半年に一回振り返っています。外国株は6月末の為替レートで円換算しています。
ただし、Yieldや5-years DGR(過去5年間のDividend
Growth Rateの年換算で将来の予想ではない)は外国株では原則米ドル建てになっています。-となっているのは、リーマンショック時に減配したがその後復活(例;Dow、HSBC)、配当を始めて5年未満(CISCO)、配当が凍結されている(キヤノン)などが理由です。
ただし、5年前と比較して、一株配当が増えていれば、DGRは年換算した数値を入力しています(キヤノン、NTT)。
前回から今回にかけ、銘柄数は28で同じ。大雑把にいえば、やや分配金成長力に難のあるJ-REIT2銘柄とちょっと上がりすぎだと思ったピジョンを売却し、その資金で中下位銘柄への追加投資および以前からマークしていた銘柄に新規投資したという感じ。
J-REIT(ETF)から普通株へのシフトが鮮明ですね。私は、現時点では、一株配当の持続的な成長可能性にフォーカスして投資していますので、J-REITはあまりその趣向に合わなくなってきました。
当初J-REITへ投資した時というのは、株式市場が崩壊した2008年の秋から2009年の冬にかけての時期だったので、この時期ならPBR0.5倍以下ぐらいの価格で売られていたので、買った、という感じでした。
本当は今年売る予定ではなかったんですけど、アベノミクスでREITが思わぬ上昇をしたので売りました。
PFの銘柄数をどれぐらいにすべきか、というのは悩ましい問題。今の数で、ほぼ管理が目一杯だと思いますが、あれこれまだ買いたい銘柄もあって、悩ましいところです。3年以上継続して投資している先は、ある程度チェックポイントも把握しているので、それほど苦にはなりませんけど。
ざっと見渡すと、タバコ、通信、石油・天然ガス関連で45%近くを占めます。普段からそればっかり言っていますからね。通信はJ-REITの代わりのようなものです。
(電話の通信費の方が家賃より分散されていて、安定していて、まだ伸びる可能性があるのに、昨年の後半から今年の4月にかけて、株価は低迷。一方、J-REITは日銀買いで堅調な相場が続き、配当利回り的は同じぐらいか、業績モメンタムからみた増配可能性を考慮した場合、中長期的には通信の方が良い状況でした。またNTTの自社株買いへの決意表明も大きかった。つまり通信株がREITより割安だと判断した)
家賃は(これまでは)デフレで下落するのに、消費者は、通信料金は「スマホ」とか「タブレット」という商品のおかげで、平気で「値上げ」に応じるんですからね(ガラケーからスマホに変えると、1500円から1800円程度ARPUが上がるのでしょ)。
また、LTEはそんなに投資が必要ではなく、各社設備投資はピークアウトしているので、今後のFCFも増額することが考えられます(NTTは光も終わったし、はっきり減らすと明言)。
したがって中期的な安定増配可能性は、J-REITより通信会社だと思います。REITは何となく、分配金が出来高払いなので、予想が難しい。
IBMの株価が伸びず(IBM自身の1Q決算、オラクル、アクセンチュアと競合も軒並み失望する決算だった)、一方、底値付近で買うことが出来たNTTの反発が重なり、NTTが2位に。
タバコ3銘柄(フィリップモリス、アルトリア、JT)への集中比率は前回の21%→19%とダウン。
4位にKinder Morgan Inc.がランクイン。
この辺が目立つところ。
ドル高やJNJやP&Gへの追加投資もあって、全般的に米国株の上昇が目立ちます。
PF全体では、やはり、キャッシュフロー重視ということになりましょうか。売上や利益が伸びずとも、CFが安定していれば、自社株買いで株主に報いることが出来ますからね。IBMが典型的。
資産の推移
このグラフを見ているだけで、アベノミクスと複利効果の片鱗を堪能できた半年でした。複利効果はマイナスでは、上昇局面以上の加速度下落になるので、もろ刃の剣ですけどね。
これだけ伸びれば、「億り人」が続出するのも当然かもしれませんね。自分はあと2回ぐらいアベノミクスがなければとてもその域には届きませんけど…。
欲しい銘柄はたくさんありますが、予算の都合と管理の都合から、自制していくのが悩ましいところです。
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