2020年9月24日木曜日

ミッドウェイ海戦 映画ミッドウェイ 情報やテクノロジーを軽視したため日本は敗戦 「デジタル庁」に期待するか?






 

911日に日本で公開された映画です。


太平洋戦争中期の19426月に行われた日米の戦いを映画化したものです。

太平洋戦争をある程度ご存知の方なら、ご理解が早いと思いますが、真珠湾攻撃に成功、続くマレーシア沖海戦、フィリピン攻略など戦争初期に連戦連勝した日本軍(特に海軍)がアメリカの空母部隊に決戦を挑んで、返り討ちにあってしまった戦いです。

私はTVで過去のミッドウェイを見ています。確か山本五十六は三船敏郎さんが演じていたと思います。今回は豊川悦司さんのようです。

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今回のミッドウェイの特長は、特撮による臨場感と戦いの前の情報戦略に焦点を当てているようです。

米軍は日本の暗号を解読していて、日本の行動を把握して待ち伏せしていて、そこを叩かれた、、、

一方、日本は作戦指示の不徹底(陸上基地を叩くのか、艦船を攻撃するのか)、偵察部隊の不手際(巡洋艦利根の偵察が1時間ほど遅れてしまったが、まさにこの偵察機が米空母を発見した)、足の鈍い戦艦部隊は何の役にも立たなかった、暗号解読・レーダー技術など情報戦を軽視して勘と経験と過去からの慣習に流されがち、、、。

日本軍が暗号を解読されていた、というのは(真偽は定かでないが)真珠湾攻撃も読まれていたとする説もある。

ガダルカナル島の攻防でも暗号解読されていて、山本五十六長官は移動中の飛行機を狙われて戦死した。

マリアナ沖海戦でも、日本海軍の行動を察知されていて、待ち伏せに会って、最新鋭技術を駆使した米軍にボロボロに叩かれた(福留中将が米軍に捕まった時、作戦メモを米軍に渡したとする説もある)。

今から振り返ると、情報技術や敵の情報収集などを軽視したため、あきれるようなミスが目立ちます。

しかし、そういった先端技術に関しては開発が遅く、アメリカではレーダーを開発して相手を測定するのに、日本では海兵隊員の「肉眼」を頼りに敵を探るような差があったそうです。

太平洋戦争の敗因はいろいろ語られていますが、兵力や物資に勝る米国が情報技術でも勝っていたので、何も特技がない日本は米軍に歯が立たなかった、というのが通説でしょう。

 

中国でも「敵を知り己を知れば、百戦百勝」と孫氏は言っています。

 

さて、ここまで読んでいただいて、お気づきになられた方も多いかもしれませんが、情報を収集することや、その前提になるテクノロジーのリテラシーへの関心が他国と比べ相対的に低いことは今の時代でも十分残っていて、敗戦から学んでいるとは思えません。

スパイ防止法がないとか、行政で全くIT化が進まないとか(これまでの習慣にこだわっている「ハンコ」はその最たるものでは?)、情報への取り扱いへの関心が低いと思わざるを得ません。

日本人は現状バイアスが強すぎる(今不便でなければ、べつにいいじゃない)ことが課題でしょうか?

菅内閣による「デジタル庁」により、先端技術を積極的に取り込み、生産性を高めて日本の様々な国益を高めていってほしいと思います。

太平洋戦争で起こった様々なバトルでの敗戦から積極的に学んでほしいものです。核兵器反対だけではないと思います。


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