2012年7月5日木曜日

消費税増税に思う 造反とは?


このままいけば、実現しそうな雰囲気になってしまいました。

官房機密費をたっぷり吸っているマスコミに流されてはいけませんぞ!
彼らは政府に買収されているのも同然なのですから。

政治家が能力なく、だらしない(能力のみならず、百万円単位の自分の資金の帳簿すらまともにつけられないくせに兆円単位の国家予算を語るなよ)、というのは小泉内閣退陣以降、嫌というほど見せつけられてきました。「超党派」で。

したがって、ムカつくけど、政治家に大きなことを期待しないほうがよいと思います。
そもそも、そんな連中を選んだ有権者が馬鹿だったのです。私を含めて。

しかし、馬鹿な有権者・国民との約束事を全く反故して、増税となれば、次回選挙の時に我々は判断基準がなくなってしまいます。マニュフェスト選挙だ、と言って、その通りにできないのは仕方ないとしても、180度方針が変わっているのなら、信を問えと言いたいです。

子供でも部下でも、お客さんでも、ぶっちゃけ、馬鹿だけど憎めない奴というのは誠実で正直な人だと思います。馬鹿でウソつきで憎まれてしまっては、終わっています

民主党政権が支持された理由は、行政の無駄を削って、財源をねん出し、福祉に回す。「コンクリートから人へ」というコンセプトと自民党打破だったと思っています。鳩山政権でも菅政権でも消費税増税は次の選挙をにらんだものでした。

しかし、前回の選挙で民主党の支持に回った有権者が忌み嫌う自民党案を丸のみし、行政の無駄は削れずじまい、にもかかわらずばらまきで財政バランスを崩してしまって、そのつけを消費税増税に、という感じになっています。単に戦略もなく、取り繕っているだけなのです

官僚の既得権益打破、については、官僚の焼け太りを黙認しています。

個人的に消費税増税は、「反対しない」(賛成する奴はいないだろう)。ただし、社会福祉の受益者負担増加(診療・治療費の引き上げとか)と少子化対策(子ども園の先延ばし)などを事実上葬ってしまい、増税だけで「税と社会保障の一体改革」が「税の改革」だけになってしまいました。
(国民ナントカ会議で議論する、とか言っていますが、その時民主党は与党じゃないよ)。

官僚の書いているシナリオは、すべてが悪いわけではなく、彼らは皆が平等に負担する案を提案し、政治家が選挙上都合の悪い部分を削っている、というのが実態だと推定しています。

解散総選挙で、増税を旗に戦えばいいじゃないか。出来ないのは野田さんに政治力、魅力、知力、能力がないだけ。
頭ないのなら、正義だけでも通してほしかったなあ。

野田さんは、原発事故後のエネルギー政策、TPP・景気対策、尖閣問題等近隣外交、社会保障の一体改革など何もやっていません。ただひたすら消費税増税を念仏のように唱えているだけです。
今までの政治家と比較して、ただ愚直にまじめにやっているように見えるだけです。官房機密費漬けにしたマスコミを活用して。

今の姿はともかく、小沢・鳩山両氏のおかげで政権に就いたのに、(民主党員から見れば)最大功労者を「造反」呼ばわりして、「処分」すると言っています。 小沢さんは野田さんに「造反」したのかもしれませんが、野田さんは国民に「造反」したという認識が必要だと思います。
国民が民主党を 「処分」 する日は間違いなく近いと思う。

小泉政権の時に、道路族議員や郵政族議員を「抵抗勢力」に祭り上げて、成功したのと同じ手を使っていますが、小泉政権は直接国民の支持を得たのであって、野田政権はそうではありません。そこが根本的に違うシチュエーションだと思います。

民主党議員のうち、「造反」しても、服従しても、同じような結末が待っている人が多くなりそうですね。だったら自分の信念で動いてほしかった。散り際を誤ると、悔いが残るだろう。ポリシーがない人にPoliticsはできませんね。橋下大阪市長が言っていますが、意見を言わない国民の意見をくみ取る能力が必要です。

増税は最終的に必要だとは思いますが、信義を貫いてほしかったですね。必ず選挙でしっぺ返しがあると確信しています。結果ではなくプロセスの問題。

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1 件のコメント:

  1. 1)光文社新書「検証・財務省の近現代史」by 倉山満(2012年3月20日初版発行)本体¥820+税を一読することを、お奨めします。
    2)日経などは、バイアスの塊ゆえ。

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