2021年4月16日金曜日

バブル世代がバブル期を振り返る 1988年





 


さて、1986年から振り返るこのシリーズも3回目です。

(ご参考)

バブル世代がバブル期を振り返る 1986

バブル世代がバブル期を振り返る 1987

私は大学3年生になっていました。大学生活の全盛期?時代ですね。今だからブログだし、ぶっちゃけですけど、大学1年はさっぱり、2年では友達程度、だったのが3年になると急に女の子にモテるようになった(気がしました)。

大学のあるサークルに所属していたのですが、1年生とか2年生の後輩の女の子の見る目の変化を感じました。いよいよ来たか、なんて一人思っていました。彼女が初めてできたりしました(爆笑)。半年程度で別れちゃったけど、、、。

とまあ、そんなことはどうでもいいので、何があったか振り返りましょう。


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一番感動したのは、写真のソウルオリンピック柔道の斎藤選手の金メダルでした。柔道ニッポンがまさか金メダルゼロで迎えた無差別級決勝で、ものすごいプレッシャーがあった斎藤選手が見事勝利した試合です。

韓国での判定とか、反日の雰囲気の中の戦いとか、柔道選手が金縛りにでもあったかのような惨敗ぶりでした。

斎藤選手とともに「金メダル間違いなし」と言われた『平成の三四郎』の異名を取った古賀稔彦さんもメダルなしの惨敗でした。ロス五輪の水泳の長崎宏子さん、マラソンの瀬古利彦さん、サラエボ五輪の黒岩彰さんなどのメダル有力候補者が惨敗したことが頭をよぎっていました。当時山下泰裕さんが引退した後は「世界無敵」と言われていた斎藤さんでしたがプレッシャーがすごかったんでしょう。ごらんのガッツポーズです。

古賀さん、斎藤さん、お二人ともがんでお亡くなりになられました。改めてご冥福をお祈りいたします。

日本の出来事

リクルート事件でしょう。

リクルートの関連会社であり、未上場の不動産会社、リクルートコスモスの未公開株が賄賂として譲渡された。贈賄側のリクルート関係者と、収賄側の政治家や官僚らが逮捕され、政界・官界・マスコミを揺るがす、大不祥事となった。

当時、第二次世界大戦後の日本においての最大の企業犯罪であり、また贈収賄事件とされた。(ウイキペディアより)

リクルートの創業者である江副氏が、関連会社のリクルートコスモス社(現コスモスイニシア)の株を上場前に政治家やマスコミに譲渡していて、その後同社が上場し、株を得たものが売買益を得たが、それが賄賂と認定された事件。

当時は、今思えば恥ずかしい限りですが、久米宏が好きで(日テレ系のTVスクランブルが好きだった)、ニュースステーションをよく見ていました(現報道ステーションの前番組)。毎晩のように「徹底糾弾」と言ってリクルート事件を追っかけていました。

ちなみに、日本経済新聞社の当時の社長森田氏も同社株を購入し、利益を得たとして同事件の連座となったようです。日経の元記者さんの話によれば、それ以来同社は株式取引が禁止されているとのことでした(だから相場に弱いんですね)。

リクルート事件と言い、(IPO株は)買えば儲かる、という前提が政治家他に浸透していたから賄賂という位置づけになったんだと思います。IPO株だから必ずもうかるわけでもない、というのが今の認識でもあります(そうでもないか)。バブルの予兆かもしれなかったですね。

私が大学生で相場にそれほど興味がなかったからかもしれませんが、1987年ブラックマンデーぐらいから、TVで株のことが盛んに報道され始めていました。

世界の出来事

アメリカの大統領にジョージ・HW・ブッシュ(共和党)が就任。レーガン大統領時代に8年間副大統領をやった人です。元CIA長官ということもあり、私は当初あまり好きではなかった。晩年確か201490歳でスカイダイビングを敢行されて元気な姿を見せてくれました。201894歳で天寿を全うされました。冷戦を終結させた大統領という名誉があります。また1991年の湾岸戦争でイラクに「ハイテク戦争」で完勝したという名誉があるのですが、それが原因で経済不況に陥って、92年の大統領選ではクリントンに負けてしまいました。

ダウ平均

いやあ、Sell in Mayになっていますね。8月も出来高が少ない(夏休み)。また、11月中旬から年末年始にかけてサンタラリーの定石通りの推移です(Sell in May、夏休みはボスが休みで取引閑散、大統領選挙後に落ちて、ブラックマンデーにかけて上がって、年を越す)。1年では1,9382,168+11.2%のブル相場のようでした。

このチャートの動き、指数は別として、アノマリー通りの相場だったような感じですね。

 

個人

2年の終わりごろから、海外で生活したい、という気持ちが強くなり、当初はオーストラリアかニュージーランドでワーキングホリデーを考えました。

ECC英会話に通いだし、そこの先生に相談したら、ワーホリはやめた方がいい、大学にしっかり通った方がいい、と熱く語られて、方針変更して、アメリカ留学の準備をしていました。具体的にはどこに行くのか、いくらかかるのか、自分でどこまで出せるのか(バイト代を稼いでいました)ということにほとんどを費やしたように思います。

結局翌年、大学を1年休学して、アメリカに行くことになります。当時の体験・経験からも現在のアメリカ株投資が腹落ちする要因となっているはずです。


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