2014年12月17日水曜日

原油相場について雑感

もう耳にタコができるぐらい、原油価格の急落が報じられています。
私も70ドル程度で終わりだろう、と思っていましたが、まだまだ下がっているという感じです。

OPECの人も、ちょっと気を利かせればいいのに(例:「減産しようかな」とかつぶやくだけでよい)、頑なな態度を貫いているようです。催促相場の様相ですね。

原油価格が下落すると?
原油相場が下落すると、結局は石油製品の需要が高まります(例:アメリカではSUV車の販売が伸びているらしい。もっとも10年前のSUVより燃費効率はアップしているようだが)。

また、久しく議論されていた、代替エネルギー、再生エネルギーと言われているもの(例:風力、バイオマス、サトウキビを燃やすやつなど、あるいは太陽光。米国では発電会社と供給会社が別だったりする)の相対的な発電コストが高まって、結局は石油・天然ガスあるいは石炭に逆戻りということも考えられます(CO2排出量の問題があるが、石炭火力も性能が向上している)。

新エネルギーは原油相場が堅調でなければ、ワークしません。
 
そして、面白い話ですが、埋蔵量が減るかもしれません。一般的に埋蔵量というのは、生産会社にとって経済的に採掘できる石油の量という意味合いで定義されていますので、石油価格が下がると、埋蔵量が減ってしまう可能性があります。

これは、原油価格が上昇しているときには、「埋蔵量成長率」といって、埋蔵量が増加していたことの裏返しです。

たとえば、原油価格が上昇すれば、在来型の油田では、地下奥底にある油層で、従来だと採掘するのにコスト割れで、放置されていた油が、油価の上昇で、採掘しても採算に乗る、ということが言われています。これが埋蔵量成長率と言われるものの一種です。

それが証拠に、1970年代に「あと石油は30年で枯渇する」と言われていたのですが、2005年ごろには「あと40年で石油は枯渇する」という風になっていましたね。

更に、原油価格が下落すれば、当然石油会社は生産を止めたり、新規油田開発をストップしたりします。将来の埋蔵量候補が減っていきます(注:彼らはそこに石油があると知っていながら、掘らないということも考えられる)。

そして、現在の油田の埋蔵量はやはり日々の採掘業務の中で減っていきます。これは当然です。これが年率3%~4%と言われています。

結局どこかで需給が安定して、価格が安定していくと思います。ドル高の影響もあるので、それが何ドルになるのかの予想が難しいですが。

天然ガスは?
天然ガスについて言えば、北米では相場が4ドル前後で比較的安定しています。将来的にLNGの輸出(2017年ごろだったと思うが)の時の価格はわかりませんが、その時に米国LNG>原油相場連動LNGだと具合が悪いですね(とは言っても、かなりの量は引き取り義務があると思いますけど)。

投資は?
Kinder Morgan(KMI)はこの前、2015年に限って言えば、WTI70ドルでも配当は$2.00をキープできるといっているそうです。一応、売上高の6割近くが天然ガスからの収入です。

Enbridge(ENB) はこの前、配当を33%も一気に引き上げました。Enbridgeの運ぶ原油(オイルサンド由来のビチュメン)は重油質なので、軽油質のシェールオイルとは直接競合しません(そのくせ、オバマ政権はトランスカナダのパイプラインにしつこく反対している。先の中間選挙で共和党有利となって、この辺が変わる可能性が示唆されている)。

2015年はとりあえず安心してよいような気が、現時点ではしています。
原油価格は、5月以降はまた反転して、落ち着くところに落ち着きそうな気がします。7080ドルぐらいかなあ。Chevronの業績が心配ですねえ(増配率が落ちるという意味です)。

中東諸国は?
サウジアラビアも国家予算が1バレル90ドルの前提で組まれているそうで、あまりに原油安だと「財政赤字」に転落してしまい、それが長期化するとヤバいという事情があるようです。

