2025年1月18日土曜日

2025年新春楽天セミナー

 


恒例の楽天セミナーです。2009年ごろから参加しているので、もう16年目になるのでしょうか?

かつては、パシフィコ横浜や両国国技館を貸切で開催していましたが、コスト切りつめなのか、コロナ以降は、会場が狭くなってしまった感じがします。

今年は、新宿住友ビルのホールが開催場所でした。リアルで参加しました。


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また、これまでは講演者が一人1時間程度で、自分の持ちテーマを解説するという感じでしたが、これもコロナ明け以降は、2人ぐらいの対談形式で、パネルディスカッション形式が主流になりました。

 

正直、パネルディスカッション形式はイマイチです。司会者の意図や他のパネラーに忖度して話す場合もあり、登壇者の個性が消されている感じがしました(パネラー同士の意見が違う対談もありましたけど)。

 

また、楽天側も、投資初心者に気を配りすぎ、内容がちょっと物足りないような感じもしました。新NISAが始まり、新しい投資家が増えたからかもしれません。

 

私は、一番大きな会場で、

  1. 竹中平蔵氏と田内学氏
  2. 堀古英司氏と山本雅文氏
  3. 窪田真之氏 (これは一人)
  4. 奥野一成氏と永濱利廣氏

ここまで見ました。田中泰輔氏の為替は、何を話すのか、ある程度予想がついたので、ここで退席しました。

 

1番目は、テーマが「人生を豊かにする、お金との関わり方」というちょっと意外な内容で、竹中氏もあまり専門的な内容でもなさそうな感じでした。イマイチ。

 

2番目は、米国株と為替の組み合わせです。堀古氏は今年も米国株は20%前後の上昇が見込めると考えているようです。理由は業績面から。

山本氏はみずほ証券の為替ストラテジストで、まあ、常識的に円高バイアスがある、と言っていました。基本的に、堀古さんがアグレッシブな見通しで、山本氏は「リスクがある」(円高局面がある)というスタンスでした。

堀古氏のリスクを取らないとリターンはない、というスタイルは同じでした。

山本氏は、2025年はトランプがMAGAの政策をどこまで本気で進めるのか、有言実行度を注視するようです。確かにそうですね。

 

3番目の窪田真之氏は、2025年日経平均は6.2%上昇する、と予想していました。

普通、過去平均並みの予想は当たらないので、どうなるのか?

ちなみに、2.3%は海外で事業拡大、2.4%はインフレ、1.5%は自社株買いだと分析。

2025年のイチオシ銘柄はINPEXを推奨していました。23年前の三菱UFJ並みだと。

窪田氏は5年?くらい前から、三菱商事と三菱UFJを推奨して、当たっていた実績があるからか、単独での講演でした。一番人気があるようです。

 

4番目の奥野氏と永濱氏は、ミクロとマクロの組み合わせでしたが、話がかみ合わなかった印象。

奥野氏は、極論すると「外部要因は関係ない。その企業が強い競争力やオンリーワンの力があれば業績はついてくる」と、『日本のバフェット』と言われるだけあり、企業業績研究が中心で個別銘柄投資派。

 

一方、永濱氏はご存じ日本のマクロ経済分析で有名です。世界経済動向、政策面、社会面など考え、トップダウン、長期分散投資派。

ただ、興味深い話として、オールドメディアよりSNS情報を選択して収拾しろ、とほのめかしていました。特にテレビは報道側のストーリーに合わせてしゃべらないと、呼んでもらえない、とバッサリ。

確かYouTubeチャンネルでも同じことを言ってたので(103万円の壁の財源はある、という内容をテレビ収録でしゃべったら没にされたと言ってた)、ご本人はかなり立腹しているような感じがしました(表面的には柔和な人だけに、余計に印象深かった)。

 

2人して共通していたのは、株式投資を通して学びを得る、という点でしょうか。これは私も同感です。

投資を始めてから、TV・新聞のニュースを鵜呑みにしなくなりましたし、リスクをとることの重要性や、政治・経済に本格的に興味を持つようになりました。

それらを考えると、最近投資を始めた人が、投資リターンとオールドメディアの報道内容がおかしい点に気づき、SNSで正確な?知識を得て、オールドメディア離れが加速化しているのではないか?

(例えば、増税はおかしいとか)

 

まあ、一定程度の学びもありました。2025年の出だしの株価は日米とも躓き加減ですが、今後どうなるのでしょうかね。トランプの就任式後に株価がどのように跳ねるかが、日銀の利上げ、これが当面の山場ですね。

  

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