米資産運用会社Black Rock(BLK)に参戦しました。初めてNISA口座を使いました。
株価 301ドル
予想PER 14.45(Yahoo! Finance)
配当利回り 2.56%
EPS成長率 16%(過去3年平均)
予想(期待)EPS成長率 10%程度
総資産運用額(Asset Under
Management; AUM)4.3兆ドル(430兆円)
1988年に、プライベートエクイティを中心とした、ブラックストーンから債券運用部門として独立し、M&Aを重ねて成長した会社。
AUMは世界最大の会社。
FranklinはFranklin Resources社。Franklin Templeton Investmentと言った方がわかりやすいかもしれません。そうです、あのJohn Templeton卿が引退したときにFranklin社に自分の会社を売却したところです。
Legg はLegg Mason社です。かつてエースファンドマネージャーで、ビル・ミラー氏が活躍していました(現在はファンドマネージャーを引退しているはず)。
資産運用会社は、AUMからもらうマネジメントフィー(信託報酬)がメインのビジネスです。運用残高は景気の波があるものの、大きな変動はあまりなく、確実なキャッシュフローが見込めるビジネスモデルです(もちろん、株式ばかりで運用すれば、運用資産残高も澤上ファンドのようになってしまいますが、債券ファンドを運用していれば、かなりクッションになります)。
ただし、5年で売却するとは思っていないので、5年後どうするかは考えものです。
当面、金利上昇の声が聞こえると、株価は軟調になるかもしれません。
Legg はLegg Mason社です。かつてエースファンドマネージャーで、ビル・ミラー氏が活躍していました(現在はファンドマネージャーを引退しているはず)。
他は日本の証券会社系アセットマネジメント会社です。日本のアセマネ会社のEBITDA%は営業利益率+3%とざっくり計算しました。米国3社の営業利益率とEBITDA%の差が約3%だったからです。
各社売上高の中には、信託報酬や販売手数料が混じっています。
資産運用会社は、AUMからもらうマネジメントフィー(信託報酬)がメインのビジネスです。運用残高は景気の波があるものの、大きな変動はあまりなく、確実なキャッシュフローが見込めるビジネスモデルです(もちろん、株式ばかりで運用すれば、運用資産残高も澤上ファンドのようになってしまいますが、債券ファンドを運用していれば、かなりクッションになります)。
原則として、規模の経済が働きます。BLKと野村では、従業員当たりAUMやAUM当たり売上高率(平均信託報酬率とでも言いましょうか)は似たような数値ですが、EBITDAマージンは3倍以上も違います。
Franklinはどちらかと言えば、個人向けが中心の様でして、従業員当たりAUMは94億ドル程度ですが、平均信託報酬率は0.95%と抜群に高く、きめ細かな資産管理を行っているといえそうです。
事実、BLKは元々債券運用会社としてスタートし、メリルリンチ証券から債券運用部門を買収し、リーマンショック後に英国のバークレイズからiShaersのETFブランドを買収するなどパッシブ系の資産を増やしています。また、顧客に占める機関投資家の割合が、Feranklin25%、BLK50%とBLKのホールセールぶりが目立ちます。
成長ドライバーはAUMをいかに増やすか、という事ですが、景気回復に伴う自然増(注;景気が停滞すれば債券は安定的な推移をする傾向がある)やM&Aによる規模拡大です。
折しも、ETFやインデックスブームと言ってもよい状況でもあり、有力ブランドであるiSharesを有するBLKは個人向けに攻勢をかけています。
2013年初めごろ、一時株価が160ドル台になったことがあり(確かバークレイズから買収した資産運用会社の株式の残りを買い取る際、株式交換を申し出ていたと思いますが、その際、自社の株価をそのぐらいで評価したので、株価が急落した)、ここで真剣に買おうか考えて、150ドルを切ったら買おう、と思って待っていたら、株価はあれよあれよという間に300ドル台になってしまうという間抜けな過去があります。
業績の安定性に比べて、株価はベータ値が高そうですが、世間でETFやインデックスが流行ってくれれば、こっちは儲けものですので、博打ではありませんが胴元が得をするパターンだと思っています。
配当利回りは2.5%とやや低めですが、成長率は10%程度見込めそうなことと、NISA口座なのである程度相殺されると思います。
ただし、5年で売却するとは思っていないので、5年後どうするかは考えものです。
当面、金利上昇の声が聞こえると、株価は軟調になるかもしれません。
アニュアルレポートを抜粋
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