しかし、価格を維持するために減産に踏み切った場合、従業員のリストラ等が必要になって、国内景気に悪影響を及ぼします。そういった失業者ややり場のない怒りをもった若者が、アルカイーダのような原理組織に「転職」してしまうと、非常に厄介なので、減産も嫌なのでしょう(NY爆破テロの実行犯の大半がサウジアラビア人だった)。

クレバーな中国?
そういった中東産油国の弱みに中国辺りが付け込んで漁夫の利を得そうな、そんな感じもしますね。歴史的に策士を山ほど輩出してきた国なので、そういった先入観があります。
対ロシア関係でも、さらに優位な立場になるかもしれません。日本と同じように天然エネルギーを輸入に大きく依存せざるを得ない国なのに。。。


日本は、リスク分散の観点もあるので、経済的に採算に乗るのなら、将来アメリカからシェールオイルを買ったらよいと思います(アメリカもどうせ輸出するだろう)。

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2014年12月14日日曜日

マクドナルド(MCD)の既存店売上高が伸び悩む、その理由を体感しました


長ったらしいタイトルになりました。

11月下旬のある日、有明のビルのフードコートでランチを取りました。

モスバーガー、すき家、丸亀製麺他サラリーマンが気軽に買える店が並んでいました。隣のビルにはマクドナルドやサイゼリアがありました。

しかし、その日私が選んだランチは、モスバーガーの向かいにあったサブウエイでした。
(一番混んでいたのは丸亀製麺だった)

サブウエイは世界ナンバーワンの店舗を持つファストフード(英語ではQuick Service Restaurant と言っていたような気がするが)チェーンです。日本ではサントリーがFCとして展開しています。

サブウエイの良いところは、アメリカのデリカテッセン(惣菜屋がサンドイッチを作っている感じ)がチェーン化した感じで、自分で自分の好きなサンドイッチが作れる点、生野菜が多く比較的健康的である点、目の前で作ってくれる点、価格もリーズナブルな点だと思います。

但し、マクドナルドやモスバーガーより待ち時間が多いと思います。

自分でマクドナルドの株を持っていながら、マクドナルドを選ばずにサブウエイを選んだあたり、理由を考えると、サブウエイの低カロリー、健康的、比較的オリジナルサンドイッチが食べられる、価格も同等

という点を頭の中で何となく評価していたように思います。

ちなみにサブウエイで食べよう、と意思決定した瞬間は、一人の腹減った男としての思考回路で考えていて、決して投資観点な発想の入り込む余地はありませんでした。

この4つの特徴は、先の第3四半期決算カンファレンスの時に、MCDCEO、ドン・トンプソンがまさに今の顧客が望んでいる点で、MCDも変わっていかなければならない、と反省していた点でした。

以下は、マクドナルド社の2014年第3Qの決算時のテレフォンカンファレンスのトランスクリプトSeeking Alphaより)からの抜粋したものです。


We have listened to our customers and we’ve listened to our customers around the world and better understand what their future experience should look like. Customers want to personalize their meals with locally relevant ingredients. They also want to enjoy eating in a contemporary inviting atmosphere. And they want choices; choices in how they order, choices in what they order and how they’re served.

These things make up the McDonald’s experience of the future, and we‘re building the future today. Our efforts to create this experience in our restaurants build upon the investments that we’ve already made including the Made for You operating platform, modernized decors and leading edge point of sale and mobile technologies, all brought together in a visible, tangible way to enhance convenience for our customers.

