アメリカのSVBが経営破綻した、というニュースが舞い込んできました。
SVBはシリコンバレー銀行の略だそうです。
しかし、「だからどうした?」ということで、調べてみると、CNN(日本語版)では、アメリカ金融市場2番目の規模の金融機関の破綻、とまで記載してあります。
ちなみにNASDAQに上場していたようです(SIVB)。預金額はブルームバーグによると、1700億ドルに達します(135円で換算すると約23兆円)。
23兆円の預金残高というのは、日本の銀行に例えると9位の三井住友信託銀行が約33兆円ですが、10位の横浜銀行は約17兆円で、そのインパクトがわかるかもしれません。
かつ、SVBの残高、2019年の12月末は約620億ドルだったようで、3年で3倍弱に急増していることになります。
SVB自体は預かった預金の運用に失敗したようで(最近の金利高騰で債券の含み損など)すが、この預金の預け主は当然、シリコンバレーのスタートアップ企業がベンチャーキャピタルなどから調達した資金と言われています。
アメリカの当局の管理に入り、今後は一定の預金額の保護が認めていられるようです(ペイオフ)。
ただ、シリコンバレーのベンチャー企業の取引シェアがかなり高いと言われているし、預金は保護されると言っても、簡単に引き出せるのかまでわからないこと、SVB自体もベンチャー企業への融資も結構やっているようなこと、などを考えると、こうした企業の資金調達に支障がでそう、と現時点では想定されます。
つまり、ただでさえ、金利上昇で成長株からバリュー株への動きが強くなっていますが、ますますバリュー株や債券投資への資金のシフトが起こるかもしれない、ということでしょう。
まだ、第一報なので、そうときまったわけではないですが、ベンチャーバブル?が本当に弾けたのかもしれません。
週末は家族4人で苗場にスキーに行っていました |
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