2013年11月30日土曜日

11月の投資状況




TOPIX並みの資産の増加でした(TOPIX+6.4%、自分+6.7%)。

米国株は、あまり調子が良くない個別銘柄の直撃弾を何発か喰らっており、その影響が大きい。

フィリップモリスはEU、アジア新興国および日本の円安により業績が伸び悩んでいる。

IBMやシスコは新興国での受注が大きく落ち込んでおり、業績は今一つの状況です。

こういった銘柄に、著名ファンドマネージャーがカラ売りを仕掛けていたことが分かって、さらに軟調になっています(IBMに対して、ジョージ・ソロスの元右腕だったスタンレー・ドラッケンミラーのカラ売り発言など)。

自分のPFでは、軟調なアメリカ株ですが、円安の恩恵を受けて、円ベースの資産残高はそれなりに増えています。円高の時は米国株高で、円安の時は為替で資産残高は守られて、今のところはいい感じです。

アメリカはよく考えると、給与減税の期限切れなど実質増税だったにもかかわらず、経済は底堅く推移しているような印象を受けます。

EU圏内は、景気底入れしたような指数もチラホラ出始めました。

中国はどうなんでしょうね。BHPビリトンやRioティントは鉄鉱石の増産を発表していますので、最悪期を脱しているのでしょうか? また幽霊屋敷の様なコンドミニアムを作るのでしょうか?

日本は10月の消費者物価指数総合はアメリカの数値を上回っています(但し、現時点ではドングリの背比べの様な値ですけど)。 そういった要因も含めてか、円安が少し進みましたね。

アメリカがディスインフレで、日本が緩やかなインフレになれば、ドル高に傾きやすいという解釈です。

 
今月の売買

売り、買いとも無し。


配当金状況




今月の増配発表

NTT10円増配しましたね。160円→170円 +6.25% 期待通りですね。ドコモがもっと稼いでくれればなあ。


予想受取配当金増減率

先月比3.3%、前年末比33%の増加となりましたが、円安によるところが大きいです。

Yield on Cost6.94%と7%に達する勢いですが、追加の自己資金を投入するスピード以上に増配・DRIP・円安など配当の価値が増えていくからにほかなりません。

言い換えると、もっと自己資金を投じるべきなのでしょう。

時価ベースのYield3.42%です。日経平均の配当利回りは1.5%程度ですね。

12月は?

今年の11月は結局何の波乱や調整もなくジリジリと上昇しました。

毎年この時期になると、来年の経済成長率予測が出てきます。

過去数年間、アメリカの実質GDP成長率は、翌年は+3%に成長すると言われ続けていました。それにつられて株価も上昇傾向にあったのですが、今年はどうでしょうか?

オオカミ少年???
 

応援よろしくお願いします
 
↓  ↓  ↓
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村

2013年11月24日日曜日

日米インフレ率が逆転か!


21日に発表されたアメリカの10月の消費者物価指数。前月比でマイナスとなってしまった。

以下日経新聞電子版(1121日)から抜粋

*************************************************************************

10月の米消費者物価、前月比0.1%低下

 米労働省が20日発表した10月の消費者物価指数(198284年=100)は233.546となり、季節調整済みの前月比で0.1%低下した。市場予測の平均(前月比変化なし)を下回り、6カ月ぶりの低下となった。前年同月比では1.0%の上昇だった。

 ガソリン価格が前月比2.9%低下し、全体を引き下げた。エネルギー価格全体では同1.7%の低下。一方、食品は同0.1%の値上がりだった。食品とエネルギーを除くコア指数は前月比で0.1%上昇。前年同月比では1.7%の上昇だった。(米州総局)

抜粋終わり

これが直ちにアメリカでデフレか? というほどのインパクトはもたらさないものの、個人的にはFRBのテーパリングが始まるのではないか?という市場の予想を正当化できるとは思えません。

FRBのインフレターゲットは2.5%だったはずで、これで引締めに入るとは思えません。

一方、日本のインフレ率は(その中身には議論の余地があるものの)着実に上昇しており、「バズーカ―砲」の威力がボディーブローの様に効きはじめてまいりました。

下記は日米消費者物価指数の総合を比較したものです。総合なのでエネルギー等のボラティリティが混じっています。



アメリカはシェールガス、シェールオイルの量産が進んでおり、エネルギー価格は夏場以降、落ち着いています。
しかし、それ以外でも、依然、物価は停滞していると思われます。夏のドライブシーズンが終わり、中東論争も一段落した夏以降はそれが顕著です。

日本は原発停止に伴う天然ガスの輸入増加や円安でエネルギー価格は上昇しています。最近では電気代にも転嫁されました。政府と経団連が賃上げである程度コンセンサスができたことも後押ししているのでしょうか?

