2012年3月31日土曜日

3月の投資状況


今月も堅調な一月でした。月末に少し円高に戻ってしまいましたが、先月と比較した場合、引き続き円安効果にも恵まれました。

初めて米国株を買った2008年から直近まで、ドルを買った為替レートの単純平均を計算してみたら、まだ89円台で、為替差損があるようです。
証券会社、銀行等への投入資金合計(含む外為手数料、送金手数料等諸費用)÷ 両替直後のドル資金合計=89.88
20086月に最初に買ったときは107.64円でした。めげずにドルを買い下がっていきましたが、振り返ると90円台前半が多いですね(諸費用込み)。

しかし、アメリカの失業率が7.0%を割ったぐらいではないとドル円90円台回復は難しそうですね。その辺が現時点における「フェアバリュー」と思われますので、もっとドルを「ナンピン買い」する必要がありますね。

さらに、FRBと日銀が目指すインフレ率の差は依然1%の開きがありますので、将来もゆっくりとした円高は続くことが理論上は予想されます(日銀さんは「本気」で1%目指すのかなあ?)。

ポートフォリオは今月も売買無しで推移しています(DRIPを除く)。

とグダグダしている間に、「世界景気回復不透明感」な~んて言いながら円高、株安の調整局面に陥って、含み益も飛んでしまうのでしょうね。中国の党大会は下半期だし、そこまで政策出動なしでしょ?


日本でも連続増配株の話題が増えてきたように感じます。日本企業が今後どこまで増配を繰り返すのか、見ものですね。英米では、従業員の首を切ってでも配当を増やしていますので、そこまで覚悟があるとは思えない日本企業では、高望みは出来ないなあ。

ちなみに米国では25年以上連続増配をする企業が100社以上存在します。日本では花王が最高で21年だったと記憶しています。

連続増配が出来るような企業は、基本的に勝ち組企業なので、潤沢なFCFを活用して毎年のようにごっそり自社株買いを行います。発行済み株式総数を毎年減らすことが出来るので、通年の総支払配当額の増加率<一株配当の増加率 とすることが出来るので、効率的かつ効果的な株主還元が出来ます。

例えば、営業利益が前年度と全く同額でも(営業利益以下の数値は中立とする)、発行済み株式総数の3%を自社株買いして、配当金の総額を前年度と同額とした場合、一株配当金は3%アップ出来るはずです(たった3%でも、この「コツコツ増配」が連続増配のコツ(・・))。

増配や自社株買いが進むと、株価も自然とアップしますし、メタボリックな株主資本のシェイプアップも出来てPBR1倍割れなんていう不名誉なバリュエーションも昨日の話になるでしょう。

ちなみにドイツ人が社長になって話題となった我がPF第二位のIBMPBR12倍です(ドイツ法人の社長からの転任なので、日本法人のほうが一応格上なのでしょうね)。最近不調のジョンソンエンドジョンソンでもPBR3.2倍です。

大体一株当たり利益に無頓着なIRをやっている会社はこういう意識は多分ゼロでしょう。

個人的にはNTT辺りは、私が期待する範疇にはいるような気がします。ただ、調べてみたら、連続増配ではなく、増配する年には結構一気に増配していますね。個人的には年平均で5%程度増配できるのなら、毎年連続する必要性はないと思います。ただし、心理的に毎年増配発表を聞くと、経営は正しい方向を向いているなあという安心感を覚えますね。「マメさ」も大事な様な気がします。経営者の株主に対する愛情表現みたいなものですよ。

「好きよ~、好きよ~」と小まめに言われる方が、クラっと来ませんか?(俺だけかな?)

予想受取配当金増加率(税込)

今月は売買なし、増配発表なし、と平和な月でした。
DRIPで自動買い付けしたものと円安分だけ増加しました。この結果、年初来で予想受取配当金は+9.2%となりました。

目標年間1215%増ですが、第1四半期で早くも9.2%の増加となっています。内訳は新規購入3.3%、DRIP0.4%、増配1.6%、減配-1.0%、為替4.9%が各項目の寄与度となっています。円安が大きいですね。

Yield on Costは何もしていませんから、5.03%に上昇しました。時価でのYield3.63%となっています。

しかし、為替の変化とは、もらえる通貨量には変化が無く単なる評価ベースなので、株が一杯買えるわけでもないので、なんと言うか・・・。だんだん贅沢な要求になってしまう。

さて、4月の注目点は、雇用統計でNFP+20万人台を継続できるのかと言う点と、企業決算および月末のGDP速報第一弾でしょうか。銀行や一部のシクリカル産業およびアップル以外の企業は収益伸び悩みや業績下方修正あるいはストリート予想を外すなど「波乱」を予想しています(皆「波乱」を予想すると、「波乱」でなくなってしまうけど)。

株価はfacebookIPOまで持ちこたえるのかなあ? 証券会社も、石にかじりついてでも、強気を演出するのかな??? 一旦調整して、facebook前後でもう一回盛り上げるのかな? もう少し様子を見てみよう。サッカーバーグさん、ネクタイしていましたなあ、ちょっとがっかり。

GDPは昨年第4四半期から大きく後退すると言う説と、個人消費が堅調で案外イケルと言う説がありますので、これも見もの。


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