2024年1月14日日曜日

2024年新春楽天セミナー

 毎年恒例の楽天セミナー。

今年はコロナ明けで、渋谷のベルサール渋谷ガーデンとリモートの2元建て。

毎年、パシフィコ横浜の大会場だったので、明らかに規模縮小。これも、楽天モバイルの赤字補てんのためのコストカットなのでしょうか?

私は会場希望で応募して、落選。ZOOM参加です。

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前回も似たような感じでしたが、今回も対談形式のコマが多く、正直、薄い内容でイマイチでした。

証券会社自身が新NISA口座の獲得に躍起になっているのである程度仕方ないか、、、、。


結局私が視聴したのは、窪田さんの日本株動向と堀古さんの米国株動向だけ。

それ以外は、対談なので、どうしても相手の話に合わせようとするので、出演者個人の個性が希薄化して、面白くない(多分投資初心者にはそれでも十分役に立つのだろう)。


楽天全体にいえるが、コアユーザーへのサービス低下が目立ちます。


楽天への意見は置いておいて、


窪田さん(普段からYouTubeを拝見しているので、それほど違和感がないが)は、2024年日経平均が37,000円レベルだろう、という感じで、以前割安感があるとのこと。


堀古さんにも言えるが、インデックス・パッシブ投資に対し個別株投資も、さらっと推奨していて、元ファンドマネージャーの気概を感じました。


窪田さんの話を楽天で聞くようになり、多分5年は経つと思いますが、彼は今でも一貫してMUFGを推奨しています(最近さすがに三菱商事は推奨しなくなったような気がする)。

実際、MUFGの株価は金融緩和終息期待で大きく上がっています(三菱商事も大きく上がっている)。


初心者が個別株をやるなら大型配当株から始めればいい、というアドバイス(私は既にやっているので、違和感はない)。


堀古さんは、今年はやはり初心者向けだと思いますが、投資のルール10選など心構え的なことを言っていました。10全てを述べるのは控えますが、いくつかを


  1. 株式投資をするなら6年~7年続けていれば、元本割れリスクは回避できる
  2. いかなる危機も後で見れば大したことはない
  3. 儲けそこなってもメディアは利益補てんしてくれない
  4. インデックスファンドは群集心理の典型だ
  5. 総悲観は買い

などでした。

3と5に関しては、メディアは悲観的な意見をよく言うが(その方が記事の注目度を上げるから)、それに従順にしたがって、気が付けば相場が上昇して儲けそこなうことになる。周りが総悲観な時は、実は買い、という意味です。


インデックス投資に関しては、かれもアクティブファンドマネージャーとしての気概があるのか、最近相場に占めるパッシブ投資(市場連動)は全体の4割くらいにまでシェアがアップしている。

インデックスに関しては、評価が大きすぎても買うし、評価が低すぎても売るなど機械的過ぎて、そこに穴がある、という主張です。

ここは意見が分かれるところですが、大手ヘッジファンドでも、セクター別のETFを買うし、当面この流れは続くでしょう。

個人的には、従来の配当重視(コア)+値上がり重視のバリュー株投資(サテライト)なので、基本は個別株投資と行きたいと思います。

(配当総額が当初の目標を達成し、値上がりバリュー投資も最近は積極化しています)


堀古さんは最終的に2024年の相場は、ジグザクしながらもS&P500は5000前後と彼にしては「控え目」な予想をしていました。


普通に考えても、経済見通しがゴルディックス(ソフトランディング)であるならば、大統領選挙の11月3日前後から、ラストスパートのように株価が上昇するとみるのがアノマリー的にあり得ると思います。



(トランプが優勢だと、マスコミが叩くので、相場の変動要因になりやすい。しかし、アメリカの経済政策は、大統領が決めても議会で承認されないと実行できない。その議会は上院が民主党、下院は共和党がマジョリティを握っており、意見統一ができない。したがって、大きく経済動向を左右する可能性の高い法案はデッドロックになりがち。民主党が仮に過半数を維持すれば、いくらトランプ(が仮に大統領になったとして)が叫んでも無理。マスコミはデッドロックになることをリスクだ、と騒ぎ、相場も荒れるが、実はその場合、大胆な経済政策の変更がない、ということを意味して、市場は最終的に好感する、というのが流れ)


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