2013年2月16日土曜日

第4四半期決算や経営者の発言から見た経済雑感


各企業の12月期の決算がおおむね出そろいました。全般的には、こんな感じといったところ。あまりサプライズはありませんでした。

株価はマクロ経済を反映しているのでしょうか、ディフェンシブ系が高く、シクリカル系は安くなっていると思います。

P&Gは予想外に収益力が回復しており、株価も年初から+12%の急上昇を見せています。はじめてP&G株を買ったのは約3年前で、ドルベースだと過去3年で約25%の株価上昇率にもかかわらず、この1.5か月でその半分近く上昇していることになります。これはよかった。

通期見通しが市場予測より少ないというだけで、ダウケミカルやフォードは10%近く株価が下落するなど、相変わらずです。この2年ほど我慢し通しの銘柄達。

ハイテク系は今一つですね。IBMなんてよい決算だったのに、決算直後以外ほとんど株価が動いていません。個別銘柄より企業のソフトウエア投資動向などに反応するのでしょうか。

インデックス全体を見れば、PERの絶対値基準ではS&P500の実績ベース約18倍、予想ベース13.8倍、ダウ平均同15.3と12.8倍であり、まあまあの水準だと思います。

配当利回りでみると、ジョンソンエンドジョンソン、マクドナルド辺りは未だ3%超あるので、まだ買える水準ではないかと思います。

地域別では

米国内は堅調、アジアは日本が足を引っ張っているケースが多く軟調、東南アジアは絶好調、欧州がダメ、といった感じです。

経営者の西・南欧州に対する見方は、最悪期を脱し、下半期から回復を期待する、というものですが、欧州地域の業績予想は2012年度並みとする企業が大半でした。目先はまだ流動的なので、予断を許しませんが、ECBがこれ以上利下げしなさそう、という点を見ておく必要性があると思います。


東欧はフィリップモリスの決算を聞く限り、絶好調のようです。ロシア、ウクライナ、トルコあたりは調子が良かった。

米国経済の回復基調が継続しそうであること、欧州経済が底入れしつつあること、中国経済も最悪期を脱していそうなこと、日本の経常収支が悪化していることなどを考えても円安要因なので、目先のアホな政治家の発言やアベノミクスだけが為替の要因ではないと考えた方がよさそうだと思います。もちろんこの先さらに円安が進行するのか否かはわかりませんが…。

言いたいのは、ガラパゴスな見方だけで為替を追いかけるな、という点ですね。


個人的には年後半から、(米国その他の)経済成長率がやや増すのではないか、消費環境もよく、インフレも安定しているのではないか、経営者の現在の業績予想は慎重すぎるのではないか、すなわち株価に追い風ではないか、と勝手に思っています。目先、難癖つけて調整してくれると、シメシメという感じです。


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2013年2月10日日曜日

どんな投資本を読むのか お勧め書籍 その1 「株式投資の未来」


いろんなブロガーさんが書かれているので、二番煎じになると思って、あんまり気乗りしなかったのだが、一遍ぐらいはやってみようと思います。

通り一遍な概要を紹介するだけですと、他のブログとの差別化になりませんので、出来るだけ実体験を交えながらご紹介することで、「なぜこの本が役に立ったのか」ということがメッセージとして伝わるのではないか、と思ったりします。


第一段は「株式投資の未来」について書いてみたいと思います。
(株式投資の未来 ジェレミー・シーゲル著、日経BP社)

(私の好きなページです)
なんといっても、長期投資、コアにアメリカ株、配当、バリュエーション重視、という今の投資スタイルの原型を教えてもらった本なので、やっぱりトップバッターでしょう。

この本の素晴らしいところは、株式投資を超長期にわたって徹底的にデータ分析した点と思います。そのデータに基づいて、アドバイスしている点です。

株式投資のリターンをトータルリターンで測定する、というのはアメリカでは常識になっています。トータルリターンに何が最も寄与するのか、というのはシーゲル以外の学者でもいろんな角度で分析しており、配当が非常に大きな役割を示すことが証明されています。すなわち、配当を重視することが長期投資の基本である、ということを教えてくれた本です。たぶん5回は読んでいる。