アメリカの場合、ガソリン代が家計に占める割合は高いため、エネルギー代が安くなれば、その分消費が進むとも言われているため、年末商戦には追い風となる可能性もあります。それが全体の物価指数を押し上げると期待される声もあります。

前月比は3月頃から、前年同月比は4月以降、日本のCPIの上昇が顕著になっています。そうです、「アベノミクス」/「バズーカ―砲」の発射と時期が重なっています。

今週25日に日本の消費者物価指数の10月版が発表されるようです。注目ですね。

前回の記事で見た通り、有効求人倍率も失業率もこの時期から改善しつつあります。

これに一番反応しているのが為替相場です。長期金利は日銀が「介入」しているので(為替相場を政府の金で売買すると「介入」と呼ばれるが、国債を日銀の金で売買しても「介入」呼ばわりされないのがよくわからない。金融政策と正当化されている)、低位安定推移しています。

今後のCPI、インフレ率と為替相場、株式相場はまだ変動の余地が残っているかもしれません。
日米インフレ率の逆転現象が定着化すると、それはすなわち・・・・・円安か?
(現時点では大げさな発想ですが、日本政府としてはあまり望んでいないシナリオではないか?物価、金利、為替の3つの日米の差が大きくならないことを望んでいるのではないか)

私の資産残高も、バズーカ砲期待の絶頂だった5月を超えて、過去最高を更新しています。一応、インフレ率以上の増加率ですけどね(笑)。

先進国は低インフレ、新興国は高インフレに悩む? そんな構図になってきました。なかなかバランスが取れませんねえ。



応援よろしくお願いします
 
↓  ↓  ↓
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村

2013年11月16日土曜日

マイ・アベノミクス 2013年

年末の買い物シーズンはこれからですが、ちょっと早い私の個人的な2013年を振り返ることとします。
マクロ的なアベノミクス効果があったのか? という点については、経済学者の方にお任せしたいと思いますが、金融緩和の効果は出ているような感じがします。

  • 金利の低位安定化・実質金利の低下、そして円高の解消
  • 物価の静かな上昇(但し、大半はエネルギー価格や輸入原料関係)
  • 有効求人倍率や失業率の改善
  • 資産効果による消費の改善


に効果が出ているのではないでしょうか?(「バズーカ―砲」がなかったら、これらの改善はもっと時間がかかっていたはず)

物価上昇により、実質賃金が下がったとか言っているマスゴミがいますが、最初から実質賃金が下がっても、失業者の減少により、幅広く雇用が改善されるのが先で、賃金引き上げはその次だ、とリフレ派は言っていましたよね(日銀副総裁の副総裁就任前の著書にはそう書いてあります)。

そして、幅広く国民に雇用が広がることこそが、弱者にやさしい政策と言えるのではないでしょうか?リフレの生みの親でもある、エール大学名誉教授の浜田さんも同じことを著書で言っていましたよ。


(出所:朝日新聞デジタル版から)
出発点が震災後ですが、昨年終盤から、さらに勢いづいているように見えますね。
 
また、なかなか改善しそうにない賃金を政治主導で引き上げようとする努力もあって、消費税増税影響を最小限に食い止めようとしています(増税そのものをやるべきではないと思いますけど)。

個人的には、円高解消と株高による資産効果が最も大きかったと思います(大半の株式投資家と同じだと思います)。特にアメリカ株の円換算残高が劇的に改善しました。

マイ・アベノミクスといっても

  • 仕事用のかばんの買換え
  • スーツを新調(買換え)
  • コートを買い換え
  • 財布や定期入れを買い換え


この程度だったんですけど・・・・。

要するに、古くなった身の回りのものをこの際と言って、買い換えたのが大半ですね。しかし、買い換えたものは買換え前より、少し良いものを買っていると思います。

「少し良いもの」といっても

例:
  • 8年前にイオンで買ったサムソナイトの1万円ちょっとのかばん ⇒楽天の並行輸入ショップで買ったTUMIのかばん2万円ちょっと(5.5万円が定価だそうです)
  • 6年ほど前にユニクロで買った、6千円程度の激安コート(クリーニングに出したら変色した)をミツミネのアウトレットで2万円弱のモノに買い替え
  •   10年ほど前にアオキで買った、1万円程度のコートを楽天の優勝セールで2.5万円程度のツイードのコートに買い替え(一応、「ハリスツイード」を使用している)
  •   ヨーカドーやダイエーで23枚まとめて1000円程度のパンツが、ワコールの脂肪燃焼促進パンツに(ヨーカドーだと13800円近くもするが、楽天だと2500円程度で買える)

