2018年6月20日水曜日

GEがダウ平均構成銘柄から外れる



ついに名門、GEがダウ平均から外されることが正式に決まったようです。

米GEがダウ平均から外れる、110年ぶり 株価低迷で(CNN)

私が知っているGEは、ジャック・ウエルチがCEOで、ものすごい人気があって、優秀な人が多い、という印象でした。

彼がリードした「ナンバーワン、ナンバーツー戦略」はその後の米国多角化経営企業の主要な戦略となりました。


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(いずれの事業領域でも、世界シェア1位、または2位でない事業は売却する)

後は米系企業では、今ではよく知られた、up or out(昇進しなければ、退職しろ)とか、人事評価下位1/10の者は退職勧告を受ける、とか、シビアな人事制度が強固な組織を生んでいる、と思っていました。

しかし、ウエルチの後半は金融事業を拡大しすぎて、その後のリーマンショックで大きな傷を負ってしまいました。

その傷が癒えだした2014年以降、今度は原油価格の下落や再生エネルギー事業へのシフト、東日本大震災による原発事業の低迷などが続き、重電系が業績の足かせとなったようです(東芝も調子悪いですよね)。

GEの低迷は多角化企業の苦悩なのか、進出した事業領域が不幸だったのか、わかりません。

まだ業績が底入りしたのか、何かアクションがあるのかわかりません。

但し、記憶ベースですが、シーゲル教授の「株式投資の未来」で、インデックスの採用から外れた銘柄の方が、インデックス採用銘柄よりも株価パフォーマンスは長期的によい、という統計結果を見た記憶があります。

その真意は、期待されず、必要以上に売りたたかれた銘柄が、低くなった期待以上の業績を継続すると、株価はアウトパフォームしやすい、ということだと思います。

GE程の課題解決能力を持った企業ですから、何か期待してしまいます。

「ダウの負け犬投資法」という投資手法があります。毎年ダウ平均でパフォーマンスが最低だった銘柄をその年の終わりに買い続けると、翌年はダウ平均を上回るパフォーマンスが得られる、というものです。

但し、ダウ平均時代からAT&Tを保有していますが、そんな感じは致しません(笑)。

GEには期待したいものです。

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