2019年6月9日日曜日

弱気相場で知っておくべきこと 4つのルール By Ken Fisher その1







ビリオネア―投資家であるKen Fisher氏(米:フィリップ・フィッシャーの息子)が率いるFisher Investmentsの分析による、弱気相場で知っておくべきことを2回に分けて紹介。

その1としてFour Bear Market Rulesを紹介

まず、彼らはお断りとして、

各弱気相場には各々のきっかけがあり、いつ弱気相場が始まるのかをあらかじめ言い当てるのは、ほとんど不可能である。

しかし、ピークから20%かそれ以上株価(Indexのこと。以下同じ)が下落したら、(ピーク時を初日として)弱気相場入りと一応定義。

きっかけは、何らかの予期せぬネガティブサプライズだったり、投資家のセンチメントだったりする。なぜなら弱気相場に入るまでは強気相場だったのだから。

弱気相場では、迂闊にポジションを整理して、資金を引き揚げるより、次の強気相場への準備をすることが最善の策

と言っています。

そのうえで、弱気相場とはどんなものかを4つのルールで示しています。


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ルール1
2%ルール
弱気相場では、株価は月平均で約2%ずつ下落していく。2%より大きく下がる場合もあるが、その場合、リバウンドしたりして均せば2%前後に落ち着いている。

ルール2
3ヵ月ルール
ピークを付けたかな?と思ったら、3か月待ってみよう。その間、ファンダメンタルズや市場情勢を冷静に分析して、そこからディフェンシブ体制に入っても十分間に合う。
いわゆる「逆張り派」の人は、判断が早すぎる傾向がありますね。そういう人には、いったん様子を見る、という意味でいいかも?

ルール3
2/3、1/3のルール
弱気相場の期間中、下落幅の1/3は弱気相場期間中の最初の2/3で発生する。弱気期間ののこり1/3の期間で下落幅の2/3が発生する。

これは非常に重要なことだと思います。要するに、弱気相場が始まって、最初のうちはだらだら下がり続けるが、最後に一気に急降下する、と言っています。感覚的には非常にしっくりきます。

ルール4
18ヵ月ルール
強気相場は、平均5年程度と言われています(注:現在の強気相場は史上最長と言われています)。一方、弱気相場は滅多に2年以上は続かない(ITバブル崩壊と9.11テロ爆破を除く)。18か月までで終わるケースが多い。
最近でこそリセッションと言えば、大きな下落をイメージしますが、
数か月ってことも過去にはあったんですねえ
まだだ、まだだ、と再投資の機会をうかがいすぎると、機を逸してしまいます。確かピーターリンチの本でも、マーケットで1日でアップした%のBest10のような分析があったと思いますが、そこでも、上昇率の上位は弱気相場から強気相場の変わり目だったと思います。

日本でも、日経平均が勢いよく上昇したのは、安倍政権誕生前後じゃなかったでしょうか?彼が金融緩和するといって、政権を奪取して、次期日銀総裁に黒田さんが内定したころが一番上昇率が高かったような感覚があります。

当時日本では、アンチ派は「ハイパーインフレで国家滅亡」的なことをいう意見が多かったように記憶します。
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