以下概要です。

Q:長期的にバイアンドホールドを前提とした場合、どのような銘柄を持てばいいのか
  1. 最高の運用成績を示したのは、生活必需品と医薬品セクターで強力なブランドを築き上げた企業である(ちなみに1957年~2003年の46年間でトータルリターンの第一位はフィリップモリス、第二位はアボットラボラトリーズであり、今、2社とも私の主要ポートフォリオになっている。特にフィリップモリスはPF第一位)。
  2. 卓越したリターンをもたらす企業は、実際の増益率と市場が期待している増益率の差できまる。つまり、市場期待以上の成績を残す企業。配当がこの差を増幅する(コメント:あまり期待されていない企業が期待以上の成績を残すことを意味する)。
  3. 運用成績の良い企業は、PERは市場平均よりやや上、配当利回りは平均並み、ただし長期的な増益率が市場平均を上回っている企業(コメント;業績が安定して成長できる企業を意味していると思う)。
  4. いい企業には高い価格を払う価値はあるが、いくら払ってもよい、ということは決してない(ITバブルの時期の様に、成長株に過大なプレミアムを決して払ってはならない)。
  • 長期における資産のトータルリターンで株式に勝るアセットクラスは他にない。いつの時代も一貫して年率平均6%~7%の成長を維持している。10年で2倍のペース(コメント;債券や金などと比較して言っています)。

  • 株主価値の源泉
  1. 配当は不可欠なものである。
  2. 含み益ではなく実現利益だから。
  3. 配当金を再投資し続けることは、下落相場のプロテクター上昇相場のアクセルである。

ちなみに私の今のPFにおいて、やはりフィリップモリス/アルトリアグループのリターンは安定的に良いです。株価上昇率はおおむね市場平均を上回り、配当利回りは常に市場平均以上です。他の銘柄のパフォーマンスが安定しない中、これらの企業およびJTも含めると、確実に株価も配当も上昇するので、ニューマネーを投下しないとPF全体におけるウエイトが上昇していく傾向にあります。


著者のシーゲル教授は、今なおブルームバーグやCNBCといった投資番組のインタビューをよく受けますが、彼の現在の投資家へのメッセージはほとんどこの本に書かれていることです。

今年1月29日のBloombergにご出演



ダウ平均は2013年、70%の確率で15,000ドルを付ける、という内容。タイトルはもっと刺激的に17,000ドルがターゲットという派手なもの(たぶん、ブルームバーグが「よいしょ」したのだろう。教授自身は15,000ドルのコメントが中心)

  •  ロジックの概要は株式相場のPERの拡大によるものである、という感じ。PERがなぜ拡大するのかと言えば

  • 株式相違場は歴史的なPERの平均値より未だ下にある。
 
  • 巨額の資金が債券に眠っている。それらは全くリターンを生まない。しかし、アメリカはマイルドながらもインフレが継続しており、さらにインフレ率は上昇する可能性が高い。
 
  • 一方、連続増配株(Dividend Paying Stock)は3%~4%の配当利回りにあり、なおかつトラックレコードはすこぶる良い。
  • 住宅価格底入れによる資産価格の持ち直し。
  • これらの流れから、実物資産である株式に資金が流入する環境が整いつつある。
  • 200年の株式市場のデータ分析より、株式相場は10年サイクルでアップアンドダウンのサイクルを繰り返す。2000年のITバブル崩壊から2009年の大底までは悪い10年(Lost Decade)、これからはよい10年になるという分析が出ている。
 ロジックの中心はPERであり、これは著書にしつこく書かれていることです。
 

あとはアマゾンの株高はなぜ正当化されるのですか、とか、バーナンキの金融政策をどう見ますか、といった内容ですが、割愛いたします。

アマゾン株については、IT[バブルの時代にシーゲル教授が高すぎる、といった他の銘柄で唯一(株価と高いPERが)生き残った?銘柄で、ノーコメントだといってかわしていました。

インテル、シスコ、マイクロソフトといったテクノロジー開発次第の成長ではなく、ショッピングという日常生活に密着しているからではないかと言ったきり。

私自身、「株式投資の未来」に沿った投資を実践しているつもりですが、本の中で、株価の成長が期待外れに終わった代名詞となっているIBMとシスコを保有していますので、鵜呑みにしているわけではありません(もっとも両社とも、PERの期待値 < 持続可能な増益率 であると思って買っているわけですが…)。 


