2022年7月21日木曜日

「就職氷河期」とか、いろいろ雑感

バブル世代の私が言える立場にあるか、就職氷河期世代の人から見れば、ちょっとアレかもしれないけど、今回の安倍さんの暗殺の件で、犯人がそういった世代で「無敵の人」の類にあるのでは、という記事を読んで強い違和感を覚えるわけです。

希望する就職がかなわず、その後満足したキャリアを歩めず、ズルズルと40代・50代となって、失うものもないような人たちが罪を犯すとか。

個人的な話になってしまいますが、確かにバブル世代で就職口はたくさんあって、「内定合戦」のような感じで学生同士が、内定の質と数を自慢しあっていた風潮は周りにはありました(私は2つだった)。

私も希望していた金融機関(大手銀行)に就職出来て、まあ一安心していました。

また、90年代の前半当時はまだ「大企業に入ればその後安泰」という風潮はあったものの、私自身はコンサルタントのキャリアを目指していたので、銀行の仕事に加えて、税務や簿記あるいは中小企業診断士などの勉強をやっていました。また、学生時代にやっていた英語力のキープ(TOEIC800点前半台)を心掛けていました。

その後、銀行はバブル崩壊のツケを払わされ、銀行の業績そのものが「氷河期」となってしまいました。

私は、銀行にこれ以上いてもコンサルタント的な仕事は難しいと判断して、いったん事業会社の経営企画に転職しましたが、当時は逆にITバブルもあってコンサルティングファーム(当時はERPとかの導入コンサルが流行っていた)の募集門戸が広がっていました。

それでコンサルティングファームへの転職を試みると、偶然にも銀行の不良債権の処理が進んできて、監査法人系のコンサルティングファームが銀行経験者を多く募集していたのです。運よくそこに滑り込み(今は、監査法人の名前にFASと名がつくところの勃興期)、銀行不良債権の処理の手伝いのような仕事をやっていました(不良債権先が「再生計画」を銀行に提出し、銀行から債務免除(今は金融支援)を受けるお手伝い)。

景気が回復し、今度は前向きな投資案件の「事業計画」をつくるお手伝いのような仕事に代わって、M&Aの世界にどっぷりつかるようになっていきました。

自ら戦略的に動けたわけではありませんが、それでも、自分の興味の強い分野で仕事を重ねていく努力や行動はとったつもりです。

大学を卒業して、仕方なく?就職した先がダメ会社でそこでくすぶっていて、「俺は就職氷河期だから」と時代を言い訳に、就職後のキャリアに対する工夫がないことを顧みないのは残念ですね。リンベンジ転職とかいう人も多かったです。

今はバブル世代がリストラの絶好の対象になっていますね(場合によっては氷河期の人も対象になっていますが)。

重要なのは、周りの責任ではなく、自己研鑽を継続していくことでしょうかね。

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