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まず、我々が知っておくべき事実。
- 竹下登
- 橋本龍太郎
そして
- 野田佳彦
いずれも、元大蔵・財務大臣経験の首相経験者であり、なおかつ、消費税に大きくかかわった人物である。
- 竹下…消費税の導入
- 橋本…3%⇒5%
- 野田…5%⇒10%(但し条件付き)
したがって、財務大臣になった後に総理になると、消費税増税というラインが見えてくるので要注意。
やっぱり、官僚にコンコンと「消費税の増税が大事。国際公約」みたいなことを垂れこまれて、その気になってしまうらしい。
麻生さんも、10%増税派だったそうだ。しかし、麻生さんは「安倍総理が上げない、と決めたんだったらそれを支える」とあっさり、矛をひっこめたらしいから、律儀な人だ。したがって、あのポストに就くと、財務省総力戦で消費税増税のレクチャーを受けるのだろう。
幸い?安倍さんはそういった閣僚経験がなかったので、自らの経済ブレーンの言うことを信用したようだ。
高橋洋一氏が良く言っているのと同じ論調を、増税延期を決めた際に言ったらしい。(税率ではなく、税収だ、と。つまり、経済成長による税収増加があれば、消費税増税をしなくとも帳尻は合うはずだ、というもので私も同感。このためのアベノミクスだったと思っている)。
しかし、増税を企む?財務省の用意周到な作戦もすさまじい。
- マスコミを飼い馴らす
- 銀行の頭取クラスを丸め込む(財務省の子会社と言ってよい金融監督庁が許認可庁だし)
- IMFを言いくるめる(日本はIMFの第二位の出資国で、リーマンショック後のユーロ危機の際に、増資に応じている。個人的には財政赤字云々と言っているときに、そんな金どこにあったんだ、と思ったけど)。ラガルド専務理事に税率は15%じゃないとダメと言わせる。
- そして、日銀/黒田さん(バリバリの財務省出身)に根回しをした???(増税延期直前に黒田バズーカⅡがあったのは、増税しても景気腰折れさせないためのものだったらしい)
これらの「抵抗勢力」を押しのけて、消費税増税の延期を決めた安倍さんは素晴らしい。自らの考えを押し通したのも、第一次安倍内閣の失敗があってこそだったと思う。
セカンドチャンスを生かすって簡単じゃないけど、見習わなくっちゃ。
あ~あ、本の内容のハイライト部分を書いてしまった。
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