ドルインデックスという指標を毎月定点観測していますが、これは米ドルの総合的な指標で、各主要通貨の加重平均的にドルに対する動きを表すように作られています。
即ち
ユーロが約58%、円が14%、ポンドが11%、カナダドルが9%、スゥエーデン・クローネが4%強、スイスフランも4%弱で構成されているようです(スゥエーデン・クローネってスイスフランより出回っていたのかな?)。
そして上の図は私が毎月ドルインデックスのデータを採取しているWebのドルインデックスチャート(10年)です。
ここ半年、知らず知らずのうちに80台から一気に90台半ばまで上昇してしまいましたが、確かにチャートで示すとすさまじいドル高ですね。
2008年リーマンショック直後や2011年(米国債格下げだったかな?)の最安値時期は73ぐらいでした。今95前後です。約30%のドル高になっています。
同じ時期のドル円レート推移です。
(ちょっとチャートの形式が違うのでわかりにくいですね)
円はリーマンショック前の最安値時期は120円台前半まで下落し、2011年後半の最高値時期は78円程度でしたかね(75円程度まで最高で言った記憶がありますが、ざっくりした平均値ベースです)。そして今また120円台に差し掛かっていますね。
ボラティリティは60%前後あるのでしょうか。
ドルが3割動くと、円はその倍動く(なぜなら過去は日銀がサボっていたから??)。
2つのチャートを注意深く見ていると、リーマンショック後にドルが反転した時期は2011年後半と2014年の前半です。
円が下落し始めた時期は、2012年後半(解散宣言があった時)と2014年半ばです。
日本のマスコミの論調では、黒田バズーカが円安を引き起こしたように書かれていますが、冷静に見てみると、既にドルは高くなっていて、円が追いついたというのが正しい見方かもしれません(もちろん黒田さんの緩和は直接の円安要因だったと思いますが、真相はドル反転の後追いだったといえる)。
とまあ、こんな感じなので、グローバルアメリカ企業の苦境もご理解いただけるんじゃないでしょうか?
但し、今以上のドル高もそう期待できそうにないような感じも見受けられます。ユーロ圏内の景気次第ですが。。。
さて、
今月の売買
売り、買いともなし。
今月の配当
今月の増配
JT +8%
Cisco Systems +10.5%
3月
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