2018年10月20日土曜日

安倍総理の外交の関する雑感









安倍総理と言えば、

投資家から見れば
アベノミクスの人

一部の左派から見れば
モリカケの人

しかし、よく観察してみると
外交の人かもしれない。


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これまで日本の総理大臣で、中曽根さんや小泉さんはアメリカの大統領と親密な関係を築くことで、外交の大半を賄っていたような気がする。

しかし、安倍政権では日本は中国、韓国、北朝鮮などお隣さんとの関係が非常に微妙な状況が続いており、こういった国々にそれぞれ目くばせする必要性があり、それ以外にも欧米、はたまたオーストラリア、インドといった国々とも緊密な関係を築き上げている。

個人的に非常に評価できる点は、あのトランプ大統領ですら、安倍さんの悪口はあまり言わない(他の国の首脳よりも聞く回数が少ない)点だ。



トランプさんは誰彼かまわず、思ったことを口にする(ツイートする)悪癖(計算されているかも?)がある。
それが政権幹部であろうが、メルケル首相であろうが習金平であろうが。

しかし、大統領就任前からトランプタワーに出向き、うまくゴマをすって??? トランプと個人的な関係を築き、その後も頻繁にホワイトハウスを訪問したりで、頑張っている。

一方では、アメリカ抜きでTPPを成立させるなど、よくまとめあげたと思います。

さらに、日欧EPAも締結させるなど、欧州でも経済外交を活発化させて(日本から持ち掛けないと、多分欧州にとってそんなに魅力的でもないだろうし)、メルケルさんとはなんと16回も会談しているようです。
(ドイツって、日本はあまり好きではないらしい。自動車・機械・化学など主要産業はほとんどかぶってしまいますからね。)

だから? 互いにライバル心が強いイギリスにすり寄っているようにも見えますね(EU離脱が袋小路に入った英国に救いの手を差し伸べるように日英同盟復活とか言われている)。

それだけではありません。中国の東シナ海への進出?(侵略?)に関し、インドやオーストラリアなど中国が膨張すると困る国とも緊密な関係を結ぶなども実施しています。

ロシアのプーチンとも何度も会談しています(北方領土問題、難しいですね)。

こういった国に、自ら外遊で訪問して積極的に関係を構築しようとしている点もいいと思います。

長期政権化したことで、外交にもドップリ時間を割くことが出来る、とも言えますが、日本の場合、任期(衆議院4年、自民党総裁3年)があっても、足の引っ張り合いですぐに退陣させられるため、目先の政策課題を片付けざるをえないので、なかなか外交に手が回っていなかったのだと思います。

こう考えると、
①  まず国内経済基盤をしっかり固めること(これが支持率にもっとも有効)、

②  当然ながらしっかりした政治ビジョンを持っている事(単に権力を得たいのか、政治政策に芯というか「こうしたい」という信念があるかは、新聞を読めばある程度わかる)、

③  身辺整理は常にきれいにしておくこと(モリカケ程度や最近の片山さつきさんの口利き問題など、あの手この手で足を引っ張る輩がたくさん存在)、

④  丁寧な語り口(些細な一言でも大問題化してしまう)、

⑤  グローバルなコミュニケーション能力を学ぶこと、

他にもあると思いますが、日本の総理大臣に必要な資質は、全人格が優れていなければなりません。それをたった500人程度(実質300人程度)の国会議員で、なおかつ、当選回数6回程度以上の自民党員から選ぶ、というのはもう時代遅れじゃないか?

日本という国は、先進国で、いわば大企業のような存在ですが、総理になるのはまるで学級委員を選ぶ程度の感じがしてなりません。

話はそれましたが、そういった学級委員の中にもたまには安倍さんのようなしっかりした人もいるので、救われる思いです。しかし、原子力政策には反対です。消費税増税も反対です(これは妥協の産物なんでしょうが)。

ポスト安倍が心配ですね。

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