いやあ、黒田さん、最後にやってくれましたね。「いつかは円高」とは思ってはいたものの、もうちょっとマーケットと対話してほしかったな。
あとは23年の(アメリカの)景況感ですね。アメリカの大手証券会社の専門家は、雁首揃ってリセッションと言っており、話の中心は「リセッションが来るか来ないか」、ではなく「どれくらい深い不況か?(失業率がKPIになっている)」や「どれぐらいの期間継続するのか?」「S&P500の予想EPSのダウン率」となっています。
このリセッションの元凶は、インフレ率がどこまで継続し、FRBがどこまでタカ派路線なのかにつながっていきます。
従来、ナントカ「ショック」は市場などが予想できなかったことが起こって、びっくりして株価が急落して、実物経済も冷え込んだ、ということが多かったように思います(実物経済が冷え込まなかったケースもある。例:ブラックマンデー、コロナパンデミック)。
現時点では、まだまだ楽観的な雰囲気が多いように感じます。「今年、S&P500は▲25%にもなったんだから、底打ち反転でしょ。」「23年は大統領選挙の前年だから上がる」という主張のグループです。
悲観的な声は、まだ底値ではない、インフレは思ったより高原状態で長期化するためもう1段下値をトライする、というものです。
そして、日本は23年、FRBはインフレ対応のための利上げ率を徐々に減らし、日銀の総裁も4月に代わるで、23年は円高再来、というのがシナリオでした。
総じて23年はリスクの覚悟と投資のチャンス、と考えていましたが、米国の不況到来と円高傾向が前倒しでやって来たかな、という感想です。
しかし、「予想通り」にいかなかった場合? 株価は大幅に上昇してしまいそうですね。
私は基本的に逆張り系の投資が多いので、株価下落は、「痛いけどうれしい」のです。アメリカ経済には楽観的です。ミレニアム世代が消費世代になり、まだまだ国内消費は伸びると考えています。
半導体を筆頭に国内製造回帰があるので(雇用増、投資増)、インフレ率も継続して従来と比較して高目ではないか(少なくとも2.5%が巡航速度というのは低すぎると思う。2.5%~3.5%ぐらいじゃないか?)などと根拠なく思っています。
日本はアメリカのインフレ率の半分くらいはもらえそうな気もしますけど、、、、。特にコロナ以降の欧米と日本の経済格差が拡大したような気がします(物価とか給与とか、、、)。
脱中国とかも大きいですね。
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