労働型副業(株式や不動産など投資リターンを求めるのではなく、一般的に何らかのサービスを提供して対価を得る副業を当ブログでは、勝手に「労働型」といっています)をやるようになって多分、3ヵ月ちょっとが経過しました。
今回、「Webライティング(SEOライティング)」を実際にやってみた感想を書いてみたいと思います。
なぜWebライティングだったのか?
- 時間的に工夫しながら、いつでもどこでも作業ができると言われているから
- 文章を書くのが苦にならなければいいと言われているから
- 一定分野の知識があれば書けるから
どうやって仕事を見つけたか
これは、いろんなWebライティングの先達の方の書籍や副業サイトなどで異口同音に「クラウドワークス」「ランサーズ」で見つけるとよい、というので、クラウドワークスに登録して見つけました。
どんな仕事をやったか?
いわゆるSEOライティングです。いろんなキーワードで、案件によりますが、短いもので2000字、長いもので10,000字まで幅があります。
一応、B to B分野がメインで、DX、5G、IOTといったテクノロジー系からM&A、経営戦略あるいは、自分の出身の金融系(融資など)から建設資材など(石膏ボードとかも)あるいは介護までやりました。
文字単価は1円から2円でした。
内容は、①文章の構成(見出し、小見出しと各見出しの概要程度を考える。参考にするWebなど検索する)、と②ライティング(事前に決めた構成にしたがって記載する)があります。
クライアントによって、①+②で文字単価1円程度のところと、②だけで1円程度のところがあります。
文字単価は専門性が高くなるほど、高い印象です(建材とかだと1円、金融でESGやM&Aとかだと2円だった)。もっと安く0.7円(エンタメのネタなど)というクライアントもいたが、さすがに断った。
感想は?
お金を対価として書く、というのと、ブログや社内の文章とは、また違う、ということを強く感じました。
ブログは10年以上継続して書いていて、比較的ライティングは苦じゃないと思ってやったけど、いろいろレギュレーション(ルールのようなもの)があり、適応に苦労しました。
表記ゆれ(同音・同義の語句について異なる文字表記が付されること)チェックや書き方指定というか、これはダメ、あれはダメ、こうしなさい、という類のものです。
自分で困ったのは、一段落(小見出し)で、~です。~ます。を3回以上使うな。とか、~こと、という表現を出来るだけ回避しろ、という決まり事です。
です、ます、は文章を終える時の常套文句ですが、~ましょう。とか、くださいね。とか、提案系にするなどで解決するようになります。
また、~こと、はクセになって使っていたようです。
例えば、「DXを取り入れるメリットは、労働力不足を解消することでもあります。」と知らない間に記載してしまいますが、「DXをいち早く、取り入れ、労働力不足を解消しましょう。」という文章に変えることにより、「ます」を「しょう」に出来て、「こと」が排除できます。文章全体も、SEO対策のためのライティングなので、ポジティブトーンで読者にDXを促す感じに仕上がります。
しかし、ついつい、~こと。という表現を使っているようで、修正がめんどくさかった。
最後に厄介なのは、業界用語で「コピペチェック」といわれるもので、書いた文章が誰かのサイトなどの著作権などを侵害しては困るので、文章全体を「コピペチェッカー」といわれるサイトで、他のネット上の文章からコピー&ペーストしていないかをチェックする、という作業があります。
そもそも文章を書く前に、DXならDXを書いているサイトを検索エンジンで上位に来るサイトを見て、キーワードを確認して、キーワードを漏らさず、かつオリジナリティ(ライターならではの付加価値を出す)を付与しないといけません。
そうすると、ある程度文章のポイントは他のサイトと被ります。どのワード・フレーズ・センテンスがどの程度被っているのかが、「コピペチェッカー」はしっかりチェックします。
結果、自分の文章がどれくらい他のサイトから「コピペ」したのかが出てきます。この値を、30%~35%以下にする、というのが標準的です(これくらいだったら、裁判沙汰にならないだろうという目安だそうです)。
しかし、この30%前半台、というのが結構難しいのです。その場合、コピペ疑惑のあるフレーズやワードを言い換えないといけません。そのために推敲しないといけないのです。
しかも文章構成もパターン化しているので、コピペ確率も上がりやすい。先ほどのDXを推進するような指定があれば、
- DXは貴社の生産性を大きく引き上げます(導入)
- DXとはなにか 定義、背景、種類など
- DXで出来ること
- DXのメリット・デメリット
- DXの導入事例
- まとめ(要点を再度記載)。DXへの意欲を駆り立てる
といった構成になります。この場合DX(デジタルトランスフォーメーション)がキーワードなので、しつこいくらいDXという単語を見出しで使います。
そして、やっとの思いで仕上がると、上記の表記の確認の後にコピペチェックをかけます。
このコピペ率、知らない(あまり予備知識がない)キーワードで結構専門的な話題(例:介護)だと、すぐに40%台になってしまいます。
しかし、自分ならよくわかっているキーワード(私の場合は金融系)だと、20%台で一発OKなこともありました。
とまあ、こんな感じです。
1件(5000字程度)を仕上げようとすると、土日を午前・午後・夜間の3コマ×2日=6コマで分割すると、だいたい3.5コマ+平日夜間計数時間くらいかかっていました。最初は20時間近く要し、今でも10時間以下だけど、5時間は超えます。つまり時給1000円以下です。
したがって、SEOライティングは、キーワードを聞けば、ある程度頭の中で何を書くべきか浮かぶようなもの(要するによく知っているもの)だけを受けようと思います。コピペ率が厄介です。
SEOライティングに関してはこんな感じでした。
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