その2からは、他のブロガーさんがあまりお勧めしていないが、参考になった本、という目線を取り入れて差別化していきたいと思います。



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2013年2月2日土曜日

1月の投資状況


 
前回の記事と大きく変わりませんが、2月1日の雇用統計発表後の終値にしています。最初の1ヶ月で1年分の値上がり目標を達成してしまったので、ちょっとびっくりしています。調整局面が来るのか、横ばい推移するのか、正直わかりませんが、今年いっぱいは日米とも金融緩和が予定されているので、大きな落ち込みを想定していない、すなわち、強気、で見ています。国債の金利と株式益回りの差が依然大きいので、PERの拡大局面であると思います。

アメリカの10年物国債金利はやっと?2%台を回復しました。リーマンショック後、イールドカーブが前年比アップしたのは、久しぶりだと思います(今の金利-昨年同時期の金利差がプラス幅で拡大している。景気回復、インフレ期待がちょっとだけ上がった)。

ドルインデックスは、このところずっと80台を行ったり来たりしていますので、円独歩安のような気がします。急激に円安に振れたのでちょっとびっくりしています。当面は75円でも100円でもこれまで通り投資を継続していくつもりです。

 
今月の売買状況

売り:なし

買い:プロクターアンドギャンブル(PG;買い増し)、ジョンソンエンドジョンソン(JNJ;買い増し)、キンダー・モーガン(KMI;買い増し)、セブン銀行(新規)

去年の投資予算の残りを使い切りました。大統領選直後にもっといっぱい買っておくべきでした。1月は繰越予算を全軍出撃させました。


PG(パンパース等家庭用品)はライバルである、ユニリーバの決算が良かったので、消費環境の改善を期待して決算前に買いました。決算が予想外に良かったので、いいタイミングでした。PG復活の兆しが見えたかな?1月だけで株価は11%も上昇してしまいました。株主になって3年ほどたちますが、こんなのは初めてです。

 
JNJ(ベビーパウダー、バンドエイド、コンタクトレンズ、整形外科用インプラントからバイオ薬までヘルスケアコングロマリット)は今年こそ、ノーマルな成長路線に復帰することを期待して買いましたが、13年度の業績ガイダンスは保守的でした。多分期中で上方修正する、と期待しています。医薬品の新薬が好調なことと、リコール問題で揺れた大衆薬部門の再販による売上高回復期待があります。インプラントの賠償問題が残りますが、CEOも若返ったので、フレッシュなJNJを期待しています。


結局、シェール関連銘柄は現時点でKMI(天然ガス等パイプライン運営)に集約しました。配当利回り4%で年間15%近い増配が見込めるのは魅力です。KMIは昨年買収したエル・パソのGPにもなっていますが、同社からのIncentive Distribution Rights(MLPのGPに対し、運営するMLPが目標利益を超えた場合に、GPがもらえるインセンティブ配当収入)が今後見込まれるので、向こう数年は10%~15%の増配は期待してよいと個人的には思います。

 
シェールガス関連でいえば、ガスの相場が暴落していて、儲からないのではないか、という懸念があります。アメリカでは天然ガスのうちドライガスとリキッドガスと俗に言われている2種類が存在します。取り出したガスに水分が多く含まれていればリキッドガス、水分が乏しければドライガスという風に分けられます。

リキッドガスは天然ガスの主要成分であるメタンを取り除くと、天然ガス液(Natural Gas Liquid;NGL)になります。このNGLは化学産業の原材料(エタン等)や天然ガソリン(ガソリンへの添加成分)などに分解されるので、リキッドガス=ガス+化学原材料+コンデンセート等に分解して販売することが出来ます。ガスで儲からなくても、そのほかにも収入源があります。従いまして、リキッドガスが多く出るガス田は採算をクリアしているはずです(ペンシルバニア州にあるマーセラス堆積地等はリキッドガスが多いと言われている)。

