2019年9月12日木曜日

仕事はカネかやりがいか? 給与水準や本人の期待値、本人のライフステージなどがポイントか?





自慢じゃないけど私の勤務先の給与水準は同業他社比較で「低い」。

一方、リストラとかも殆どないけど。

最近、社内の若手が転職しました。自分の会社では新卒なんてとらないので、社員全員転職経験者で、入ったり辞めたりは茶飯事です。

しかし、結構頑張っていたやつだけに残念です。

転職に至った経緯を聞いていると、「こりゃ仕方ないな」と思わざるを得ませんでした。


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彼は、W大の理系大学院卒で、某コンサル会社で約3年、当社で4年勤続し今30歳のバリバリの者です。

今年の春に社内で昇格したのですが、その時の給与提示額(年俸制です)にガクッと来たそうです。

どうも、コンサル会社からうちに転職したときは同じ給与額だったようで、院卒から30歳まで「ほとんど昇給がない」ような状況だったようです。

それですっかりモチベーションが下がって転職活動したところ、同業他社からその約2倍の額を提示されたとのことです(多分それでやっと大手金融機関並だと思う)。

奨学金をもらって大学・大学院を卒業したことや(早期返済したい)、結婚を考えていたので、2倍の給与差に動かされたそうです(転職先の上司ほかも面談して、やっていけそうとも思った模様)。

社内では「給与じゃなく、仕事内容だ」ということを言っていますが、それはある程度の給与水準や本人のライフステージ、生活環境、期待値などがあって初めて言えることでしょう。

彼のように、愕然と差があれば、そりゃ労働力の切り売りと言われるサラリーマン稼業だと、単価が高いほうになびいても仕方ないですねえ。

会社側も採用コスト(年収の35%~40%を人材紹介会社に支払う。それ以外に戦力化になるまでの期間の給与なども含めると、年収の50%以上かかるんじゃないか)を考えると、定着化を真剣に考えないとねえ。

50過ぎたおっさんの私の給与が上がる可能性は小さいかもしれないが、自分も30代だったら同じ決断をするなあ、と話を聞いて思いました。

転職の経緯を話しする彼の目が生き生きとしていたので、良かったね、と思う反面、会社の方針に残念と思う複雑な思いが交錯した会話でした。

真面目な男なので、次の職場で成功してくれよ、とエールを贈りました。

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