とか、こんな感じです。ユニクロのコートに関しては、嫁さんに「やっと捨てるの、そのコート」と言われました・・・。

しかし、買い物も株も「バリュー価格」じゃないと買う気にならない、というほとんどビョーキのような習性がついてしまいました。

特に配当で買ったわけでもなく、株価が上がったので、気分が良くなったのかもしれませんね。

しかし、2014年、私の勤務先で賃上げは期待できないので、消費税増税への防衛は何か策を打たなければいけないなあ、と漠然と考えています。
社会保険料負担も既に増えています。配当金課税も20%になるので、増配効果が来年はほぼ期待できません。

13年に緩んだ財布のひもを14年に再び締める、となれば、アベノミクスも躓いてしまいますね。
しょせん買換え需要だから、買っちゃうと当面次もないし・・・。


アベノミクス2014年はあるのでしょうか?
(と言いつつ、案外、好景気は「懐疑」の中で育っていくものだったりしますね・・・。結局わからん)



応援よろしくお願いします
 
↓  ↓  ↓
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村

2013年11月12日火曜日

アメリカ株は割高なのか?


史上最高値を更新し続けるS&P500とダウ平均。


ウォ―レン・バフェットは大型買収には適した水準ではない、と言っています。

ケン・フィシャーは、強気相場の折り返し地点ぐらいである、と言って、まだ強気を支持しています。

Forbes   Ken Fisher Portfolio Strategy


ケンの分析は、75%~80%の確率で当たっていますし、基本的な経済指標を活用して、数々の常識を覆した分析で相場を乗り越えてきた有名な投資家です。私も以前、お勧め投資本として、彼の著書を推奨しました。


 
個人的には、配当利回りを基準に割安感がある株を調整局面で拾っていくような感じで買い続けています。

(なお、「配当利回りを基準に割安感がある株」とは、画一的に定量化は難しく、個別銘柄ごとの配当利回りや配当性向、今後の業績動向、業界動向などを総合して判断しています。但し、今年はあまり新規銘柄を買わずに、既存保有株の買い増しに注力しています。既に内容が分かっている会社なので、割安か割高なのかもそれなりに判断し易いからです。もっとも、その分リターンは今年に関してはほとんど報われていないような感じがします)

 
S&P500の予想PERや実績PERには割高感もなければ割安感もないといった感じです。

SP50011/8現在の実績PER18.7倍、予想PER15.9倍となっているようです(WSJより)。

米国の株式情報関係のニュースを読んだり聞いたりしますが、関係者は現状の株式相場は、おおむね「Fairly Valued」という表現をしています。

しかし、個別に見れば、IBMやマイクロソフトのように割安感がある銘柄は残っています(ITの大手は全体的に割安)。

IBMは予想PER9.9倍、マイクロソフトは12.9倍、シスコは10.4倍、フォードは9.1倍といった感じです。

(正直、今年どんな株が上昇したのか、はっきり理解できていないんです。自分のPFが全く不振なので・・・)

株式投資はキャピタルゲインしかない(なおかつインデックス)、と考える向きには、非常に入りづらい局面であるのかもしれませんが、トータルリターンや配当を考えた投資家には、まだ幾分投資余地は残っていると思います。

森を見てもあまり魅力がないかもしれませんが、森に落ちている木の実にはおいしいものが混じっているはずです

 
但し、ドル・円相場に関しては円高局面は完全に終結していて、フェアバリューからやや円安圏内にあるので、円高に振れた局面(たいてい株安局面になる)にうまく売買していく必要性があると思っています。コンスタントに100円を超えるようなら、日本のインフレ率とみあっているのか、注意深く見た方がよいでしょう。

また、金利が上昇すると皆が考えると、相場(米国株)全体は停滞しそうな気もします(その分円安に振れやすいので、円ベースでは資産が増える可能性もあるが)。

 
もっとも、上記はこれから新規で買う株に対する個人的見解で、既に投資してしまっているポートフォリオについては、現時点で特に大きくいじる必要性を感じていません。証券税制が変わるから利益確定すべき、という意見もありますが、個別銘柄の株式価値と株価のギャップにのみ注目していきたいと思います。

 
私は、ケン・フィッシャーの分析にある程度ついていくようにしています。アメリカ株は歴史的にどちらかと言えば上昇局面であった年数の方が十分な確率で多いので、下手に資金を手元に残すよりも、相場に参加している方が結局はリターンが良いのです(だからアメリカ株の方が日本株より楽なんですね。その分アメリカ企業のほうがドライでダイナミックな経営をしていますが)。

