2019年5月19日日曜日

米中貿易戦争や景気動向など雑感







「相場の先行きはわからないから、考えても仕方ない」

という考え方は、確かに一理ありますし、実際そうかもしれません。

しかし、リーマンショック後の株価暴落時に、「これ以上下がらないし、また景気は回復し、株価も回復するはずだ」という仮説に基づき株式投資を行った身としては、今はダウンサイドリスクを警戒するのみです。

(S&P500も800程度だったし、せいぜい1500ぐらいまで行けば次の不況に入るだろう、なんて思っていたので、2800にまで上昇するなんて、全く想像つかなかった)


スポンサーリンク



1:中国経済のバブル(負債で不動産開発しまくって、それが行き詰っているため一帯一路政策なんかでバブルを輸出している)の行き詰まりによる中国経済のダウンサイドリスク→欧州経済にも影響がある

2:アメリカ経済の景気拡大局面の息切れ。さすがにそろそろ景気が一服するだろう

3:米中貿易戦争によるインパクト(関税引き上げ、インフレなど)

4:そして国内では消費税率の引き上げによる買い控えから景気失速(すでに消費増税前の値上げが各商品で始まっている)。

これらが2019年後半から2020年にやってくる可能性が捨てきれません。上記のうち3つ(4は日本固有のリスク)が同時に来れば、世界同時不況の可能性が高くなります。

中国の失速は欧州の失速を促します。欧州はかなり中国に入れ込んでいる(VWが一番売れている車。また、地理的に遠いので、政治的感情のしこりも少ない)。

アメリカ経済の失速は世界中に確実に景気の足並みを遅くさせます。

米中貿易戦争ばっかりやっていると、経営者の先行きの見通しが悪くなってしまい、投資マインドが低下しますし、消費者も影響を受けざるを得ません。

日本は、ついに消費増税を始める覚悟です(今のところ)。各社は増税前後に値上げするとだめなので、今まさに先取り値上げしています。

さらに日本では3月決算上場企業の利益の合計額がやはり前年度比マイナス予想のようです(為替レートは110円前後が平均)。


こういった状況を見て、仮に消費増税後に「リーマンショック級」の事態が発生したらどうするんでしょうかね、なんて思ってしまいました。

(個人的には次回の不況は、S&P500が半値になるような落ち込みはないように思いますけど。ただし日経平均はS&P500の下落率のさらに10~20%増しぐらいを覚悟したほうがいいと思います。その差は円高です)

そう考えると、今は他の変動が少ないものへの投資(私の場合は太陽光)、か、じっくり現金比率を高める、がやっぱり良いと思います。

応援お願いします。
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
スポンサーリンク










0 件のコメント:

コメントを投稿