2019年2月13日水曜日

「投資の専門家」のご意見、ココに注意!!






巷にあふれる「投資のプロ」による各種意見。いろんなパターンがあると思いますが、以下の点に注意したほうがいいと、個人的な投資を通じた経験上の私見です。



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金融機関系の専門家、特に証券会社のバックグラウンド

彼らは売買が活発になるほど手数料で儲かるビジネスモデル。また、株式発行体(企業)との取引関係もあって、ホントの事をタイムリーに話できなかったりする。出入り禁止になってしまうと怖い。
(単なる一例ですが、投資会社化したり、経営ゴタゴタがある通信ビジネス主体で子会社上場までやってしまったソフトバンクのことを悪く言う証券会社はいない)

学者系のバックグラウンド。エコノミスト系。

彼・彼女のバックロジック(主張している基本原理)にバイアスがないか、十分な分析がなされているかに注意。

単に、「円高になる」では学者としてロジックが成り立っていない。

彼・彼女たちは市場の流れを解説することはあまりなく(人によるけど)、自らの学説の売り込みにしか興味がない(そういう人ほどメディアで目立つ)。

学者の自説の妥当性(科学的な分析がされているか、主張の前提条件に無理はないか他)をよく理解しておこう。

ポートフォリオマネージャー系の人

なかなか厄介な存在。原則、個人投資家と「同じ船」に乗っているはずだが、ファンドを運営している人は、運用資産額が増えれば増えるほどベースの管理報酬が増える仕組みになっている関係上、強気の発言が多い点に留意。

彼らが表に出て、アレコレ言うのは、自らの投資会社への投資勧誘の一環である点を頭の片隅においておこう。

また、自らポジションが完了してから発言する場合も(株は買いだ、といったときにはすでに仕込んだあととか)ある。

個別銘柄に詳しいということは、その銘柄に投資する前に十分な準備(分析)がなされ、すでに投資して、一応株価が少し上がったぐらいの段階で「自慢」するケースが多い。買ったあとに株価が下がっていれば、黙っていると思う。

何れにせよ、社やファンドを代表して発言するので、自分たちのことを悪く言う人は原則いない。

マスコミ

その時点で話題性があればそれでいいだけで、記事内容は無責任極まりない。しかし、時々あたっていることもあるので、全く無視も出来ない、愛憎半ばする存在。

日経新聞は記者が固有名詞によりTVで話せば、鋭い解説をする人がいるが、同じ記者なのかわかりませんが、活字化すると、凡庸だったり、内容をよく理解せずに記事にしているケースも多い。

経済専門の日経新聞社ですら、この有様ですから、いわんや通常の日刊紙では、株式投資は金持ちの道楽で妬み嫉妬の対象(という報道ネタの位置づけ)に過ぎませんからバイアスがすごい。

(と世間が株式投資に対して感じている潜在意識を活字化しているとも言えますけど)

最も、ジム・クレーマーが言うように逆指標とする手はある(新聞で「株価崩壊、この世の終わり」的な論調が目立つと、相場は底値付近とする投資指標)。

共通する点

「買い」を主張する専門家は多いが、「いつ売ればいいか」を積極的に発言する専門家が非常に少ない。

最もバイ・アンド・ホールドを貫くのならそんなこと必要ありませんけど。

専門家のご意見を賜る場合、その人のバックグラウンドや立場を理解しよう。(アメリカの報道だと、必ずどんな経歴、役職の人で、どんな銘柄に投資しているとか解説がテロップで流れる)
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1 件のコメント:

  1. 池江さん、白血病をわずらわれましたね、、、、。
    治療に専念され、その後の復帰をお祈りいたします。

    配偶者、子供なし、という属性の方のブログが多く、そんなの楽しくブログ報告できて当たり前でしょ?
    そんな中、子供をもつ方のブログということで、いつも拝読しております。


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