資産運用に目的を持つことは重要だと思います。何気なく運用しているとしたら、早急に目的を持ったほうがよいと思います。その方が運用を効率的・効果的に出来ると思われるからです。
なぜ運用するのか? 答えは各人様々だと思います。1億円を作って悠々自適(1億円で「悠々自適」と言い切れるかやや微妙だが、贅沢しなければやっていけそう)なライフを送るためでも何でもいいと思う。
ちなみに私は定年後のセカンド年金のイメージです。
目的が決まると、目標もおのずから決まってくるのではないでしょうか?
(いくらぐらい必要か、時間軸はどれぐらい必要かとか)
目標が決まると、どうやって達成するのかという戦略を構築する必要があるのではないでしょうか?
(自分の場合、長期保有で配当を積み上げていくのが目的に一番合致するし、性格や時間的制約にもマッチする。ちなみに戦略とは、読んで字のごとく戦いを略するということで、力を何かに集約させることで最大限の効果を引き出させるための方法。そのための選択と集中であると個人的には考えます)
戦略が決まると、具体的にどうやって攻めるのかという戦術・施策が決まります。
(長期でもブレない配当方針を実行できる企業に分散を考えて投資)
戦術・施策が決まると、具体的なアクションが決まります。
(安い時に、決めた株を買うだけ。もっとも売ることもありますけど)
後はやるのみです。
これを行うことで、ブレない軸が出来て、投資に一貫性が出来てきます。
更に重要なことは、「継続は力なり」(昔お世話になった「進研ゼミ」の合言葉)ということで、どっしり長期に構えて継続していくことだと思います。これは私も実践中。「出来るまでやる」ことは大事ですね。
ただし、ダメなまま継続してもダメなので、これまでの投資の問題点・改善点を検証する機会も定期的に設けた方がいいかもしれません。
しっかりした戦略を構築するためには、それなりのリテラシーが必要になります。そもそも株式投資でいくらぐらいリターンが見込めるのかとか、どのような投資手段があるのかとかなど「正しい知識」(これは容易ではない。いろんなことをいろんな人が発言したり、出版したりしている。誰の言っていることが妥当なのかを見極める目も必要)を持っておくことは重要だと思います。
つまり、
目的→目標→戦略→施策(アクションプラン)→実行→Check
何のことはない企業の経営計画策定の道筋と同じことを行えばいい。この一連の作業には自己分析が必要になります(自分は何のためにお金を増やすのか、何が向いているとか、何が出来そうだ、とか将来はどういった機会があってリスクがあるのかとか包括的に考える、自己SWOT分析など)。
企業も自社の分析を行うでしょ(自己分析の場合、分析結果が客観的か否かには議論がある)。
しっかりした経営目的、経営戦略、一貫性のある主張や株主還元のある企業を皆さんも支持しているでしょう? (そういった企業こそ、持続性ある成長をしているはず)投資家も企業経営者から、投資について学ぶことがあると思います。
経営計画というと難しいかもしれませんが、Plan → Do →(See) →Check と言えばすんなり来るでしょう。
私は何回と転職を繰り返しましたので、似たような分析作業を繰り返し行ったので言えるのかもしれません。自己分析と目的・目標がはっきりしないと、面接では耐えられませんから。
また、企業の経営計画の作成支援するときも、同じようなフレームワークで行っていました。
虎の子の資金を運用するので、うまくやったほうがいいでしょうし、ポートフォリオ運営も企業経営と同じような気がしますし、学べるところは学んだほうが、いいでしょう、という話でした。
応援よろしくお願いします。
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