上場株式投資に限れば、ウォーレン・バフェットよりもすばらしい実績と称賛を受けた、伝説のファンドマネージャー、ジョン・テンプルトン卿の相場格言に
「強気相場は絶望で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観とともに成熟し、幸福感とともに死んでいく」
というのがあります。
ケン・フィッシャーによると、今の株式相場は、「懐疑と楽観の間ぐらい」 と言っています。 Still、強気相場の中にいる、まだ半分強気相場は残っていると。(注:アメリカのことを言っています。)
(Mega Capを買うのがよい、とも言っています。バスに乗り遅れた人が買いそうなことと、業績が一貫して安定しているからとのこと。ここで一発調整局面があれば、楽観に移行したようなものだ、とも言っていますね。ただし、調整があるか否かはわからないと)
経済新聞や経済評論家さんたちの話は、まだ楽観強気論半分と、慎重論が半分程度のような気が、ざっくりとします。
慎重論者の方は、「雇用の質」、「労働参加率」、「中国バブル」、「ウクライナ情勢」、「賃金上昇率が低い」、「貧富の格差が広がる」 と言ったことが主因となっています。
しかし、いかなる強気相場にも、そのような心配の種は付きまとっており、それを最後はかいくぐってユーフォリア(幸福感)にまで達していたと思います。
また、慎重な意見を言った方が「頭がよい人」と思われる可能性が高まることと、人間は弱気で悲惨な記事の方に目が向きやすいという心理的要素もあります。結局、記事は読んでもらってナンボですしね。
楽観的意見が外れると、ドヒンシュクを買いますが、慎重意見が外れて、アップサイドに振れた場合、不満を言う人は少ないですね(注:本来なら「儲け損ね」なので、文句があってもいいような気もしますけど)
「今回は違う」( This time
is different ) というのもありますが、いつも結果は同じだった。
(これも、テンプルトン卿がよく言っている言葉でしたね)
個人投資家のグルの様な人でも、意見が分かれているので(例;広瀬氏は短期的に慎重論、堀古氏は超強気)やっぱり「懐疑で育つ」のではないでしょうか。
S&P500はなんだかんだ言っても、年初来プラスで推移しています。
Sell In Mayは大歓迎しますが、いつか分からないので、狙った銘柄がストライクゾーンに来ればバットを振るようにしています。
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