(アメリカの)景気が安定軌道になってきて、投資家が株式市場に強気になって来れば、なかなか(都合の良い)投資機会も訪れません。
7月は積極的に買いましたが、8月は多分何もしないで終わるでしょう。
しかし、Kinder MorganのConsolidationやAltria Group(MO)の増配など、寝ていてもよいニュースもありましたので、投資し損ないましたが、それだけで終わりそうです。
特に、MOについては、投資簿価(ドルベース)に対する配当利回り(Yield On cost)はついに10.5%と10%台に入り、文字通り配当マシーンとなっています(円ベースだと、交換レートが90円台前半ぐらいになるので、もっと上がる)。
今年に入っても株価の上昇率は市場平均(S&P500)と比較すると、ディフェンシブ銘柄が多いので、パッとしない面が否めませんが、マイペースで投資機会を探っていきたいと思います。
機をうかがっている銘柄は
Black Rock (資産運用
i Shearsの運営会社ですね)
Master Card(クレジットカード)
Diageo (ギネスビール、ジョニー・ウォーカー等の英国の酒類製造業)
Franklin Recourses (資産運用、ジョン・テンプルトンが自分の会社を売った先)
Nike (スポーツ・ウェア ずっと買いたいと思っているが、結局買っていない)
HSBC Holdings (要するに香港上海銀行)
Toronto Dominion Bank(カナダ第二の銀行、カナダと米国東南部のリテール中心)
等です。
自分のPFにはハードアセットで稼ぐ会社(パイプラインや通信会社)が多いので、仕組みやノウハウ、ブランドで稼ぐ会社および金融関係の比率を上げようと考えています。
金融関係(特に銀行)は長い間HSBC一本で来ていましたので、そろそろ比率を上げようかと。HSBCやTDは配当を非常に重視していると思いますので、よいかなと。
また、カナダ経済はアメリカと数珠つなぎの様で、アメリカのような住宅バブル崩壊になっていないし(高止まりしていますが)、まだまだ移民が入ってきますので、慢性的な住宅不足になっているようです(現地報道では、毎年のように住宅バブル崩壊論が語られていますけど)。
カナダは全般的にアメリカと比較すると、寒くて経済活動に適した土地が少ない(注:寒くても鉱物資源の埋蔵量は豊富ですが)・連邦政府の権限も弱くて政策が進みにくいなど物足りない面もありますが、アメリカの悪いところもそれほどなく(貧困差など)、総合的にはなかなかいいんじゃないか、と考えています。それでいてオーストラリアの様に中国経済と一蓮托生といったリスクも少ない。連続増配投資を考えると投資対象はアングロサクソン系の経営が無難という考えは私の中では動きませんねえ。
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