金曜日はほとんど1ドル160円までドル高円安が進みました。
アメリカ財務省から、為替「監視リスト」に指定され、これ以上財務省が為替介入ができないのではないか、という思惑で円が売られているのではないかと個人的には思っています。
(【米国市況】円売られ159円80銭台-S&P続落、エヌビディア安い2024年6月22日 ブルームバーグの記事から)
外国為替の90%は投機目的といわれており(いつも聞いているYouTuberの竹内氏元HSBCのチーフディーラー)、ならば、ポジションはいつか巻き戻されるはずで、将来の円高を考えないわけにはいきません。
その「いつか」が「いつなのか」はWho knows? というのが実態です。
私は、ヘッジのため従来はFXでドル売り円買いのポジションを少し持っていましたが、スワップ金利負担(逆ザヤなので支払いが生じる)や、逆にドル高に向かっていくため、今はすべてポジションを閉じています。
サブプライムの時も、ヘッジファンドの人が、サブプライムの破綻やクレジットデフォルトスワップの反対側に2年から3年ほど掛け続け、最終的に大勝利を挙げたジョン・ポールソンの話は有名です。
FRBが利下げする「だろう」状態がそろった(米景気が陰る、インフレ率が鈍化など)時点が「終わりの始まり」になるかもしれません。
心とポジションの準備をどうするのか、じっくり考えたいと思います。
今回のドル円巻き戻しでも、例えば2割の円高だと、160円×20%=32円の円高、128円となります。 160円の2割なので、円高の絶対額では、絶句する幅になりますね。
リーマンショック時は、ざっくりですが2007年ごろの120円から東日本大震災を経て、民主党政権×白川無責任日銀総裁により76円まで進みました。▲37%です。
今回は学習効果もあるので、ここまで(30%以上の円高)円高は進まないと思いますが。
売りが売りを呼んで、金融機能不全に陥るリスクも考えなければいけませんが、気持ち以外にも最悪に備えなければなりません。
といってもできることはFXでドル売り円買いくらいしかなさそうですが、、、。為替を短期で当てるのは、プロでも素人でも非常にむつかしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