ドライガス田はNGLが無い分採算的に厳しく、生産量が落ちているはずです。

ちなみに、日経新聞で毎日騒いでいるLNG(Liquid Natural Gas;液化天然ガス)は、天然ガスを冷やして人工的に液状化したものを指しますので、NGLとは違います。この辺ややこしいですね。天然ガスは取り出したら気体なので、海を隔てて長距離を運ぶのに適していません。
 
そこで、わざわざ液化して、タンカーで運ぶことを日本人が考えただけです。液化するのに巨大な設備投資が必要なので、気体のまま購入するのに加工賃が嵩むことになります(輸入後、液体から再度気体に戻すのにも加工費が必要になる)。そのことをすっ飛ばして、シェールガスは他の国から買う天然ガスよりずっと安い、と盛んに書きまくっている同紙の姿勢は何を意味するのでしょうかねえ?(専門家の試算によると、北米で輸出用のLNG施設を新設すると、シェールガスをLNGにして日本に輸入しても、通常の天然ガスよりちょっと安い程度だった)。

 
KMIは最近、英国・オランダのシェル石油とLNGの輸出基地の建設を提携しましたね。アメリカが日本に天然ガスの輸出を許可するのか、見ものですね。個人的にはロシアからパイプラインを使ったほうが安上がりではないか、と思っていますが、日経新聞は盛んにアメリカからの輸入をバックアップしていますね。

KMIにはドライガス田も、リキッドガス田もあり、強弱入り混じっている状況です。しかし、それでもなお、石油や石油関連製品あるいはターミナル貯蔵庫などMid-Stream Assetsが分散化されていて、(さらに先物の予約等のデリバティブも使っていて、価格のボラティリティに対し)リスクヘッジを行っています。

但し、天然ガスが豊富にあるということで、今後、価格上昇はそれほど望み薄かもしれませんが、それなら電力エネルギーだ、天然ガス車だ(私の街でも一部天然ガスを原料とするバスが走っています。これは環境PRのためですけど、アメリカの場合そろばん勘定でガスを使用するでしょうね)、と使い道はたくさんありますので、パイプラインはなくならないし、まだ必要とされると思います。アメリカが天然ガスを重用してCO2削減で環境だ、なんて言い出すと(一応オバマは言っていますが)、世の中ほんと変わるものだと実感しますね。

セブン銀行は、もっと早く買っていればよかった、とずっと思っていた後悔銘柄の一つだったのですが、思い切ってこの段階でエントリーしました。東証1部指定替えの頃から参入を考えていました。ずるずると株価が上昇してしまい、後悔していました。地銀ATMアウトソーシング分野はまだ伸びるでしょうし、インフレターゲット政策は金融機関が一番恩恵を受けるはずです(流通するマネーが増えれば)。
 

予想受取配当金増加率推移


今月の増配発表
 
増配の発表があると、一番うれしいですね。今月は4社です。

アボットラボラトリーズ&アブビー:5.9%増配です。40年連続増配だと思います。会社分割直前に発表された2社の配当を合計すると5.9%の増配となります。増配ペースが少し落ちていますね。

KMI:0.01ドル、1セント引き上げました(四半期ベース)。年間ではBudgetとして、まだ0.09ドルの引き上げ余地が残っています。

フォード:0.05ドル(四半期ベース)から0.1ドルと倍増に引き上げました。欧州のリストラコストなどが残っている中での決断で、よく引き上げたと思います。強気の姿勢を示したかったのでしょう。

JT:期末配当を30円から35円に引き上げました。年間で60円から70円のインパクト(計算では+5円分のみ算入)。

ドル/円が86円台から92円台まで円安になったこともあり、1ヶ月で+11%と好調に推移しました。

Yield on costが6.15%とついに6%台に突入しました。外国債券並みになりましたね(株式には償還期限がありませんが)。いまいち疑問符のつく、変な商品設計の外国債券(信託報酬や販売手数料がかなり高い)とIBM、マクドナルド、ジョンソンエンドジョンソン、NTT、キヤノン等ブルーチップで固めたDividend Growth Stockで、どちらに信頼感がおけるか、よく考えましょう。

 

2月に向けて

さすがに玉切れなので、おとなしくしていると思います。

これまでの楽観雰囲気から少し変わるかもしれません。

 