簡単に訳しますと(かなり意訳が混じっているので、原文のほうがいいかもしれませんね)

MCDでは今後の顧客の期待について世界中の顧客から耳を傾け、より良い理解を得た。
顧客は地域に関連した食材を用いて自分に合った食事を楽しみたいと考えている。また、現代的な雰囲気での食事を楽しみたいとも思っている。さらに、注文やサービスを選択したいと考えているようだ。

これらの発見事項はマクドナルドの将来に役立つし、我々は今日、将来を作っていかなければならない。すでに構築中のMade for Youの業務プラットフォームを含めて、今後も投資していかなければならず、レストランの外装や店内設備も顧客の利便性に合わせて近代化しなければならない。

以上、簡単な訳

(ちなみにこの後、MCDCEO Don Thompsonは、対策として、ドライブスルーの際、会計をアップルペイで清算できるようにするとか、すでに実施していますが、Free-Wifiの導入、あるいは豪州やフランスでは、おそらくMade for Youのことでしょうか、選択肢をたくさん持たせたメニューの展開を図っているなどと言っていました。

日本の業績悪化は、とりあえず中国騒動の巻き添えを食ったという点でアナリストは解釈しているようですが、大きくはCEOが言った点が欠落しているからだろうと思います。今後は世界統一的な管理から、地域密着型のメニューなどに変わるんでしょうかねえ?日本でもカニクリームコロッケとかとんかつなどのバーガーが出ていますね)

サブウエイでは、サンドイッチのパンが選択できる(焼くか焼かないかも選択できる)、基本的なサンドイッチの種類が豊富(15種類ぐらいあったと思う)、目の前でサンドイッチを作ってくれる、野菜が新鮮(のように見える)、ドレッシングも選択できる、ポテトの味も選択できる、当然飲み物も選べる。

一方のMCDジャンクフードの帝王のように刷り込まれているので、不健康の先入観がある。実際は脂っこいメニューが多い点やソースのまったり感などが強調されている可能性がある。しかし、印象とは恐ろしい。


上の写真は当日の「日替わり」でしたが、サンドイッチ、ポテト、コーヒーで620円(税込)でした。
カロリーはサンドイッチ269キロカロリー+オーブンポテトS 159キロカロリー=428キロカロリー(コーヒーはブラックなので)でした。

仮にマクドナルドで、エビフィレオサンドセットを頼むと842キロカロリーになるそうです。フライドポテトM454キロカロリーと高い!

サブウエイとマックでは、摂取カロリーがほぼ倍近く違うことがわかりました。

最近はすっかりカロリー摂取を意識するようになったので、この差は大きいなあと思っています。


さて投資に関して、
残念ながら、サブウエイは非上場企業なので、投資できません。

しかし、マクドナルドはCEOの口から、素直に顧客の声に耳を傾けて、その対策を練っていく必要性を認めている点(日本のリーマン社長にはなかなかできないはず)で、自分たちの弱点をしっかり理解している点は評価すべきかなと思いました。

まあ、この戦略が功を奏するのに時間がかかることは、CEOも認めているので、株主の私としてもちょっと辛抱して待ってみるとするか、と考えた次第です。

市場では、全然成長させることができない、現CEOの力量を疑う声も多いですが(連敗中のサッカーチームの監督がすぐに解任の噂を書き立てられるのに似ている)、こうやって決算カンファレンスを読んでいると、よく理解している人と思うのです。

(しかし、CEOは億円単位の報酬をもらっていて、全米の最低賃金でクルーをこき使っているとか悪口も書かれたりしていますね)

日本でも、Made for Youのようなものができるのでしょうかね。ちょと楽しみでもありますが。
できればフライドポテトをサブウエイのようにオーブンポテトにしてもらうといいのですが。

サンドイッチを食べながら、そんなことを考えたランチタイムでした。
(あっ、「選択できるのがいい」、って言ったくせに、「日替わり」をオーダーしていたな。。。)


