今日は結構寒かったような気がします。横浜に向けてドライブするときに富士山がきれいでした。運転していた(千葉→横浜)ので、残念ながら写真に収めることができませんでしたが。
場所は、これも夏は両国国技館、冬はパシフィコ横浜と定着していますね。よくこんな大型施設を押さえられますね。講演者もびっくりするぐらいですから。
このセミナーの内容をブログにするのが、恒例になってきた感がありますね。
最近、楽天セミナーは竹中平蔵氏をトップバッターに据えて、堀古英司氏をトリに持ってくる順番が定着しつつあります。これをやられると、途中退屈になって、時間つぶしが大変なのですが、今年はランドマークタワーまで歩いて、ビームスやトゥモローランドのショップを覘いたり、スタバで仕事関連の資料を読んでいました。
結果、まあまあの休日になりました。特に投資関係は知識の整理に役立った。
今回、聞いた人は3名。
竹中平蔵氏、窪田真之氏、そして堀古英司氏です。財部さんも聞いてみたかったんですが、(先入観で申し訳ありませんが)あんまり投資と関係なさそうな気がしたので、パスしました。
備忘録を兼ねていますので、3回に分けてそれぞれの人の話をサラッと書きたいと思います。
その1は、竹中平蔵氏。
去年のブログを読みかえしてみると、アベノミクスの3本の矢は50%の出来栄えと言っていました。
今年の評価も、第1の矢は100%、第2の矢は50%、第3の矢はこれからだ、と言っていました。
という事は、進歩がなかったのか?
と言いたくなりますが、昨年の消費税増税は、前政権からの負の遺産で、仕方なかった、という立場。
竹中氏は、2015年は、日本経済の交差点、と言っていましたね。横断歩道をうまく渡れば、よい成長が期待できるが、気を付けないと抵抗勢力という車に引かれてしまうというもの。
そのための成長戦略ですが、彼が注目しているのは、以下の政策でした( )内は要約。
1.
戦略特区の活用 (医療改革)
2.
法人税減税 (▲3%程度では物足りない)
3.
GPIF (塩崎氏はやると思う)
4.
地方創生 (全体がよくなっても全員は良くならない。全体がよくならないと全員がよくならない)
の4つでした。さらに、セイフティネット的な話として、給付付税額控除となるものを持ち出し、個人個人の所得に応じて税額を控除する制度を設けるべきだ、今のような一律処置では意味がない、と言っていました。これはマイナンバー制度ができれば、可能になると思いますが、消費税の軽減税率を主張する既得権益勢力とそれに加担するマスコミという大敵が居ますね。
竹中氏はぜいたく品ほど軽減税率を導入すべきと言ってはいましたが、これだと新聞ははじかれますので、やっぱり敵を作ることになりそうです(ご本人は一番自覚があると思うが)。
竹中氏はここ数回、楽天の講演会では、経団連会長に年金はいらない、と言っています。彼の主張は弱者いじめではなく、現在の一律的な制度設計(65歳になったら誰でも自動的に年金がもらえるとか、後期高齢者は皆1割負担の医療費とか)ではなく、パーソナルな社会保障制度を導入すべき、と言っているような気がします。
弱者ではなく、強者にモノを言っているので、そういう方面の人から煙たがられるのでしょう。幸い、証券会社のセミナーで彼を歓迎しない人はいないでしょうから、喋っていて気分がよかったのかもしれませんね。
(正月早々、田原総一郎の朝まで生テレビでいろいろ主張を歪曲されて、気分がよくなかったらしい)
これからダボスに向かうそうですが、なぜ私がアベノミクスの成長戦略について日本を代表して喋るのか、と不満がっていました(確かに、甘利大臣が直接言えばいいのにね)。
損な役回りであるようなことを言っていましたが、安倍さんの信頼は厚いようで、政権全体にはポジティブなことを言っていました。
(小泉元総理に大臣時代に同じようなことを言ったら、小泉氏は「大丈夫だよ、竹中君。悪名は無名に勝るから」と励まし?の言葉をもらったようです。さすが小泉さん)
さて、株式投資へのインプリケーションですが、私が聞いた3名とも、2015年のボラティリティは大きいものの、最後は投資にとって良い年になる、という感じでした。これについては次回以降に書きたいと思います。
こんばんは。いつも楽しみに拝見しております。
返信削除ところで、このブログからリンクされている産経新聞の田村氏が、お粗末極まりない論理で、配当による株主還元強化や普通の資本主義を批判しています。昔の株主軽視甚だしかった日本的な経営や低配当を肯定しています
http://blogs.yahoo.co.jp/sktam_1124/40698216.html
こんなフザケたオッサンのブログなど配当投資家は読む価値ないと思うのですが如何でしょうか?