選挙で野党でも与党でも、人気取り?のためか、本当にそうなのか私にはよくわからないが、「格差の是正」と叫ぶとウケがいいようです。党利党略的には増税ができるということか?
所得の格差を示すジニ係数というのがあるようで、OECD各国比較感では、日本は平均並みのようです。
この表は多少古いので、最近の厚生労働省の日本の過去推移を一緒に示しておきます。
当初ジニ係数というのは、単純な所得分布格差を示すようで、再分配ジニ係数というのは各種社会保障で低所得者層等に分配されたのちの実質的なジニ係数とのことです。
再分配後ならほとんど横ばいに思えます。
ジニ係数とかわけわからん、と思っていたので、やはり厚生労働省から下記の表を引っ張ってきました。ハイライトは私が記したものです。
格差広がっていますかね? 私には単に貧しくなっただけに見えますが、、、、。私の目の錯覚でしょうか?1000万円以上の所得世帯の割合が、1991年には19.9%もあったのですが、2018年には12.1%に減少しています。
一方、300万円以下の世帯数は24.7%から32.6%まで増加しています。
上図は平成28年度の年齢別1世帯当たり平均所得額の推移です。
下図は平成7年度の同じ図です(ちょっと古めかしいけど)
どうみてもグラフの高さが平成7年度の方が28年度より各世帯とも高いように見えます。
所得1000万以上の世帯割合が減っていて、どうやって再分配するのでしょうかね?
ジニ係数で言えば、例えば、0.3まで改善する、といった場合、どれぐらいの再分配原資(つまり税金)を確保するのでしょうか?
単に年金世代が増えて、世帯所得が減少して、ジニ係数的にはアップしているのかもしれません(再分配には年金も入っているようです)。
当事者でもあるのでポジショントークかもしれませんが、再分配する原資にもなる現役世代の所得向上策をやってくれないと(最低賃金のアップを含め)、取るところがないと思います。
所得再分配後のジニ係数の値と世帯別所得の分布を見ていると、みんなで貧しくなっているだけに見えるのは私だけでしょうか?
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