロッペンとファンデルファールトなど各国のキープレーヤーに得点を許している(イタリア戦ではバロテッリにPKを許している)。

ただ、W杯本番に近づくにつれ、よくなっているようだったので、「イケる!!」と思ったのかもしれない。

しかし、W杯本番では、3試合で6失点は「想定の範囲内」だったが、3試合で2得点は「想定の範囲外」だったという事になる。あと12点取れたけど取れなかった・・・。あの時外していなければ・・・等々ありましたね。

日本がよく戦ったオランダやベルギー、コスタリカと言った面々が、1次リーグを突破しているのを見ると、歯がゆいですね。やっぱり練習試合と本番は違うのでしょう。


(今更)個人的な意見を言わせてもらえれば、やっぱりザッケローニの指揮官としての手腕がイマイチだったような気がします。セルビア、ベラルーシ戦の後、解任でもよかったかもしれない。彼は結局、課題の守備をまとめきれなかった。

最後になって、遠藤を山口に変えた辺りは、「やっと」と思ったが(遠藤の守備力がないのはとっくにわかっていた。)、「守備の連係」というのは最後まで改善されずじまいだったのではないか。

よく選手の談話で、「マークがずれた」「連携をしっかりやっていかなければならない」と」いうのがあり、解説者でも「誰がカバーやマークに行くのかはっきりしたほうがいい」というコメントが聞かれたが、最後までこれは改善しなかった。

普段の試合からキープレーヤーにことごとく得点されているが、本番でもキープレーヤー1人に試合を決められてしまった(コートジボワールとコロンビア戦)。キープレーヤー対策が出来ていたのか疑問だ。

ザッケローニは、チームを熟成させる意図から、主要メンバーをほとんど固定する方針を取っていた。しかし、守備に関しては、ご覧のとおり連係ミスがらみの失点があまりにも多すぎた。
選手からは、チームの統一感があるようなコメントが多かったが、本当にチーム間の意思が疎通出来ていたか疑問である。

ザック本人は予選リーグ突破を目標にしていたと思うが(しかし戦い方はそんな感じがしなかったが)、ある選手は「優勝」と堂々と言っている(中にはマスコミに乗せられて言わされた口もあったけど)。優勝を目指すのと予選突破を目指すのでは、マインドが全然違ってくる。

選手は負けてもザッケローニを擁護したが、考えると勝利に厳しかった指揮官はそんなことはなかった。

日韓ワールドカップの時、岡田監督はカズと北澤を本番直前にメンバーから外した。彼は南アフリカ大会でも、直前に中村俊輔をレギュラーから外した。日本代表のアイドルだったカズと俊輔を主力外としたのだ。コンディションが良くなかったからだ。

トルシエは直前に正ゴールキーパーを川口から楢崎に変えたり、センターバックを森岡から宮本に変えたりした。

トルシエはあまり人気がなかったが、それでも地元開催で決勝トーナメント進出というノルマを立派にこなした。岡田氏は英雄扱いだ(カズをメンバー外にしたことは今でも言われるが、南アフリカ大会で決勝トーナメント進出の功績の方が輝いている)。

ザッケローニはギリシア戦でやっと香川をベンチスタートとしたが、本田は最後まで使った(それだけベンチメンバ―では心元なかったという事だろう)。

とはいっても、ザッケローニは彼にできることをやったのだと思う。問題は、課題の解決ができない指揮官を最後まで引っ張った協会にあると思う(替えの人選がなかったのかもしれないが…)。

ザッケローニは人格的に「よい人」だったのだろう。しかし、彼がイタリアのインテル、ユベントス、ACミランの監督を歴任したが、どれも23年で解任された理由もわかるような気がする。勝負師として最後が甘かったのだろう(だから日本人的には「いい人」なのかもしれない)。

結局ジーコの失敗を繰り返してしまった。

原専務は攻撃的サッカーを継続するといっている。ボールキープできていれば失点されないという事の様だが、従来から中田英寿も言っているように、ポゼッションと言っても、「ボールをもたされている」時間帯と自分たちが積極的にゴールを攻めているのでは意味合いも違ってくるのではないか?
たとえばコロンビア戦は相手もカウンターを狙っていたので、日本にボールをもたせて、本田等キーマンにボールが収まるところを鋭くボール奪取してカウンターを喫してしまっていた。本田の調子が今一つだったようだが、パス回しだけではなく、キープ力が備わっていないと、ポゼッションに意味がなくなるどころか、相手にパス回しやキープの弱さを読まれて、よいカウンターの糸口を与えるのみとなってしまう。

