途中までは順調に進んでいましたが、決算でいくつか直撃弾を喰らって、後半は伸び悩みました。特にキヤノンや花王辺りが厳しかった。米国株に関しては、あいかわらずの好調さで、特にフォードやダウケミカルと言ったシクリカル銘柄に買いが集まっていたようです。
総資産の推移は、ここにきて、金融銘柄への投資が不足していることが原因か?上昇に付いていけていません。円ベースに換算してもTOPIXに遅れを取り、ドルベースで米国株のPFはS&P500からかなりビハインドしています。その理由も単純で、上位のフィリップモリス(EU経済や円安が要因)やIBM(ハードウエアの不振と円安が要因)が軒並み不振に陥っているからです。
不況に強いはずのこれらの銘柄ですが、今は我慢でしょうか。中長期的には楽観しております。
これまでの経験だと株式投資は我慢が8割って感じかな。
あとはJ-REITが完全にピークアウトしていますね(これ以上はフリーレントが終わって、全体の坪当たり賃料の伸びがDPSに寄与しないと無理だと思う。つまり、かなり市場は現状を公正に評価しているんじゃないか?)。
ドルインデックスを見る限り、ドルは今年に入って82~83で推移していますが、今月はギリギリ82で踏みとどまっています。ドラギさんが利下げしないから?(予想通りEU圏の下げ止まりが始まりそうです)
一方、金利はヒタヒタと上昇中ですね。日本の長期金利はバズーカ―砲のおかげで安定しています。だれも騒がないですけど。
7月の売買関連
売り
アボットラボラトリーズ(ABT)。4年4カ月の保有。年初にABBVie(ABBV)という会社と真っ二つに分社をしました。ABBVは先発薬の開発・製造・販売に特化し、アボットはそれ以外の事業を引き受けました。
ABTの方は、循環器系の医療機器(ステントなど)、栄養補助食品、ブランドジェネリック薬、眼科機器などの事業から構成されます。どれも業界内では強い競争力を持っており、EPSも毎期2ケタ成長を目指す、ということです。
しかし、配当利回りが1.5%前後では、割に合わない。IBMですら2%弱の配当利回りです。EPSの成長率が8%ぐらいでも配当利回り3%程度ある銘柄の方が、当面5年から10年の配当金の受取額が多くなる、と考えています。また、M&Aが多く、一次費用という名の特別損益が実態の損益をわかりにくくしており、他の銘柄に切り替えを考えました。
候補としては、マクドナルド(MCD)、シェブロン(CVX)、シスコ(CSCO)の既存銘柄にモバイル用チップ開発業者であるクアルコム(QCOM)を新規で買おうか思案中(全部買うほどの余裕もありませんけど)。ハイテク株は全般的にStill割安圏内になると思います(シスコは普通まで上がっちゃったけど)。
QCOMを知らない日本人も実は少数派かもしれません。携帯の横にかならずQUALCOMMと記載がありますよね(auの場合)。確か14年連続増配中。モバイル版のインテルって感じですが、今後はサムソンやHTCを含めて競争していくことになりそうです(だから割安なんでしょうね)。
ヘルスケアがよいとハイテクがダメで、ハイテクがよいとヘルスケアがダメになるというジンクスがあるようです。今はその状況に似ている様な気がしています。IBMが安すぎる一方、JNJは暴騰しています。しかし、いつまでも割安でいる様なセクターでもありません。急ぐ必要性もない一方、仕込んでおいて損はない。秋にはAppleが新しい何かを発表するんでしょ?
上の図は、IXJ(ishares Global Healthcare ETF青)とIXN(ishares Global Technology ETF緑)およびS&P500(赤)の過去2年間の比較チャートになります。TecがS&P500をアウトパフォームすると、Healthcareがアンダーパフォームし、その逆は逆の結果を呼んでいます。
(これはケン・フィッシャーが著書で記しています。本では1999年から2000年にかけての事象でしたが今でも当てはまります)
買い
CVXを少し買い増し。2015年から西オーストラリアGorgonプロジェクトのLNGが日本(東京瓦斯、大阪瓦斯管内)に入ってきます。
7月の増配発表
Kinder Morgan Inc. 今年3度目の増配発表。多分今年はこれで最後だと思います。
8月は相場が夏休みなので、どうなんでしょうね? 閑散に売りなし?
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