IBMやマクドナルドに最近ではシェブロンも、再成長路線に戻るには時間がかかるなあ~。長期投資も辛抱ですね。

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2014年12月11日木曜日

投資する際何を重視するか? ROEを考える

JPX日経400ROE重視の銘柄選定とする、ということで、日本でも本格的にROE向上の兆しが見えているような印象を受けます。

私の投資先銘柄で、従来だともっともROE議論に遠かったと想定されるNTTROEの向上を意識しているようです。

確かに、私が非常に参考にした書籍「千年投資の公理」(パンローリング)
(本についてはこちらの記事をご参照)
においても、ROE15%超(できれば20%超)を10年間の間で安定的に出している企業はEconomic Moatがある、とみなせそうだ、という判断基準になっているので、アメリカ企業の銘柄選定の際にも重要視される指標です。

したがって、従来からもROEは投資指標として重要性は高かったと思います。しかし、私は投資銘柄選択にそれほどROEを重視してきませんでした(だからNTTなんて買っちゃうんですね)。

フィリップモリスの株を買ったときにROEなんて見ていませんでした(今は会計上の株主資本の部がマイナスなので、ROEは異常値になっている)。

私は財務分析が苦手ではありません。むしろ平均的な投資家より得意だと自負しています。それは私のサラリーマンキャリアがそうだったからです。

しかし、投資判断には、むしろ企業の成長ストーリー(経営ストーリー)が自分の投資基準に合っていそうか、それを第一に考えています。

ストーリーがイケそうだったら、事業環境をさらに調べて、最後に財務を確認する、という感じです。投資してから財務を見ていることもありますね(失笑)。その時にROEに気が付いたりする。

なぜなら、持続的な増配(当面5年から10年程度に多少の配当据え置きは許容するが、年平均5%~10%の増配が期待できそうな銘柄)ができるか否か、という一点で投資判断しているからです。
ROEはその時、あまり見ていません。

ただし、しっかり配当(増配)する企業は、基本的に①利益が成長している、②株数が増えない、むしろ減っている(増資なんてもってのほか、自社株買いを積極的に)、③(当然)しっかり配当する、などの特性があると思いますので、株主資本がそんなに増えません。一方で利益は堅実である。したがって、ROEはよい数値になる傾向があると思われます。

フィリップモリスやIBMROEなんて異常値のような数値ですし、比較的新興企業のBlack RockMasterCardROEはさっき初めて調べたぐらいです。あんまり気にしていません。

各社のROE
フィリップモリス 会計的に株主資本がマイナスなので算出不能
IBM        93%(半導体工場の売却で特損が出たことも影響)
Black Rock   12.3
MasterCard   48.4
Black Rock15%切っていますが、Economic MoatWide指定されていますね)

もちろん、キャピタルゲイン中心の投資の場合は大いに参考になる指標なので、分析はやったほうがいいと思います。しかし、あまり投資尺度をあっちこっち広げずに、自分が何を大事にしているのかをはっきりさせたうえで、分析に臨まれることをお勧めします。

戦略をしっかり定め、規律を守って、視点をシンプルに持って、メリハリのある投資判断がいいような気がします。

ROEを見る際に留意する点は、投資対象企業の長期的なROEの推移を見たほうがいいような気がしますねえ。今は景気がいいですからROEも高めに出やすい。

特に、リーマンショック時に大きな赤字を出したがゆえに、株主資本が「スリム」になった企業のROEなんていうのも気を付けたほうがいいかもしれない。配当や自社株買いで株主還元に熱心な企業の株主資本とは全く性格が違いますので


持続的な利益成長ができそうな企業のROEに注目することでしょうかね(その「持続的利益成長ができそうか否か」を見極めるのが難しいんですけど)。

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2014年12月6日土曜日

「サラリーマンがゼロから純資産5億円を築いた私の投資法」ふりーパパ著 を読んで




著者のふりーパパ氏は、実際にお会いしたことはありませんが、ちょっと憧れる存在の方で、エンジュクという投資日記サイトで連載されているブログはここ数年毎日欠かさず読んでいます。