正直、ファンとしては、防戦一方でも最後に勝利をもたらしてくれればそれでいい。もっとも決定力不足というのは、日本の伝統になってしまったが・・・。

攻守バランスのとれた日本代表の再建を望むばかりです。それと優勝なんてまだ30年早いので、確実に予選突破できる体制を作ってほしいです。勝負に厳しく望んでほしいです。

マスコミは膨大な放映権料を支払っているので、投資回収の意味合いから、いろいろ煽っていますが、ファンとして冷静に見ていきたいですね(これって株式投資と同じかも?)。


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2014年6月19日木曜日

KDDIの株主総会に出席してみました


たまたま休みを取った日に、株主総会をする会社があったので、出席してみました【18日】。

参加者は700人程度でしょうか。品川プリンスホテルの別館で、会場はさすが、と言った感じです。

お土産もないのですが、どなたか「株主総会に行こう」という趣旨でブログを書いていらっしゃる方もいて、総会に行けば会社の違いがある程度わかる、という事をおっしゃっておられたので、行くことが可能であれば、行ってみようと思っていました。

(たぶん、何十社の株主総会に行けば、個社ごとの違いが分かって、投資判断に役立つ、というご主旨だと思います。私は株主総会への参加回数や社数が少ないので、あまり参考になるか、ビミョウです)

KDDI個社の業績に関して言えば、スマートフォンのデータ通信料の伸びと固定回線とのセット販売によるスマートバリュー戦略などが軌道に乗っており、さらにはJ-COMの連結子会社化も寄与し、絶好調という感じです。

大きく増配も実施し(増配自体は12期連続)、株主総会が荒れる理由はどこにもありません。

片道1時間かけて、品川まで出向いて、「シャンシャン総会」で30分程度で終わったら、味気ないなあ、という思いがありました。

一方、ライバルNTTがフレッツ光を卸販売する、と発表し、事実上NTTドコモ(ドコモショップ)でフレッツ光を販売する意向を表明し、スマートバリュー戦略が快晴から晴れのち曇り?あるいは、にわか雨?大雨洪水注意報?といった不透明感もあります。個人的にはこの辺に対する経営陣の考え方に興味がありました。

また、イオンスマホやEモバイルの格安・割安スマホプランなど、過剰機能のスマホから、「身の丈プラン」のようなものが出ないのかなあ、という期待も個人的にはありました。

 

さて、総会そのものは2時間ぐらいを要し、各議案は可決されました(利益処分と役員・監査役の選任程度ですが)。

30分程度で会社側の業績報告は終わって、質疑応答になった。数名の個人株主の方が質問されていました。

中には質問というより、お願いのようなものもあって、ちょっとほほえましかったのですが(自分の住んでいる地域のケーブルテレビ局は料金が高いので、J-COMで買収してほしいとか、ソフトバンクと比較してお土産がないとか出席者が少ないとか)、好調な業績と好調な増配志向のおかげで、悪意的な質問はありませんでした。

それが原因か否かわかりませんが、議長である社長さんの議事進行もなかなかの手腕に見えました。

さすが京セラとトヨタの血が入っている会社だけあって、しっかり運営されている、という印象でした。個人的には、コアビジネスでしかM&Aをやっていかない手堅い手腕を気に入っております(稲森イズムが浸透しているんでしょうかね?コストにもうるさそうですし)。

白い通信会社は、大博打のような強振がウリで、かっこいいけど株主として見た場合はドキドキハラハラです。

赤い通信社は、未だに規模は小さいとはいえ、野菜通販会社やTVショッピング会社の買収など???のつくようなM&Aでお茶を濁しており(しかし、最近5000億円で自社株買いをして、「お遊び」に使うお金と決別したんじゃないのか?)、大丈夫かなという心配がありました。

 

さて、気になっていた、NTTの卸販売に関しては、総務省に一社独占の弊害の懸念を表明しているとのことです(元々70%のシェアを持つNTTが卸販売で事実上同じ競争上の土俵に上がれば、シェアが増加して、公正な競争にならないといった趣旨だそうです)。

