2019年5月2日木曜日

4月の配当状況 バークシャーがアナダルコ石油を間接的に買収か?







シェブロン(CVX)のアナダルコ(APC)への買収提案は、米同業のオキシデンタル(OXY)の提案で買収合戦に入りました。

前回も記載した通り、単にOXYが高値で買収提案したところで、OXYの企業体力からみて大丈夫か? という懸念事項がありましたが、今回なんと、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイがOXYに最大約1兆円(100億ドル)の出資(8%利回りの優先株の引き受けをAPC買収完了が条件で出資するとのこと)とOXYの株価62.5ドルで購入できる新株予約権8000万株分を得たようです。


いやあ、CVXの株主としては場外乱闘のような感じですね。

これにより、表面的にはOXYの弱点であった資金調達能力はメドがたったかもしれません。

さて、4月の配当です。


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4月の売買
売り、買いともありません。

4月の増配
Black Rock $13.2 → $14.0 +6.1%
Johnson and Johnson $3.60 → $3.80 +5.6%
沖縄セルラー    ¥117 → ¥130 +11.1%

5月に入るともう少し増配情報があると期待しています(NTT、KDDIとか)。

配当株を売却していることと、追加投資をやっていないこと(今は太陽光に資金をシフト中)なので、配当総額がここ数年横ばいで推移しています。


さて、CVXとOXYによるAPC買収合戦。バフェットがOXYについたことで混とんとしてきましたが、APCで株主総会の決議が必要なことは当然ですが、OXYでも臨時総会が必要なようです。
(株式交換で発行する株式数が多すぎるので)

したがって、Dealの安定性ではまだCVXが(OXYより少し上の価格を再提案できれば)有利なような気がします。

バフェットの出没は、OXYの既存株主から見れば「高金利借入金」にすぎない(8%の優先配当ですよ。毎年800百万ドルになる。APCとOXYの純利益の単純合算は4+0.7=4.7Bの17%にも上る。もちろん合併シナジーがあれば比率は薄まるが、APC単体の純利益0.7Bを超えている)のと、将来の新株予約権による希薄化懸念など議論の余地がありそうです。

ただ言えることは、それだけ、シェールオイル権益(特にテキサス州パーミアン地域)は今後とも有望であると考えられているということでしょう。

アパッチとかシェールオイルブームで火傷した石油会社にも再編可能性があるかもしれませんね。

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