2017年10月29日日曜日

株式投資をして、株が紙切れになるリスクを考える




「株式投資(または個別株投資)はリスクが高い。最悪、保有する株が紙切れになることもある。」

よく見かけるフレーズです(もっとも、昨今の株高では、このようなウンチクは見る機会がずいぶん減ってしまいましたが)。

今は、株式投資はオンラインが常識なので、紙の株券とうのは、一般的な株式投資の世界ではないはずですが、「株券が紙切れ」=「投資した会社が経営破たんして、価値がなくなる」ということを指している、と思われます。


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結論から言えば、
そのリスクは確かに、ゼロではないが、普通は回避できる。それでも持ち続けた場合、確かに紙切れになる
というのが、一般的な回答でしょう。

ただし、いきなり民事再生法申請とかでやられるケースもあり得ますが、仮に個別株投資をしていれば、投資先の経営情報には敏感になるはずですし、会社って破たんするまでに2年から3年程度はかかりますので、一気に破たんすることもないでしょう。

大企業の場合は、整理ポスト入りとか段階を経て破たんしますので、ますますその可能性は低くなります(JAL;日本航空なんて、そんな典型)。

時価総額基準が未達になって上場廃止、ということもありますが、市場価値が低くなったのであって、経営が破たんしたわけではないので、配当はもらえますし、議決権も残ります。自由に市場で取引ができなくなるだけです。

それでも紙切れになってしまった、のなら、そんなリスクの高い銘柄の直近の動向も調べずにホールドしていた、その人に原因があるだけです(法的整理に行くまでに、継続企業の疑義などが監査法人からフツーは出されます)。

こういうことは株式投資を実際経験していれば、すぐにわかることだと思いますので、こんなことを声高に叫んで、投資初心者に論じているFPは、株式投資の経験がないシロウトか、特定の投資商品(投資信託、保険、預金、金などコモディティ、ETF、不動産などなど)に誘導しようとしているのか、いずれかだと思います。ポジショントークの一環でしょう。

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