こういった表明がどこまで効くのかわかりませんが、総務省がNTTに注文を付けて、できるだけNTTの参入時期を遅らせるような効果はある程度あるのかもしれません。

(しかし、ドコモの総会で、卸販売の参入を今度はドコモ側からも表明していました)

 

さらに、スマートフォンの「身の丈プラン」(例:高齢者向け簡単スマホや機能制限による低料金化プラン)については、「検討している」らしいです。

私はスマートフォンに乗り換えて、まだ1年も経っていないので、今Eモバイルに乗り換えると、スイッチングコストが膨大で、思案していましたが、待ってみます。

 

NTTKDDIの両社の株主である私個人の意見としては、両社でつぶし合いをせずに、赤字会社の業績立て直しとさらなるM&A(私はTモバイル買収は政府当局に否定されると思う)のため、アメリカ出張に忙しい白い会社の牙城を崩すことに注力していただきたいものです。日本でもロボットごっこに忙しそうで隙があるんじゃないか。

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2014年6月7日土曜日

ケン・フィッシャー「MARKET’S NEVR FORGET, But people do」 を読んで




ケン・フィッシャーという人は、こんな人です。前記事を読んでください。↓


この本(Market Never Forget…)は1年半ほど前に買って、「積読」状態だった本を引っ張り出して読んだ本です。
「たった3つの疑問」を読んで、もう一冊ほど読みたいと思って買いました。
New York Timesのオンラインショップでベストセラーになった、と評判も高かった。しかし、日本語訳は発売されていないと思う。

結論から言えば、「たった3つの疑問」の続編のような本です。前書では、2006年までのデータで書かれていましたが、本著はリーマンショック以降(2010年程度まで)のデータが加味されています。それでも彼の主張は一貫しています。

この本、言いたいことは、

将来何が起きるかは、過去から予言できるものではない。しかし、(株式相場では)過去に起きた事実は、大変参考になる。過去の出来事は今起きている、政治・経済事象に照らし合わせ、そのうえで意思決定すると、よりよい投資の意思決定ができる確率が高まる。

それがわかれば、投資の世界で優位に立てるはずだ。投資とは可能性に賭けるゲームではなく、確率に賭けるゲームなのだ。過去の相場を知ることは、確率を高めることができる
といった感じでしょうか?

出版時期が2011年なので、景気回復局面で、弱気専門家がよく予想するようなことも、過去の歴史に照らし合わせると、そのような予想はほとんど起こっていない。これをデータや当時の新聞や雑誌の記事などから列挙して、証明しています。

但し、彼も自分が100%正しいとは限らないが、投資とは6割程度正しければよい成績を残せるはずと言っています。この本に書いてあることは、過去の事実から考えると7割程度は、当たる確率があるような事象です。


さて、具体的にどんなことが書かれているかと言えば(あくまで私の解釈です)、
  • New Normalは新しくなく、Old Normalだ(不況の後で、同じことが毎回言われている)
  • 「平均」に惑わされるな(あくまで平均で、相場は単年度では激しく変動)
  • 株式相場とは(昔から)ボラタイルなものなのだ(しかし、長期的なリターンは最も高い)
  • 長期にわたる弱気相場なんてない(ベアマーケットラリーなんて存在しない)
  • 負債と赤字の思考(政府債務は経済によい)
  • ずっとアウトパフォームするセクターやカテゴリーはない(分散が大事)
  • 政治と株式相場(大統領選挙と株式相場)
  • 昔から経済はグローバルだったんだ(世界大恐慌時代もグローバルな株式相場だった)
こんな感じでしょうか。全部は書ききれませんが、内容は以下、こんな感じです。


New Normalという概念を覚えていらっしゃるでしょうか? ひどい不景気に見舞われたアメリカは今後、これまでのような力強い経済成長は望むべくもなく、低成長でしか成長しないんだ(なぜなら人口動態が云々・・・他)。 と言ったことが、2009年から2010年にかけて言われていましたね。

さて、今そんなこと言っている人はいるでしょうか?

