2017年10月4日水曜日

銘柄選択と売り時 



昨日、「売り時を見極めるのが難しい」という趣旨のコメントをして、会社の組織人事もポートフォリオ作成も似たようなものかな、なんて思ってしまいました。

よく考えてみれば、OB訪問から何人も繰り返し会社の人に面談したり、集団面接でプレゼン能力を試されたりしながら、やっとのことで採用した(あるいは入社した)会社にも、「誰だよ、あんな奴を雇ったのは」って人は必ず存在するわけです。
(外資系企業のようにクビにしない限り。いや、外資系企業でもゴマすり上手な人はサバイバルしていますし)


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厳格なフィルターにかけて選んだ銘柄でも、ある程度分散していれば株価や業績が伸び悩むものが必ずあります。

真面目に結果を出してもなかなか認めてもらえない銘柄もあれば、イケイケドンドンでするする株価が上がる銘柄もあります。人事評価のようなもの?

みずからポートフォリオの人事部長をかねて、採用権限と首切り権限を使い分けてポートフォリオ管理をしていかないと、社畜のような銘柄を抱え続けても仕方ありません。

これは一株当たり配当(DPS)が成長し続ける見通しが強い、という原則を崩さずにです。

DPSの持続的成長は一株あたり利益(EPS)、すなわち業績、の持続的成長が見込めて初めて確信が持てるものです。2~3年程度はEPSが不振でも、配当性向を引き上げることでDPSの成長も見込めますが、それ以上は言い訳も苦しくなってくるはずです。

なぜなら2~3年もたてば、外部環境変化への対応もできてくるはずです(外部環境すら変わってくる)。外資系企業のように1年で成果を出せない奴はクビ、とまでいきませんが、3年程度のスパンで見ていこうかな、という感じです。

配当貴族銘柄は、そういった意味では、持続的成長可能性が高いのですが、なぜそうなのか、だから今後も増配するだろう、という点をしっかり理解したうえでホールドしていきたいものです。

それらを考えると、配当株投資は一見ホールドするだけの楽な投資法に見えますが、なぜ自分がホールドし続けるのか、今なぜ業績・株価が伸び悩んでいるのか(上がっているのか)を自分なりに解釈することは、当該銘柄の市場環境、競争環境、財務分析、経営戦略そして株主還元政策などを総合的に調査して判断しなければならない、受験英語で言えば長文読解問題のようなものだと本来は思っています。

「XX社をホールドしていればそれでいい」と思っていて、何らかのニュースがあって暴落すると、慌てて売ってしまう、ということは避けたいものですね。

そのニュースが売却に値するのか、単なるノイズか、実は買い増しチャンスなのか。。。奥が深いです。
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