よく、「個人投資家の9割は損をする」という話を耳にしますが、実感が湧きません。
私は2008年ごろから、個別銘柄の株式投資をやり始めています。時期が良かったかもしれません(今から思えばですが、当時は怖かった)。
もちろん、2008年から約14年、すべての時期でうまくいっていたわけでもありませんし、並み居る凄腕の投資家さんには大きく劣後しています。今や、配当貴族銘柄に投資することは、米国株投資家では「当然」の類に入っているとさえ思われます。
2008年以降、私が参考にした書籍や専門家(主に自分でリスクを取っている人)などは、一応、成功していると言われる人ばかりです。
「私はこうしてダメになりました」というたぐいの話は「聞こえてくる」ことはありますが、自ら積極的に参考にしようとは思いません。
上を見てもきりがありませんが、下を見ても意味がありません。
自分の資産運用目標にあわせ、うまくいっている人の意見を積極的に自分なりにアレンジして、自分なりの投資スタイルを築いていけばいいのではないか、と思います。
したがって、「インデックスじゃなきゃダメ」とか、「決算をミスったら売り」とか、他人の思想を無理やり受け入れる必要もないでしょう。
今や株式投資は、日本市場でも米国市場でも、国境はないと言っていいと思います。いろんな考え方、目的、資金量、投資意欲、リスク許容度などがありますので、たくさんのうまくいっている人の意見を聞いて(読んで)、これは、と思った投資スタイルを、最初は真似て、徐々に自分なりにアレンジしていけばいいのだと思います。
自分なりにアレンジしていく、というのは結局、「自分をよく理解する」ということではないかと思います。
自分がComfortableに投資するためにはどうすればいいのか、あれこれ試行錯誤していくうちに、自分とはこういう側面があるんだ、と気づくはずです(意外と手堅いとか、チャランポランだとか)。何らかの自己発見ができるはずです。それは結構面白いものですよ。
私はランニングを始めて、最初は膝やら腰やら、あっちこっち痛めて、どうすれば故障なく走れるか、とか、何を食べればいいのか、とかランニングフォームとか、シューズとかあれこれ勉強し、ランニングを通じて自分と向き合う時間が多くなりました。
株式投資もランニング(マラソン)もじっくり自分に合ったペースで継続しないと完走できません(株式投資は完走って期限がありませんが)。
株式投資も他のこと同様に、時間をかけてあれこれ経験していくうちに、自分なりの学びがあると思います。ただし他のこと同様にある程度の結果はある程度の時間・経験を積まないと得られないです。
初めのうちにうまくいった場合は、ビギナーズラックも多分に入っている可能性もあります(そのまま飛ぶ鳥を落とすような勢いの人もいますが)。
「隣の芝生は青く見える」のはどこの世界でも同じですが、枯れている芝生は見る必要はありません。皆さんはそれだけ、投資について枯れた人より時間もエネルギーも費やしているのだと思います。
取り留めなくなったので、この辺で。
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