実は、New Normalという概念、1939年の大恐慌後、1959年、1978年、1987年(ブラックマンデーのあと)、2003年と度重なって、アメリカでは言われていたようです。したがって、この本では、皮肉って、Plain-Old Normalと言っています。株価がどのように推移したのか、皆さんお分かりですね。

また、最近はコンピュータの自動取引やデリバティブ、信用取引が盛んで、相場のボラティリティが高くなった、とよく言われます。

しかし、株式相場とは、インターネットやコンピュータが発達する前から、相場変動が激しいボラタイルなもので、今に始まったわけではないということもデータでしっかり分析されています。特に1929年~1945年の方が今よりボラタイルだったようです。

また、2009年、2010年などは、株式相場が上昇しても、「これは弱気相場の中のベアマーケットラリーにすぎない」と言ったことがまことしやかに言われました(2番底が来るぞ、とか)。
しかし、誰が言っているのかに耳を傾けると、債券相場で頑張っている人(例:ビル・グロス)が言ったり、万年弱気派の学者だったり(例:京都の髪を紫に染めた派手な女性学者とかルービニ教授とか)、日銀や財務省出身者で、インフレになったり過去の経済政策が否定されると困る人たち・御用学者・・・等。

しかし、弱気相場はせいぜい2年程度しか続かないのに対し、強気相場は5年以上続くため、それを念頭に入れれば、「調整局面」(株価が急激に10%程度下落して、すぐに再上昇するパターン)はあっても、景気が2番底になったことは第二次大戦後、1回しかなく、株価は一旦反転したら、強気相場に賭ける方が勝率は高い。

1991年にも「2番底」が来るぞ、と言われたようですが、それから5年後、世紀の強気相場(バブルでしたが)がスタートしたことは記憶に新しい。
政治と株式相場では、大統領選挙や大統領就任後の株式リターンのパターン(就任3年目は株価が上がりやすいとか)よく言われるやつですね)と、


共和党候補と民主党候補のどちらが選挙戦を制したか、と株式相場のパターンなどが書かれています(面白いことに、共和党候補が勝つと、その年の相場は良いが、翌年よくない。一方、民主党候補が勝つと、選挙の年はあまりよくないが、翌年は非常に良いリターンの年が多い。したがって、共和党候補が勝ったからと言って、経済フレンドリーな人と決めつけずに、次の年は慎重になった方がいい、とかそんな内容)。

など等です。

この本の効果は?

知っていると、目の前のうるさい「プロの声」を自分の頭の中でうまく処理できるようになるでしょう。そして、機関投資家が買いに入りにくい弱気局面で、より自信を持って、投資に臨めるようになる可能性が高くなります。

 上記のような事象は、過去の米国相場で何回も繰り返し発生しています(それをデータで証明しています)。しかし、人間はその局面になると、過去にあった出来事を思い出せず、同じ過ちを繰り返しているのです。このことをケンは、「Market Never Forget, but people do」と言っているのです。

人間はどうしても足元の出来事の延長線上に未来を見てしまうものなのです(無理もないが)。

この本でも、ケンは盛んにジョン・テンプルトン卿の話を取り上げています。今回は、「The four most expensive words in English language are, “This time is different” とテンプルトン卿は言ったそうです。

しかし、It's never different this time.とケンは言っています。

This time is differentは強気相場のてっぺんでもしばし聞かれます。インターネットバブル崩壊前によく言われましたね。



ケンの英語は、口語的な表現が多いせいか、なかなか難解でした(いつも分かりづらいですけど)。私は本の要旨部分程度しか理解できていないと思いますので、細かく突っ込まれると、わからない部分もあるかと思います。ご容赦を。しかし、皮肉いっぱいの彼の表現は好きです。

彼は、相場で過去に起こったことを基に、「こうなるだろう」 と盛んに、本でもインタビューでも、雑誌記事でも言いますが、彼に言わせると。「みんな信じないんだ」という事になっています。

効率的市場仮説によると、だれもが勝てる投資法やストーリーがあれば、瞬時に市場に織り込まれてしまうので、結局そのような投資法やストーリーは存在しない、という事になっていますが、ケンに言わせると、あっても市場が信用しない(自信過剰もあって、自分の考えに固執する)ようです。
ちなみに、彼はここ20年近く、対市場平均では3年程度しか負けていなかったと思います



私はマクロ相場の羅針盤として、彼についていきたいと思います。


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