2020年1月13日月曜日

2020年新春 楽天証券セミナー







このブログの恒例記事の一つですね(笑)。
もう10年くらい連続出席しているんじゃないか(笑)。
この数年、景気もゆっくりとした成長局面にあって、ゲストスピーカーの話の内容もなんとなく同じような感じが多かったような気がする。

いつもの、竹中平蔵氏、窪田真之氏、そして十八番?の堀古英司氏の3人をひとまとめに書いてみる。


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竹中平蔵氏
「グローバリズムの崩壊と日本経済」というタイトルだったが、2日前に安倍総理と食事をしたらしい。

竹中氏の「個人的な感想」は安倍4選はない、総理の椅子は長くない時期に次に譲るだろう、というのが一番興味深かったです。「政策」ではなく「政局」に関心があるのは人間心理でしょうか? 会社でも「経営方針」より「役員人事」かな?

2020年の経済見通しは「Back to Back」(背中合わせ)って言ってました。プラス材料とマイナス材料が合間見れて読みづらいとのこと。

ただ、アメリカ経済は名目GDP>名目金利 の状態にあり、まだ「もつ」だろうという声が多くなっているようです。ただ、IMFの経済成長見通しは、時間が経過するに連れ、下方修正されていると。

決して、みずから「こうなる」とOpinionはなかったです。Factを述べていたように思います。

ただし、長期的な世界経済見通しについては、2020年以降が2000年代の本当の幕開けとなる年で、今後の第4次産業革命の入り口に立った、と述べていました。
それを言うために

1920年代に関東大震災があったものの、その後の復興で鉄道、自動車、地下鉄、電気会社の勃興など1900年代をリードする産業が20年代から成長していった。

2020年からは、AI、IOT、ビッグデータ、産業ロボット、そしてシェアリングエコノミーが本格的に成長するだろう、と。

そしてここから、彼がずっと提唱しているスーパーシティー構想の話。これはサンドボックス規制など、「経済特区」を作り、特区内では規制を徹底的に緩和して、最先端の技術を実験的に採用して、世界の潮流に取り残されない、いやリードしていこうというもの。

竹中氏が提唱するからか、「既得権益まもり隊」の人たちの脅威なのか、なかなか実現しません。氏が提唱してからもう5年以上経過していますが、部分的な「開放」しか実施されていないと思います(医学部の新設とか。しかし、獣医学部の新設となれば御存知の通りのあの騒動)。

竹中さんも小泉時代に散々足を引っ張られたので、政治家にはカムバックしたくないようです。

日本人はなんでこんなに変化を嫌うんでしょうかね?(憲法改正でも、もう議論は無茶苦茶)

窪田真之氏
ファンドマネージャーの性か、「日本株は買い時」という持論は不変。日経平均は年末は24,000円から25,000円台の予想。ただし年央最高値は26,000円から27,000円まで上がると。

つまり、2019年の経済見通しは、春頃から回復傾向だが持続性は疑問で、2020年以降再び停滞の可能性がある。したがって2020年末は日経平均はやや下がる、というもの。

しかし、ここからが本番。短期の経済予想に左右されず、ファンダメンタルズがしっかりしていて、割安バリュー株や配当利回りの高い株に継続的に投資すべし、というのが結論。

推奨とまで言わないが、JTや三菱商事、三井物産及び3つのメガバンクなどを挙げていました。あとは不動産含み益などを参考に、三菱地所、三井不動産あるいは住友倉庫、三井倉庫なども言っていました。

堀古英司氏
恒例?だったS&P500の着地見込みはなかった。去年は+15%程度と予想していましたが、なんと+30%近くまで上昇しちゃいました。

結論から言えば、2020年も上昇しそうな感じでした。息の長い経済回復が続くと。

毎回同じことを言っていますが、良いビジネスを安く買う、を貫こうと。例としてチポトレ(アメリカで流行っているメキシカンのファストフード。タコベルより素材にこだわって、ストーリー性のあるコンセプトだが、2年ほど前に食中毒を起こし、株価が暴落。今は戻っている)のような銘柄を挙げていました。

チポトレ・メキシカン・グリルについては私のこの記事もご参考に

チポトレ・メキシカン・グリル VS タコ・ベル メキシカンフード対決 (2015年4月20日の記事)


これはマクドナルドと同じですね。私は子供名義で日本のマクドナルド株を中国の工場内での告発ビデオ(床に落ちた食肉を材料に使ったチキンナゲットの映像だったかな?)とかで大問題になったときに100株を2900円ぐらいで買いました(今5200円ぐらいです)。

じゃあ、「いきなりステーキ」を主催するペッパーフードサービスは買いか?と言われると、難しい。確かペッパーランチでやはり2009年に食中毒、2007年には店員が女性客を強盗したという事件があった。
しかし、株価は2011年で70円程度だったものが、直近1250円程度。「いきなりステーキ」の全盛時代の株価は5000円を超えていた。
非常に難しい銘柄です。

あとは、ESG投資の裏を付け、というのは一考か?
ESG投資に沿うように経営すると、経営者は完全無欠のような経営が求められる(確かにそうだ。業績も環境も働き方改革も社会活動もみんな一生懸命やりましょうというコンセプトだから)。

そういうところに良質?(カルパースとかノルウエーのSWFなどの名前がいい基金)な資金が集中しやすくなっており、仮に「ESG優等生」がちょっとでも不祥事を起こしたら(結果的になんとかなりそうだがJNJのベビーパウダーの件とか)、一斉に売りを浴びせられ、株価は一時的に暴落するだろうと(少なくともファンド等の期末にそういった銘柄が投資リストに掲載されると、ファンドマネージャーは首が飛びかねない)。

しかし、起こしてしまった企業の方は、「ESG優等生」であるがゆえ「再発防止策」を徹底してくるので、やがては業績も安定しだすだろうと(マクドナルドなんて典型ですね)。

具体的にはBoeingを挙げていました。

FXは日米の実質金利差は縮小している、フェアバリューは102円台だろう、という意見でした(私は更に10円程度円高と思っています)。ただし、アメリカの金利が低いことは株価にプラス材料。

あとは米大統領選挙はトランプが圧倒的に有利(バイデン候補は77歳と高齢、トランプは減税とか米中貿易戦争で妥協とか打つ手が色々ある)、などです。

以下私見
こうも長い上昇相場が続くと、なかなか難しい。Buy & Hold型の私の投資スタイルから見て、利益確定はありませんが、ニューマネーを積極的に注ぎ込むことはないと思います。

配当金再投資(しかもNISA枠中心)に留めおく予定です。理由は、教育費への出費が続くこと、現時点では太陽光・不動産投資をアセットクラスとして優先、そしてジョン・テンプルトン氏の「This time is different」というのが最も高く付く、という格言と、ウォーレンバフェットも三振しても絶好球を待つ、という姿勢に強く影響を受けているからかもしれません。

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2 件のコメント:

  1. back to backは投資銀行では「背中合わせに即時に続いて起こる」の意味ですので、コイントスのような表裏一体というより、何が起こるが分からないという意味で竹中さんは仰ったんでしょうか

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    返信
    1. ukさん。コメントありがとうございます。 
      おっしゃるとおり、先行きが見通せるわけではないというニュアンスだったと思います。私の解釈ミスかも知れません。
      ありがとうございます。

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