なんだかんだとS&P500は+4.6%の上昇でした。
アメリカの議会のドタバタぶりには、私も含めて投資家的には 狼少年 化しているような気がします。
但し、米政府と取引がある企業(例:シスコやIBM)にとってみれば、売上高が短期的には落ちることを意味するので(単に繰り延べられるだけですけど)、株価は弱含んだのでしょうかね。
問題先送りで、政治が経済の足を引っ張っているのは、日出る国と同じじゃない。
米企業の決算状況も概ね出そろい、こちらの方は、ほとんど亀の様な歩みで、特にエキサイティングなことはありませんでした。PERの上昇が相場の上昇となっています。
(AT&Tがボーダフォンを買収するかも、って観測記事がブルームバーグに最近出ていました。またまた買収病が勃発しました)
予想通り、EUの景況感がかなり改善してきて(というか昨年の今頃が落ちるところまで落ちていただけなのでしょうが)、多分底を打ったような感じがあります。自動車は確実に底入れしたと思います。
フォードは販売台数が回復していました。来年はベルギーのゲンク工場の閉鎖がありますが、閉鎖の必要があるのかな?(ゲンクって、サッカーの元日本代表だった鈴木隆行選手が在籍していたクラブがありましたね)。
ダウ・ケミカルもフィリップモリスもマクドナルドも、経営陣はEU市場には安定化の兆しがある、と言っていました。IBMは地域によっては改善していました。
いや~、我慢しましたよ。EUのおかげで沈んでいた企業の株価がやっと回復してきた。
これにつられてでしょうか、中国がまたよい数字になっているようです(しかし、その数字は信用できるのだろうか?)。BHPビリトンも鉄鉱石の増産を発表したぐらいです。
来年は日米以外でも、経済の回復状況が見られるかも?(そんな甘くないかな?)。
日本企業では、工場閉鎖、リストラを発表したJTが大きく取り上げられていたような感じがします。
ドルが弱いなあ、と思っていましたが、金曜日の経済統計で、ちょっとドル高になり、米国債10年金利も2.6%台を回復していますね。
今月の売買
売り:なし
買い:EnbridgeとChevronを買い増し。さらにCISCO Systemsを買い増し。CSCOは2年ぶりの買い。
配当金は年初来、+29%増加しており、2010年末を100とした指数では、2倍以上になりました。パートさんの賃金を超えました。
不労所得ですけど、調査費用などは費やしていますね。
今月の増配発表
Kinder Morgan Inc. おまけのような発表。年間$1.60→$1.64へ。
Hedge Eyeというアナリストから、昨年買収したEl Pasoの修繕費を削減して配当を増やしている、というレポートで叩かれていて、金利上昇局面と相まって株価は非常に軟調です。
(パイプライン会社は借入金を最大限活用して、設備投資するビジネスモデル。不動産投資に原理的には似ている)
決算発表でのテレカンでは、そのHedge
Eyeの質問に直接CEOとCFOが回答していた。個人的な印象では、会社側の言っていることはリーズナブルであり、ホッとした。
というか、会社をバッシングしたアナリストの質問に正々堂々と受け答えしているので、CEOであり、最大株主でもあるキンダーさんはやっぱりすごい人です。
ポートフォリオ全体のYield on Costは6.72%になりました。いわゆる配当利回りYieldは3.48%です。
11月相場
10月後半から11月中旬まで、どこかで沈む場面があると思っていましたが、既に過ぎたのかなあ。戦力をかなり費やしたので、11月は傍観の可能性が高いです。
しかし、昨年はオバマ大統領の再選が決まって、すぐ5%ほど調整して、サンクスギビング前にまた上昇しましたから、この季節は要注意ですね。
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