その方が本を出版する、というので楽天で予約して、先日到着して早速読破しました。

ふりーパパ氏(当然ペンネーム)は、大学卒業後リース会社(東京リース?)に就職され、そこで金融の実務に携わり、その後、会社の元先輩から外資系証券会社(たぶんクレディ・スイスじゃないか)にヘッドハントされ、脱サラ後、今は悠々自適の投資ライフを送っていらっしゃいます。確か2014年からはニュージーランドに移住されている、という方です。

年齢はおそらく50代半ばだと思いますが、サラリーマンに疲れた人なら、うらやましく思う経歴ですね。

株式、不動産、FXを重ねて投資歴合計30年で5億円という事のようですが、初めの数年間はやはり浮き沈みがあったようです。

この本は、そんなふりーパパ氏(You Tubeからは実物が拝見できます)がこれまでどのような投資を行ってきたかが書かれています。

この本を読むと、彼が大学を卒業した1984年から今まで、政治経済的に何が起こったのか、その結果景気がどのように変動したのか、そういった中、どのように仕事や投資に向き合っていったのか、などが書かれています。

これからバブルが始まる、バブルの絶頂、湾岸戦争前後、バブル崩壊後(住専問題、地下鉄サリン事件)、日本の金融恐慌、小泉政権時代の好景気、リーマンショック、東日本大震災などなどといった時事的な出来事が出てきます。バブル前後は実に詳しく記載されているので、ちょっと懐かしかったですね。

彼の株式投資手法は、1990年過ぎから、ウイリアム・オニール氏の成長株投資にテクニカル分析を加えた「テクノファンダメンタル投資法」(とふりーパパ氏が名づけている)がメインです。
経営上のエポックメイキングな出来事により、新高値を取った株式を追いかけて、半年から1年で2から5倍の株式リターンを狙うようなイメージです。

彼が成功した株に

シマノ(1992年ごろ)、ニチハ(93年)、ユニ・チャーム(93年?)、メイテック、ローム、村田製作所(94年)、フルサト工業(96年)、カッパ・クリエイト(98年)、AOL99年)、NOVA03年)、レインズ(焼肉の牛角ですね)、シノケン(03年)、サイボウズ(05年)、EMシステムズ(06年)、ワッツ(06年)、鬼怒川ゴム工業(10年)、スカイマーク(10年)、JIN11年)

等が上がっています。

よく見れば、今保有していても十分イケそうな銘柄(例、シマノ、ユニ・チャーム、村田製作所)も入っていて、興味深いです。

彼は、自分の型にはまった株を買って、利が十分乗ったら売り切るパターンですので、景気がピークになったり、株価が高値圏にあるときには、株に手を出さないようです。

これがまさにリスク管理と思いました。

そして相場が暴落すると、手に持っているキャッシュで、不動産を買い漁る(当然不動産市況も底値になっている)、給与収入の余剰や不動産の家賃収入でまた株式投資を再開する、というのがパターンの様です。

私のようなBuy & Holdタイプの投資家は、株価が下がれば、ミスターマーケットと心中しかないな、と半ば覚悟しているのですが、ふりーパパ氏の様に、市場にいるときといないときがはっきり分かれるように自分ができるかは非常に疑問です。

但し、新高値を追いかける成長株投資法というのは再現性が高いようで、彼がエンジュクで主催する投資塾の受講生の反響はものすごくいいようです。今ではエンジュクの看板講座のようになっていることから、株の初心者でも結果が出しやすいのかもしれません。この投資塾から億り人が出たそうです。

ふりーパパ氏は自らの投資歴をこの本で、サラッと書かれていますが、カードローンで数百万円引き出して、信用で株を買ったなど、かなりギャンブラーな側面も持ち合わせているようです。このような側面はブログでは全く想像つきません。

また、かなり投資の勉強に時間を費やしていたようにも思われます。
不動産投資に踏み切ったり、外資系証券に転職したり、ニュージーランドに移住をしたりと、結構行動力もおありです。