しかも、上記でご紹介した彼の著書でも明らかなように、PERが割高でも株価は歴史的には上昇した年はいくらでもあります。


ピーター・リンチも、相場に永く居続ける方がリターンはよくなると言っていますね。

ウォ―レン・バフェットも永久保存銘柄クラスのものを売ったりしませんね(売れないのかもしれないが、P&GJNJは売っている)。


ちなみに、配当株投資家としては、経済が回復して、業績も回復すると期待するのなら、ポートフォリオの増配率もアップする、と期待すべき局面でもあります。

株価は金利と相反する様な動きをするかもしれませんが、配当金の増配率は金利と同じ方向に向いていくはずです。

歴史的に見て、増配率はインフレ率に勝っています。

(これは、連続増配株は基本は、業績優秀企業であるため、長期投資に耐えうるという前提と、まだそういった株は買える水準にある、という前提が隠れていますのであしからず)

 

結局、自らの投資方針によって、今の相場は高くも感じるし、安くも感じるということかもしれません。コップの水が半分の時に、「まだ半分」と考えるか、「もう半分」と考えるのか、に似ているかもしれません。

 
ケン・フィッシャーの現状分析の根っこにあるのは、ジョン・テンプルトン卿の有名な相場格言と同じです。

強気相場は絶望の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観により熟し、陶酔のうちに終わる

という流れの中で、今はまだ弱気論者も多く懐疑的な見方も残っていますので、まだまだ大丈夫だよ、というものです。これでご納得?

シーゲル教授も依然強気ですね。

 

ただし、ガンガン買っていくというより、セレクティブに買うという感じですね、私は。
 
 
応援よろしくお願いします

↓  ↓  ↓
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村
 

2013年11月6日水曜日

日本のメガバンクとオーストラリアの4大銀行

日経新聞の何気ない小さい記事から。

********************************************************************************

以下抜粋

豪4大銀、最高益更新 13年9月通期
【シドニー=高橋香織】オーストラリア第2位のウエストパック銀行が4日発表した2013年9月通期決算は、純利益が前の期比14%増の681600万豪ドル(約6400億円)となった。住宅ローンが伸びたほかアジア市場での事業拡大が奏功した。豪四大銀行はいずれも最高益を更新。通期の純利益は14.9%増の計2622000万豪ドルだった。

以上、日本経済新聞 115日付より抜粋

*********************************************************************************

4大銀行とは、

  • ウエストパック銀行
  • ナショナル・オーストラリア銀行
  • オーストラリア・コモンウェルス銀行
  • オーストラリア・ニュージーランド銀行


4つを指します。

4つの銀行の純利益の合計が262億ドル(豪ドル)とのこと。ウエストパックの上記の記事から、1豪ドルを約93.8円で計算すると、24,600億円に上ります。

ちなみに日本のメガバンク3行の143期の予想当期利益を覗いてみました。

三菱UFJフィナンシャルグループ    7,600億円(目標)
三井住友フィナンシャル         5,800億円
(但し、10月に中間期だけで、2,900億円から4,800億円に大幅上方修正されている)
みずほフィナンシャルグループ     5,000億円
合計                   18,400億円

日本の場合、現時点では期初の予想であり、保守的な数値が考えられること(三井住友は中間期を大幅上方修正しました)、銀行の数が1つ少ないこと、などがありますが、現時点では、オーストラリアの銀行の方が儲けていることになります。

おそらく邦銀の決算は145月ごろに着地すると、豪州4大銀の合計当期利益とそれほど差がない結果が楽観的に想定されますが、それにしても、人口や取扱資金量等を比較しても、オーストラリアの銀行と日本の銀行の稼ぎが同じぐらい(か、あるいはそれより少ない可能性も)というのはややさびしい感じもします。

もちろん、豪州の方が金利も高いとかありますけど・・・。
さすがに近年では、ドラゴン中国経済の発展にうまく乗っかって、ガンガン成長していますが…。

それにしても・・・
オーストラリアの人口は約2200万人で、日本の5分の1以下。
名目GDPも日本の約4分の1程度。

なぜこんなに利益が出るのか、分析していません(行政の規制など多い、銀行の数が日本は多すぎる。また、低利の日本国債ばっかり買っているとか、アジア等海外進出が遅れているとか、ほとんど稼ぎがない持ち合い株に大量の資金が寝ているとか)。