最後に

相互リンク先の資産運用相談員のkaoruさんから何度もおすすめブログにご指定いただきました。ありがとうございます。これはものすごいインパクトがあります。

このブログはGoogle系ですので、通常の参照元はGoogle searchが圧倒的に多いのですが、この数か月はkaoruさんのブログがGoogleを差し置いてダントツ1位となっています。

また、日経ヴェリタス等でブログや私の投資法を何度か紹介をいただきました。その時と比較して、Kaoruさんに紹介していただくとブログのページビューは急増するので、その影響力に脱帽いたします。

つまり、

Kaoruさんのブログ>Google、かつ、Kaoruさんのブログ>日経ヴェリタス、なのです。これはブログの運営上ものすごいことだと思います。

 

人気の秘訣は手短に、さわやかに、なるほど、と思うことを継続的に書いていらっしゃるからだと思います。私の方は長々と毒舌満開で書いているのに、何がマッチするのかしばし不思議に思いますが…。


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2013年1月30日水曜日

基本を大事にする

個人投資家の9割は損をする、ということをよく耳にしますが、なんで?と正直思う。

今の段階で、あれこれ言うと、ベテランの方にお叱りを受ける可能性もありますが、
物事、基本に正しく、同じことを繰り返し、時間をかけて取り組めば、ある程度の結果が出る、という原則は株式投資にも該当するのではないか、と思っています。
勿論、運も味方してくれました(私の場合、運とはリーマンショックでした。これで、底値だ、とはっきり分かる大暴落だったので、かえって強気になれた。しかし09年の2月は底なし沼で怖かった)。

株式投資の結果を市場平均に勝利すること、としてしまえば、かなり難易度が高くなると思いますが、個人投資家として、それなりに儲けを出せばよし、とするなら、当てはまるのではないでしょうか。

正しい知識
正しい努力(集中して取り組むと言うべきか)
時間をかける
これらを繰り返す
そして、失敗から学ぶ

スポーツ、勉強、仕事、趣味、どれにも当てはまりそうです。これを徹底するか否かで、さらに大きな差がつきそうな気がしますが…。

投資法は極論すれば、スイングでも、チャートでもいいと思います。それぞれの投資法を十分理解して行けば、そのうち運も味方してくれるのではないかと思います(私はチャートを理解できませんが)。
短期売買で、ものすごい利益を稼ぐデイトレーダーは、正直うらやましいです(但し、自分にはまねできるとも思わない)。
スイングトレードでも、信用売買でも儲けている方のブログを拝見すると、規律や戦略が一貫されていて、やはり根っこの部分は通じるものを感じます。

要するに、真剣に取り組んでいる人ほどそれなりにリターンを挙げている、正直者が報われている、という当たり前のことが株式投資でも、一般的には(中にはビギナーズラックで大金を稼ぐ人もいるでしょうが)言えるのではないかと思います。

そりゃ、資本市場で勝負するんだから、言われてみれば至極当然かなあ。

インデックスファンド(またはETFでも同じ)そのものは、優れた商品であると思います。しかし、インデックスでうまく投資できる人も、インデックスそのものを熱心に研究されていますし、その結果、なぜインデックスやETFが効率的なのかを理解できる資産運用リテラシーをお持ちだと思います(その熱意を個別銘柄に向ければなあ、と思いもしますが、人それぞれ立場も考えもあって興味深いものです)。

それはすなわち、正しい知識を正しい努力で身につけて、時間をかけて継続されているからにほかないのではないでしょうか?

したがって、インデックスで結果を出すにも、個人差はあるにせよ、それなりにリテラシーを身につける必要性はあると思います。

よくわかりもしない商品に、大金をポンとはたいて平気な人は、いかがわしい毎月分配金型のソブリンファンド等に手を出している、というトレンドを周りでよく見ます。

以下は願望に過ぎませんが、そうでなければ、やってられませんなあ。


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2013年1月27日日曜日

株式資産の「急騰」と資産効果


米国株式の購入の際に交換するドルの総平均レートは、2008年6月に初めて米国株を買って以来、89円程度でした(ちなみに2008年6月時点でドル円レートは106円だった)。

もちろん、1ドル100円台から70円台の円高に至るまで、我慢し続けてドルを買い続けていたので、ドル円の平均交換レートは下がり続けていました(株式ではこういうのをナンピン買いというようです)。