その辺のところを勘案して、自分の参考にすればいいと思います。成功した投資家の話って、やっぱり面白いですねえ。読む価値は十二分にあると思います。

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2014年12月4日木曜日

配当利回りについて考える

しばし、配当狙いの投資家は配当利回りが高いことに目が行きがちです。私も実際目が行きます。
また、新聞、雑誌の記事には、高配当利回り銘柄の特集が組まれたり、「高い配当利回りには落とし穴がある」といった記事も目にします(業績悪化懸念があり、減配の恐れを指している)


しかしながら、ここで私が実践するDividend Snowball Investingはそんな単純なものではありません(というか彼らが配当投資というものを理解できていないだけ)。
一番大事な目線は、対象企業の(できれば一株当たりの)キャッシュフローの持続的成長可能性を見ている、ということです。

一株当たりのキャッシュフロー(できればフリー・キャッシュフロー=営業CF-投資CF)が増えそうか否か、それに対して株価が安ければ配当利回りが高くなりますし、株価が高くなれば配当利回りが低くなります。
CFが増えそうか否か、をどうやって判断するのか、と言えば、業績予想をどう考えるか、に尽きます。
どうやって業績予想を考えるのか、と言えば、経営者の発言や事業計画の妥当性、取り巻く業界環境の調査などが必要になります。


 
したがって、配当利回りが高い銘柄はダメ、とひとくくりで考えるわけではなく、あくまで個別対応ということになります。なぜかって? 個別銘柄投資でしょ? そりゃ当然じゃないですか?

実は、配当株投資は、受験英語でいえば長文総合問題のようなものです。文法も和訳も英訳も内容一致選択も全部入ってくると思います。財務分析も業界分析も業績予想もみんな込みです(これがファンダメンタルですから考えてみれば当然ですかね)。
なおかつ、配当利回りに注目して、買っていくタイプって、基本的にバリュー投資家や逆張り投資家でしょ?企業分析は当然ですよね?

ただし、連続増配株に関して言うと、元々Economic Moatがある企業が多いので(できればMoatMorningStar流にいえば、Wideが好ましい)、業績、CFとも安定していますし、米国企業は株主第一がモットー(軽視するとCEOの首がすぐに飛ぶ)なので、総合問題と言ってもそんなに難しいことはないと思います。

とは言っても、マクドナルド、コカコーラ、P&Gなど鉄板連続増配銘柄と言えども、業績が踊り場になったりすると、あれこれ言われますので、気になってしまいますけどね。

Kinder Morgan Management LLCなんて配当利回り7.6%くらいで買ったけど、半年で年率30%超も上がって、KMIに吸収されましたので、「8%超えたら倒産だ~っ」て、一概に当たりませんから(KMR7%台でしたが)。

また、私が初めてAltria Groupを買ったときの配当利回りは9%台だったんですよ(20091月から2月のドン底の時でしたが)。

あくまで個別で考えましょう。当たるも八卦、当たらぬも八卦、ここがバリュー投資家(いや、ファンダメンタルズ重視の投資家)の腕の見せ所でしょう。

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2014年11月29日土曜日

11月の投資状況


今月も円安様様です。
115円を超えたら警戒区域、と思っていましたが、超えてしまいましたね。
為替レートは来年のアメリカの短期金利切り上げを織り込んでいると思いますが、国債の方はどういうわけか2.19%とまったく逆方向に振れているので、ちょっとよくわかりません。

市場参加者はみな、アメリカ金利が上がると考えているのでしょうが、日欧の国債よりも金利が高いので米国債を買っている、あるいは、原油相場の劇的な下げで、インフレ懸念がないから安心して国債を買っている、と説明されていますが、市場参加者の思惑がバラけているので、不気味です。

イールドカーブがフラット化しているのはあまり良い兆候とは言えませんね。
自分のポートフォリオは金利に弱い構成になっているので、2015年「も」ドルベースの株価パフォーマンスは望み薄かもしれません。