しかし、ボーダレスエコノミーの時代、仮に銀行株に投資するとなった場合、オーストラリアの銀行の効率性に目が行きますねえ(給与も凄いのだろうか?)。
3年ほど前、ウエストパックの株に投資を考えたことがあったけど、取り扱いが少なかったような気がした)



これは、三菱UFJIR資料から抜粋したものですが、オーストラリアの銀行なんて、ノーマークです。規模の面では、やはり邦銀は大きいですが、効率性の面で劣っているのでしょうね。


これって、私の学生時代と構図は全く同じで(規模はデカイけど、株式評価は低いとかあんまり儲かっていないとか)、20年以上経過した今、おそらくオーストラリアの銀行に経営力で抜かれた、と言ってもいいような気がいたします。残念ですが。


応援よろしくお願いします

↓  ↓  ↓
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村

2013年11月2日土曜日

10月の投資状況





なんだかんだとS&P500+4.6%の上昇でした。

アメリカの議会のドタバタぶりには、私も含めて投資家的には 狼少年 化しているような気がします。

但し、米政府と取引がある企業(例:シスコやIBM)にとってみれば、売上高が短期的には落ちることを意味するので(単に繰り延べられるだけですけど)、株価は弱含んだのでしょうかね。

問題先送りで、政治が経済の足を引っ張っているのは、日出る国と同じじゃない。

米企業の決算状況も概ね出そろい、こちらの方は、ほとんど亀の様な歩みで、特にエキサイティングなことはありませんでした。PERの上昇が相場の上昇となっています。

AT&Tがボーダフォンを買収するかも、って観測記事がブルームバーグに最近出ていました。またまた買収病が勃発しました)

予想通り、EUの景況感がかなり改善してきて(というか昨年の今頃が落ちるところまで落ちていただけなのでしょうが)、多分底を打ったような感じがあります。自動車は確実に底入れしたと思います。

フォードは販売台数が回復していました。来年はベルギーのゲンク工場の閉鎖がありますが、閉鎖の必要があるのかな?(ゲンクって、サッカーの元日本代表だった鈴木隆行選手が在籍していたクラブがありましたね)。

ダウ・ケミカルもフィリップモリスもマクドナルドも、経営陣はEU市場には安定化の兆しがある、と言っていました。IBMは地域によっては改善していました。

いや~、我慢しましたよ。EUのおかげで沈んでいた企業の株価がやっと回復してきた。

これにつられてでしょうか、中国がまたよい数字になっているようです(しかし、その数字は信用できるのだろうか?)。BHPビリトンも鉄鉱石の増産を発表したぐらいです。

来年は日米以外でも、経済の回復状況が見られるかも?(そんな甘くないかな?)。

日本企業では、工場閉鎖、リストラを発表したJTが大きく取り上げられていたような感じがします。


ドルが弱いなあ、と思っていましたが、金曜日の経済統計で、ちょっとドル高になり、米国債10年金利も2.6%台を回復していますね。


今月の売買

売り:なし

買い:EnbridgeChevronを買い増し。さらにCISCO Systemsを買い増し。CSCO2年ぶりの買い。

 
配当金は年初来、+29%増加しており、2010年末を100とした指数では、2倍以上になりました。パートさんの賃金を超えました。

不労所得ですけど、調査費用などは費やしていますね。



今月の増配発表

Kinder Morgan Inc. おまけのような発表。年間$1.60$1.64へ。

Hedge Eyeというアナリストから、昨年買収したEl Pasoの修繕費を削減して配当を増やしている、というレポートで叩かれていて、金利上昇局面と相まって株価は非常に軟調です。

(パイプライン会社は借入金を最大限活用して、設備投資するビジネスモデル。不動産投資に原理的には似ている)


決算発表でのテレカンでは、そのHedge Eyeの質問に直接CEOCFOが回答していた。個人的な印象では、会社側の言っていることはリーズナブルであり、ホッとした。

というか、会社をバッシングしたアナリストの質問に正々堂々と受け答えしているので、CEOであり、最大株主でもあるキンダーさんはやっぱりすごい人です。


ポートフォリオ全体のYield on Cost6.72%になりました。いわゆる配当利回りYield3.48%です。

 
11月相場

10月後半から11月中旬まで、どこかで沈む場面があると思っていましたが、既に過ぎたのかなあ。戦力をかなり費やしたので、11月は傍観の可能性が高いです。

しかし、昨年はオバマ大統領の再選が決まって、すぐ5%ほど調整して、サンクスギビング前にまた上昇しましたから、この季節は要注意ですね。

応援よろしくお願いします

↓  ↓  ↓
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村