最近では少し中小型の成長株もキャピタルゲイン目的で買っていますが、基本的に一度買った株を長期で保有するタイルです(ダメだ、と思うと時々売却したりするし、最初のころは売られすぎの株の見直し買いを狙うこともあったが)。
一度長期保有している銘柄がどうなったかを見てみようと思います。今保有する銘柄で、最初に買った日を起算日として、最も長期保有している銘柄は何か、それは「Altria Group MO」です。
ジェレミーシーゲルさんの本を読めば、この回答に行きつくかと思います。
初めて買った日は調べると、2008年12月10日だった。楽天証券の一般口座で保有するMO銘柄の推移を見てみる(MOは特定口座とFirstradeにも保有株はある。2020年以降、あまりに株価が下がったので$30台で買い増ししたが、ここでは楽天一般口座だけを対象とする。計算がややこしいから)。
2008年から2013年にかけて(大半は2008年から2009年のS&P500の底値付近)買っています。
2008年の14.9ドルは、たぶん記憶ベースでは、フィリップスモリス社がアルトリアとフィリップスモリス・インターナショナル(PM)に分割した直後だったと思います。
MOにした理由は単純に、配当利回りの高さと、株価が小さかったからだと思います。PMは一株40ドル前後だったと思う。
これが過去15年間の株価チャートで、つい最近ローテーションとかで、ハイテク株からディフェンシブ株に資金が移ったことにより、株価が回復気味となっている。
15年で、約15ドルが53ドルになった、株価の年平均上昇率は、ざっくりですが、8.8%となっています。
プラス配当利回りになりますが、配当利回りは低くても4%、高ければ9%、平均6.5%としましょうか。
するとトータルリターンでは、8.8%+6.5%=15.3%となります。
もちろん、2017年ごろは70ドルを超えていたので、そこから比べると、この7年間は大きく調整していました。
当社の電子タバコ出資失敗(ジュール)、ESGに逆行する事業や金利上昇などが重なったことが要因だったと思います。
ビッグテック銘柄が、すごい勢いで株価上昇する中、ホールドはきつかったです。
しかし、配当の方は確実に増配しており、2009年に最初に入った配当は、1株当たり四半期ベース0.32ドルでしたが、直近2024年7月は0.98ドルと3倍超になっています。
こちらも、ざっくりですが年平均増加率は7.7%となっています(最近4%内外で寂しいが)。
そして、為替レートは、これも買っていた当時は、円高が行き過ぎであると思っていましたが、まさかここまで円安になるとは想像していませんでした。
為替レートと買った当時の株価を掛け合わせ、合計すると円ベースの買い入れ合計元本は751,299円でした。
現在のレート(142円)と株価(53.6ドル)、株数(420ドル)を掛け合わせると3,151,680円となっています。
また、これまで回収した配当金は1,333,209円(これは税引き後円)です。ドルベースだと$11,742です。楽天証券のデータでは65回配当を受け取ったようです。平均為替レートは113.5円になります。
現在は四半期毎に税引き後$295ドル受け取っています(しかし、次回から確か+4%増配が発表されており、約$307になると思われます。
$307×4回×142円=174,376円が年予想配当額 ÷ 751,299円 =23.2%(税引後)
文字通り、配当マシーン! だから売りません。
金融資産課税は、リスクテイクが必要な日本経済に悪影響を及ぼすため反対です。過度な保守的思考(銀行預金、タンス預金)がデフレの要因でもあったので、逆行した考え方です。
そもそも名目経済成長率を上げれば、プライマリーバランスはプラスを維持できるし、減税しろ、と言いたいですね。
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