2019年6月7日金曜日

金融庁の「老後2000万円不足」への雑感






すでにあっちこっちで議論されているこの件。

いまさら何をそんなに騒ぐのか? というのが感想。

政府が自ら、年金制度が不十分、って言ったようなもの(政府といっても、年金は厚生労働省で、今回は金融庁だから縦割りで違うけど)で、無責任的な意見が多かったように思う。

その人の立場や生活環境などでなんとも言えないが、何らかの準備が必要なことはあっちこっちで散々議論されているような気がする(投資をやっている人なら普通)。

そもそも政府がすべて何もかも面倒を見なければならない、という発想の前提がおかしいと思う。

憲法で文化的な最低限度の生活を保障するのが精一杯で、経済的にはそれが生活保護(生活保護自体に課題があるが)だったと理解しています。

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老後資金に限らず、それなりに準備した人とそうでない人と年月が経過すればするほど、その差が大きくなるのは、物事の原理原則じゃないか?

ただ、マインドが冷え込んで、益々消費から貯金へ資金がシフトして、景気に冷水を浴びせるようなことがなければいいなあ、と思いました。

北欧諸国ほど、税金/社会保険料負担をしたくないけど、北欧並みの福祉を求めるのは、ないものねだり、のような気がしました。

「2000万円なんて貯められないよ」

確かに、20代・30代の若い人に聞けば、そのように答えるよなあ。自分でも想像つかない額ですね(銀行に勤めていたので、お客様の預金通帳では毎日のように見ていましたが)。

50代、60代だと、なければないなりに生活するしかないように思います(定年後も働くとか)。

生活設計を真面目に考える「機会」と捉えるか、不安で仕方ないと「脅威」と考え、不安のハケ口を政治に求めるか(2000万円が十分かどうか別として、年金だけでは心細いのは事実)、受け止め方によると思いました。

ただし、やっぱり「不安好き」な日本人(不安を抱えていないと、不安じゃないですか?)ですから、経済・金融・株価にマイナスに作用しないか、不安です

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