日経平均株価は2023年の春ごろ、コロナ5類に移行する少し前あたり27,000円くらいで、それ以降、ドル高円安も重なって、ぐんぐん上昇し、3月22日の40,883円をピークに調整しています。
私は、日本株も配当株(KDDI、JT、NTT)が上位を占めていますが、明らかにパフォーマンスは落ちています。
これは、おそらく次のグラフで説明できると思います。
過去6か月間の日経平均(ピンク)と日本国債10年金利の変動を指数化したものです。
日経平均は半年間で、それでも約33,000円から38,556円と約17%の上昇を見せていますが、ピークだった3月22日の40,888円から約6%低下しており、グズグズしています。
一方、日本国債10年金利の23年年末は、米金利引き下げ期待感がぐっと高まって(ドル円も140円ぐらいまで下落)いましたが、その後、米景気が「思ったより強く」て、米国の国債金利もまた上昇し始めました。
そして3月の日銀政策決定会合で、ゼロ金利政策解除で、金利も一気に0.7%台から1.0%付近まで上昇し、日銀利上げの「期待感」が強くなり、日本国債10年金利もさらに上昇、現在1.07%台まで来ました。
一方の、日本企業の4月・5月の決算発表時の来期決算予想が、マイナス4.2%の経常利益と減益予想ということも影響しているようです。
日本の業績予想は例年以上に悲観的、上方修正サプライズで株高誘発も
(ブルームバーグから)
Sell in Mayも重なって、アメリカの大統領選が終わるころまで、じっとしていた方がよさそうです。
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