2019年9月26日木曜日

フィリップモリス・インターナショナルとアルトリア・グループの合併はなくなった






PMとMOの合併協議は打ち切られたようです。
米フィリップ・モリスとアルトリア合併断念、ジュールCEO退任 (ロイター)

2社の現状は
MOは、電子タバコJUUL社の株式を35%保有した金額が大きすぎる、同社出資後、健康問題や未成年への注意が不十分とか話題に、若い世代が電子タバコ等に流れ、従来の紙巻きタバコの需要が落ち込んでいるなど、ネガティブな話題が重なっており、株価は非常に低調です。

PMは、Risk Reduced Productである加熱式タバコのアイコスの世界展開を行っており、日本や韓国では成功を収め、徐々にその領域を西欧他に広げている途上。


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加熱式タバコは、専用デバイスにタバコ葉を加熱させて(燃焼しない)吸う。まず、専用デバイスを買ってもらわないとだめなので、デバイスを原価近くで売っているらしい。したがって、利益率が落ちている。

こういった点が重なり(さらに金利上昇局面で配当株全体が割安になる現状)、株価は軟調です。

私は2社の合併には反対だったので、ホッとしました。

理由は、PMの株主に不利になるから、だそうです。
JUULを抱えるMOのダウンサイドリスクが、PM・MO合併後のアイコス販売のシナジーより大きい模様です。

残念?なことはPMの株価が上がったことか?

タバコ銘柄は電子タバコリスク、金利上昇リスクに加え、ESG投資とかでダイベストメント(、非倫理的または道徳的に不確かだと思われる株、債券、投資信託を手放すこと)されているフシもあり、JTも含めて苦戦していますが、お金があったら買い増ししたいと思っています。

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