熱心な投資家さんはすでにお読みのこの本。読書メモです。10倍は簡単ではないと思いますが、3倍ぐらいだったら十分使えそうに思いました。
- 本書で何が得られるのか?
- 「会社四季報」を読みこなす・使いこなすことで、値上がり株の見つけ方のスクリーニングができる
- そのために、「四季報オンライン」の有料会員にはなったほうがいい
I. 気になる銘柄のリスト(エクセルなどで作成)
- 四季報読破後に、気になった銘柄の「気付き」をまとめる。①四季報のコメント、②業績の異変、③チャートの転換の3点がメイン
- 気づきが一時的か継続的なのかは、定期的に確認するよりほかない
- 「風が吹けば桶屋が儲かる」式の連想ゲームで、気付きから日本社会に起こっている変化などを汲み取る
住江織物:当時、生活様式の洋風化により、自宅にカーペットを敷くことになった、自動車の普及率が徐々に上がっていった・自動車化などで、本命の建設会社より株価が上がった
II. 10倍株探し4つのポイント
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1. 上場5年以内
2. 急成長
いかにして成長するのか
(ア) 業界内シェアをアップさせる
差別化要素の有無(低価格、高品質、技術力、ノウハウ etc.)
(イ) イノベーションですでにあるマーケットを新しい商品で置き換える
技術革新など(TV:ラジオ、白黒、カラー、液晶、4K・8K、有機ELなど。自動運転システム、無人レジなども)。大きなマーケットを置き換えるGame Changerにも注目。
(ウ) 新天地で販売していく
グローバル化 海外売上高比率50%を超える場合や良品計画などサービス業の海外展開も当てはまる
3. 営業利益率10%以上
4. オーナー経営者で筆頭株主であること(Capが小さい場合)
5. さらに
III. お宝銘柄を見つけるための常識・非常識
1. PER、PBRの高さは気にしなくとも良い
市場が期待している証拠
① PERの高い・低いについて
2. 四季報春号と夏号の間に注目
3. 相場が下落したときに注目すべき銘柄
① リターンリバーサル狙い
② 下落相場でも業績がしっかりしている銘柄(業績上方修正など)
③ 自社株買いを発表した銘柄(経営者の業績への自信の現れ)
IV. 銘柄の分類
1. 成長株 上記4つのポイント
2. 優良株・割安株 従来どおり
3. シクリカル株 景気循環株
V. 株価チャートの見方
1. ローソク足チャート
2. 移動平均線
3. トレンド変化
① ゴールデンクロス:12ヶ月移動平均線が24ヶ月平均線を下から上に突き抜ける
② デットクロス:12ヶ月移動平均線が24ヶ月移動平均線を上から下に突き抜ける
4. 出来高・信用取引の買い残と売り残の推移
- 上場後若い企業が望ましいし、10倍株の実績としても多い
2. 急成長
- ① 売上高増加率が年平均20%以上:4年で約2倍の売上高になる、持続性がありそう
いかにして成長するのか
(ア) 業界内シェアをアップさせる
差別化要素の有無(低価格、高品質、技術力、ノウハウ etc.)
(イ) イノベーションですでにあるマーケットを新しい商品で置き換える
技術革新など(TV:ラジオ、白黒、カラー、液晶、4K・8K、有機ELなど。自動運転システム、無人レジなども)。大きなマーケットを置き換えるGame Changerにも注目。
(ウ) 新天地で販売していく
グローバル化 海外売上高比率50%を超える場合や良品計画などサービス業の海外展開も当てはまる
3. 営業利益率10%以上
- 人件費をコストと考えるか、人を人財と考えるか? 後者の方が望ましい
4. オーナー経営者で筆頭株主であること(Capが小さい場合)
- 成長期の企業(事業が軌道に乗っているとき)はトップダウンで迅速に意思決定が行われ、すばやく行動に移せるため、機制をせんじる事が可能。
- ただし、オーナー経営者と筆頭株主が別の場合で、筆頭株主の人物像が把握できない場合は控えたほうが無難
- オーナー一族の名義が並んでいる場合は相続対策の可能性もある
5. さらに
- 増資・株式分割を行っている
- 事業拡張期の増資はむしろ歓迎すべき
- 株式分割は流動性が高まるので、投資家層が広がり、価値も高まりやすい
III. お宝銘柄を見つけるための常識・非常識
1. PER、PBRの高さは気にしなくとも良い
市場が期待している証拠
① PERの高い・低いについて
- どんなことにも2つの見方が存在する。「視点」の相違。
- 売り手と買い手の視点は真逆である。その銘柄の本質を見抜いて判断したいもの
- 株価が上がるかどうかはPERの高い・低いではなく、上がるための(下がるための)きっかけ「カタリスト」があるかどうか? カタリストがあるのに割安な銘柄は買い。
- カタリストを見つけること。カタリストとはテーマであり、経営方針、中期計画、新製品等への期待であり、増益である。
2. 四季報春号と夏号の間に注目
- 企業の決算(3月末が7割)は3月末で、その後5月中旬までに決算発表が行われる。
- 四季報春号では、3月末決算予想と翌期の予想を3Q時点の見通しで四季報予想を立てている。
- しかし、夏号までの決算発表で各企業は、翌期の会社予想を発表しており、四季報予想(春号)と3末決算を受けた翌期予想で乖離がでる。会社予想のほうが強気の場合、株価は割安を示すこととなり、上昇しやすい。
3. 相場が下落したときに注目すべき銘柄
① リターンリバーサル狙い
- 日経平均やTOPIX以上に下がった銘柄
② 下落相場でも業績がしっかりしている銘柄(業績上方修正など)
③ 自社株買いを発表した銘柄(経営者の業績への自信の現れ)
IV. 銘柄の分類
1. 成長株 上記4つのポイント
2. 優良株・割安株 従来どおり
3. シクリカル株 景気循環株
V. 株価チャートの見方
1. ローソク足チャート
- ローソク足が黒の場合、月初寄り付きが上、引けが下
- ローソク足が白の場合、月初の寄り付きは下、引けが上
- 期間中の高値が上ヒゲ、下値が下ヒゲ
2. 移動平均線
- 12ヶ月、24ヶ月の移動平均線。過去の平均で遅行指標でトレンドを確認する程度
- 直近のローソク足は白が多いか、黒が多いか?
- 移動平均線は上向きか、下向きか
- ローソク足は移動平均線の上にあるか、下にあるか
- 白の足が多く、移動平均線が上向きかつローソク足が移動平均線の上にあれば上昇トレンド
- 黒の足が多く、移動平均線も下向き、かつローソク足が移動平均線の下にあれば、株価は下降トレンド
3. トレンド変化
① ゴールデンクロス:12ヶ月移動平均線が24ヶ月平均線を下から上に突き抜ける
② デットクロス:12ヶ月移動平均線が24ヶ月移動平均線を上から下に突き抜ける
4. 出来高・信用取引の買い残と売り残の推移
- 高値圏にって出来高が急増した場合は人気絶頂の合図
- 信用残の残高も急増していればなおさら
- しばらく横ばいだった株価や出来高が、突然出来高を伴って動き始めた場合は、何らかの合図の可能性がある
応援お願いします。
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