2012年3月15日木曜日

ホッタラカシ投資のパラドックス


インデックスに積立投資して放置していれば一財産…。よく投資のプロが初心者向けに唱える投資方法です。

忙しいし、なんだか難しいから、簡単で市場と同じ程度のリターンが低コストで出来る。というのが投資サイドのメリットです。

インデックスを積立で長期に継続するという投資方法は、かなり正解な投資方法だと個人的には思います(個人的には資産の増加ではなくインカムの増加をメインにしているので、インデックスは目的に沿わないのでほとんどやっていない)。

しかしながら、本当にこれでリターンを上げることが出来る人って

  1. 本当にホッタラカシに出来る人
  2. 金融経済に精通しているがゆえに、インデックスや投信等が最も効率的な商品と理解している人
  3. 相場が暴落の日も暴騰もひたすら我慢強く積立抜いた人


ぐらいではないだろうか?(単なる推測で済みません)

「本物の」投資のプロ(ウォーレン・バフェト、ピーター・リンチ、ジム・クレイマーやジム・ロジャーズ)が口を酸っぱくして、「投資対象を理解しろ、理解できるものだけに投資しろ」と言っています。

にもかかわらず、何となくうまくいってしまう、と言うのはビギナーズラックではありえると思いますが、長期でそれなりの成績を収めるためには本当にホッタラカシが絶対に一番いい!と確信できるぐらいでなければ容易ではないように思います(確信できるころには、何に投資しているのか理解できていると思う)。

ホッタラカシ投資が一番いい、と確信できるぐらい理解してからホッタラカシにすることがコツだと思いました。

我慢強く積立抜いた人は、当初の「時間がなく」、「手軽に」という目的に合致したのか再考しましょう(恐らく、積立期間の中では気が気でなかったはずだ)。

結果的に「金融経済が勉強できてよかったです」という『副作用』があった人はおめでとうございます。

初めからホッタラカシで成功できそうな人は、神経が図太そうな人???(図太いことをネガティブにとらえる必要性は全くないと思います、念のため)

投資の初心者には、甘い投資方法なんてないから、しっかり色々勉強して、失敗しながら成長してください、とか、雨の日も風の日も我慢強く継続するのですよ、感情的にならずに規律を持って対処するのですよ、などズバリアドバイスしてあげるのが、本当の親切ってもんではないでしょうか?

胸に手を当てて、自分が社会人でどうやって成長してきたのかを例にとっても、苦労して失敗を重ねて、運や上司・同僚に恵まれて、これまでやってきたはずです。
趣味や特技も初めからうまくいくようなことはなかったはずです。
個人的には投資だけ最初から簡単に行くと考えるのは虫が良すぎるような気がします。
(投資のプロだって失敗や挫折が澤山あるんですし…)

と偉そうに言いながら、自分も未だに失敗が絶えないので、これぐらいにしておこう。


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