AIバブルが崩壊か? そもそもバブルなのか? 百花繚乱な相場ですね。
私の方は、結局はBuy & Holdで見過ごすのですが、全体感としては、どちらかと言えば、セクターローテーションで出遅れ株の上昇で恩恵を受けている方ではないかと思います(ローテーションで売られている銘柄もあるが)。
しかし、ちょこっと買い増ししたりしていました。
幸か不幸かAI関連銘柄?はTSMC(台湾セミコンダクター)くらいですが、風が吹けば桶屋が儲かる的に、石油・天然ガスパイプライン銘柄(消費電力増大で天然ガス需要が高まる)やCSCO(ネットワーク機器製造、データセンター需要が増大すれば当然だと思っていたが)株も上昇しています。
また、「5年寝太郎」(5年くらい株価が上がらなかったように感じる)のようなフィリップモリスやジョンソンエンドジョンソンの株も上がりました。
ちょっと前は、S&P500のマグニフィセント7とそれ以外の493社のPERは大きく差があるので、バブルではない、という論調だったと思いますが、9月末現在で約20倍であり、結構高いと思います。
(ちなみに7銘柄は約31倍で、あの成長率なら、高いとまでは言えないし、こんなものではないか?)
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| 出所:25年10月Capital Gruop「Fresh breadth? Market concentration in 3 charts」 |
この図を見る限り、23年以降の相場をけん引してきたのはむしろ、「Rest of S&P500 Index」のValuation切り上げ(もちろんMag7の利益成長分の株価上昇もある)ではないか、と思えます。
AIがバブルか否か、それはAIを活用しようとしている我々が「役に立つ」と思うか、思わないかでしょう。AI需要が伸びない(費用対効果に見合わないを含む)となれば、バブル崩壊、となりそうですが、今はまだ需要が盛り上がってきた段階という感じではないでしょうか?
AIがさらに普及して、人々が「大して役に立たない」と思い始めると、その時はヤバいかも?
トランプ関税の最高裁判決が気になりますが、2026年は
- トランプ減税(One Big Beautiful Bill)が始まる
- 各国の対米コミットメント投資が始まる(日本5500億ドル、EU6000億ドル、韓国3500億ドル他)。いくつかはそろそろ個別議論が起こる
- ハイパースケーラー(マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、メタなど)のデータセンター巨大投資
- 米国回帰でのその他投資
- 米中間選挙(だから、あの手この手で経済刺激を行うこともあり得る)
など、前向きな話もあり、S&P500の現時点の予想増益率も2桁をキープしているようです。
「AI一本足打法」のようなアメリカ経済ですが、成長率が多少鈍化しても大きくリセッションまで行かず、それなりの年になるのではないでしょうか?(それと株価の上昇率とは直接的な因果関係はないが、上がりそう、という相関関係はありそう)
取り留めない記事ですが、AIバブルはまだバブルとまでは行かない、しばらくは警戒しながらも強気な相場見通しが継続(強気相場は不安の壁を駆け上がる)。結局、行きつくところまで上がってしまうのかもしれませんね。

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