「アベノミクス」で一気に円高の修正が巻き起こり、私の外国株ポートフォリオは為替レートの上でも「為替差損」は解消しました(現時点ではという枕詞付ですけど)。

 「為替差損」があっても、米国株の株高のおかげで株式総資産は終始プラスの状態を維持することができていたので、為替の解消で一気に円ベースの資産価値が上昇しました。

(その反面、米国株を買うのがやや割高に感じるようにもなりましたが…)。

先週末段階で暫定的に総資産の円ベース金額を試算すると、昨年末比+13%(ニューマネーも含む)となっており、わずか3週間程度で、年間の期待資産値上がり率(私の場合+10%程度)並みの急騰となりました(年末から株をバイアンドホールドしている人は似たり寄ったりのはずです)。

バーナンキFRB議長がQE2を示唆したジャクソンホールの講演会(2010年8月)から、もちろん追加投資しているので、純増ではありませんが、資産は約倍増しています。


これが「最大瞬間風速」とならないことを祈るばかりです…。

また、株式資産総額 > 住宅ローン残高 となり、家一軒分が私の純資産になりました。

住宅ローンは変動金利(1.2%の優遇金利付き)ですので、住宅ローン減税と合わせると、0.25%~0.50%程度が実質金利となります(年末残高に1%のローン控除がつくので、年間の平残ベースだと0.25%より高い金利になると思います)。

一方、株式投資資産は、1ドル89円ベースだと、時価に対する配当利回りが3.75%、簿価に対する配当利回りは5.7%に達し、配当総額 > 支払利息 が鮮明になっています。

(え?変動金利住宅ローンは、金利上昇リスクがある? 変動金利の根本になる短期プライムレートは日銀の政策レートに連動して決められますので、日銀が利上げしないと始まりません。アベノミクスはインフレ率2%に達するまで、金融緩和を継続するのが基本ですので、インフレ率が2%を超えたらそのラインかもしれませんが、そんな一気にレートを引き上げるようなケースを想定していません。インフレ率以上に金利を引き上げるのは本当に景気が過熱化しているときです。まずは、インフレ率をプラスに持っていて、中央銀行の金利操作が景気に影響を与えるようにするのが目的なので、遠い先の話です。また、3%程度の利上げ程度で家計が破たんするような設計にしていないので、あまり深く考えないでよいと思います。そこまで「順調に?」金利が上がれば、家計も潤っているはずです。

一方、固定金利選択型は国債金利に連動しますので、よく藤巻さんがおっしゃる「ガラガラポン」が起こると、金利期間の継ぎ目の年には高騰するリスクはあります。ユーロで一部の国の国債金利が上昇したからと言って、ECBは利上げを行っていません。

長期金利は市場で決まり、短期レートは日銀が政策的に決めるものです)

そこで、もう8年以上も使っていたカバンを買い換えました。円高の最終局面なので、輸入物価の上昇が今後起こると思ったからです。カバンのような買回り品は、たぶん在庫回転月数が3から4か月程度なので、春先から1ドル90円程度の価格で販売されるリスク?を考えました。

TUMI(これ最近ニューヨーク証券取引所に上場したんですが、TUMI Holdings;TUMI)のバッグを楽天市場で買いました。
 
 

丸の内仲通に直営店がありますが、ネット通販で買えば、半額以下で買えます(アメリカからの並行輸入品)。2万円程度でした。

「資産効果」?で財布のひもが緩んだのでしょうかね?(投資資産から個人消費にお金を移したわけではないですけど)

一応、TUMI Holdingsを投資対象として紹介(まだ無配なので、当分買う予定はありませんが)



いわゆる成長株の一味でしょうか。30倍を超えるPERの企業の将来性は私にはわかりませんが…。売上高は約4億ドル(360億円)、時価総額約15億ドル(1350億円)の小型株になります。

Coach(COH)は時価総額が約一桁大きい企業ですが、こういったところとの比較でしょうか?(先日の決算が悪かったので、株価が急落しています)

ラグジャリーブランド企業なら欧州でしょうか。 いずれにせよあまり配当する感じではないので、NIKE、TIFFANY以外の消費者買回り品系企業は個人的には大してマークしていません。
 


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