前回、参考になることがあまりなさそう、などと大言壮語をはいてみたものの、2回目に読み直すと、やっぱり参考になることが多かった。全然無知でしたね。
後半部分のポートフォリオ管理や心理学的なところ、特に忍耐力ですね。
グレアム・ドット村のバリュー投資家が長年にわたり、市場平均を打ち負かしてきたのは有名な話ですが、調査した期間(おおむね15年以上)の間、約25%から35%程度の間は、市場平均以下の成績だったが、最後に逆転し突き放すようなリターンであった点です。
チャーリー・マンガ―、ビル・ルーアン、ルー・シンプソンといった面々がそうだったというのは意外でした。
投資した期間の約3割の間は市場平均より低いパフォーマンスに甘んじながら、それでも自分の投資哲学を貫いていたようです。やっぱり正しい、と信じたことを貫くと結果も出てくるようです。
合理性を持って、忍耐強く、時間をかければ、最後にバリュー投資は勝つ、そんな感じのことがさまざまな例や具体的な分析結果をもって書かれています。
言われてみれば、わかっちゃいるけど、難しい部分ですね。
特に、忍耐力でしょうか。ある程度、自分のポートフォリオ雪だるまが大きくなれば、我慢しながら投資する、というのもわかりますが(焦らなくても、それなりの資産が出来ているから)、まだ目標まで距離がある場合は、まず先に・・・と思ってしまいがちですね。
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はじめまして。貴ブログの2012年の12月の記事に大いに影響と感銘を受けて似たような投資を行っています。
返信削除ご紹介いただいた本、面白そうですね。特に名だたるバリュー投資家の成績が、ある一定期間市場平均以下というところが、へえーっていう感じです。25~35%は決して短い時間じゃないですね。今度読んでみようと思います。
投資家Kさん
削除コメントありがとうございます。
読んでみる価値はあると思います。
今後ともよろしくお願いします。