今月の売買

買い:Chevron(買い増し) まさか原油相場が70ドルを割るとは。しかし、当面悪材料が出尽くしたような気がします。アメリカの東部はまた寒いようなので、需要は出てきそうな気がします。安くなれば中国やインドと言った原油の純輸入国にも有利になるので、落ち着くところに落ち着くのかなと。


売り:Thomson Reuter(部分売り) Chevronと配当利回りが3.7%で並んだので、こっちの妙味が薄れたから。来年には全面売却を検討中。金融関連銘柄ということで保有していましたが、別途金融株を買い増し(Black RockMasterCard)できたので、再構築中。

今月の配当

ここまで為替依存型になるとは想定していませんでした(笑)。
もうすぐ2010年末時点の3倍に達する可能性が出てきました。しかし、1ドル118円はさすがに高すぎるので、揺り戻しがあるかもしれませんね。

増配はDow Chemicalです。+13.5%の増配です。

Dowには、日本でもソニーで有名になった、あのサード・ポイントのダニエル・ローブがモノ言っています。コモディティ化した石油化学部門を売却しろ、というものと、サード・ポイントが選出した2名を社外取締役に入れろ、というものです。

Dow社は、事業売却の規模を従来の計画から増加させ、そして、当該社外取締役2名を加えると約束しました(ただし、Dowから選んだ2名も追加で取締役に加える、つまり合計4名を社外取締役として加えるということで妥協した)。

さらに、今回の増配です。株主のプレッシャーを受けていますね。私も今年Dowが増配しなかった点はやや不満だったので、「いいぞ、ダニエル」って感じでした。
原油価格の急落で、来年の業績がちょっと不透明ですね。

既にクリスマスラリーは始まっているように思いますが、12月も強気でS&P500は締めくくりそうですね。買い出動しようか、しまいか。
欲しい銘柄はまあまあの価格、今欲しくない銘柄は結構安い、そんな感じですね。

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2014年11月26日水曜日

年末にかけての投資雑感


これから年末にかけて、いわゆるクリスマス・ラリーが始まるかもしれない(アメリカ市場です)。

日本、欧州、中国と立て続けに金融緩和シフトを行っている点と、アメリカのGDPは四半期ベースの年率換算の3%越えが板についてきた。

一方、欲しい銘柄の株価はFairly Valued という状況であり、手を出しづらい。

(もっともIBM辺りは、よさそうな材料もチラホラ出始めている)

更に、12月の下旬から1月にかけて、楽天証券では特定口座がアメリカ株にも開かれることになっている。

しかし、1月になると来年のNISA口座枠が使える(お金もちょっと貯まる)。

来年になると必ず利上げ論争がまた始まる。

中期的な配当と目先の株価とどちらを取るべきか、アホな考えかもしれないが、まあまあ悩んでいます。

年間受取配当額を税前で計算している一方、直近3か月でいくらキャッシュの配当を受け取ったのかも気にしている(それが次の投資資金に直結しますので)。

1月になったらソッコーで買いに走るというのがメインシナリオ、11月下旬から12月にかけてえいやっで、買ってしまうのがサブシナリオ。ただ年末は出費も多いので、メインシナリオかなあ。

と迷っていると株価がズンズン上がって、買いを見送った銘柄も今までいっぱいありました・・・。

たとえば、ヒューレット・パッカードは株価が2年ほど前に約12ドルだった時に買っとけばなあ(この時は、もっとも買いたくない銘柄だけど、ひょっとしてもっとも買っとくべき銘柄かも、という趣旨の記事を書いた記憶がある。今同社の株価は約37ドルと3倍に)。


見る目がないですねえ。自分がもっとも避けている銘柄が実は買いだったりするんですね。灯台下暗し、自分が弱気になっているときが最大の買い場、当時もそんなこと書いていたなあ。進歩もない。

ヒューレット・パッカードの株価チャート


よくありそうな話なんですけど、悔しいなあ。
IBMを追加で買ってみるかな。

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