著者について
レイ・ダリオは世界最大のヘッジファンド「Bridge Water Associate」を創業したヘッジファンドオーナー。運用資産総額はなんと16兆円に上るようです。
現在71歳になるダリオ氏はファンドの運営というより、自らを成功に導いた人生のエッセンスを他の人と分かち合って、次世代の人を育てたいようです。
なんとなく野球の野村克也さんのような感じかな?
恥ずかしながら私は以前、氏をほとんど知らなかったのですが、ある人から本を読むのを勧められて、読んでみました。よかったです。
さて、レイ・ダリオは、シンプルに成功するために必要なことを表しています。
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それは、「知らないこと」にどのように対応するかを理解することだ、と言っています。
その対応の指針となるのが原則であると。
人生で成功する(例えば欲しいものを手に入れる)ためには、以下の5つのステップを経る必要がある。
と言うは易し、ですが、必死に目標を追いかけると必ずと言っていいぐらい困難に遭遇し、苦痛に陥ります。
苦痛に陥ったら、自らを徹底的にオープンにして、その苦痛を克服できるアイディアを受け入れることが必要だ、と言っています。
何が最善の策でどうするのが良い決断なのかを知り、受け入れて実行する。
多くの人は自らのエゴ(何が事実なのか、何が正しいのかを追求するより、「正しいのは自分だ」という欲求にこだわってしまう)や盲点(先入観や偏見などで、物事を正確に見ることができない領域)があるため、出会った困難を克服できる方法があったとしても、それを採用できなかったり、決断できない。
裸の王様に近いようなものかもしれません。
そういう状態に陥らないように、オープンになって、よい意見や方法を取り入れるように自分を鍛えよう、と言っています。
また、そういった苦痛を乗り越えるための反省をして、進化がある。
学習能力ですね。
これが個人が成功するための原則のエッセンスで、仕事の原則は個人の原則を組織に応用したものです。
やっぱり、一番むつかしいのは、徹底的にオープンになる、という部分かな、と個人的には思いました。
個人でもエゴを捨てるのは、正直なかなかできません。
組織では「アイディア本位主義」と言い換えていますが、徹底した事実に基づき、違う意見を歓迎し、明確に解決できるまで議論し合うようですが、そういったカルチャーを醸成するには経営トップが自らオープンな姿勢を貫かなければなりません。
(ソフトバンク、ユニクロ、日本電産で、経営トップに異論を進呈するのは並大抵ではない。一方、松下幸之助さんは「素直になりなさい」と言っていて、オープンになれ、というのとほぼ同義だと思う)
500ページを超える本で読みごたえがありました。ベンチャー企業で、ある程度軌道に乗った経営者が、企業カルチャーの設計などに活用すると非常に参考になると思います。
一個人でも、成長志向や野心のある人はぜひ読むことを勧めます。
私は、彼が、次に「経済と投資の原則」という内容の本を書くらしいので、それが楽しみでなりません。
その対応の指針となるのが原則であると。
人生で成功する(例えば欲しいものを手に入れる)ためには、以下の5つのステップを経る必要がある。
- 明確な目標を持つ
- 目標達成の障害になる問題を明らかにして、放置しない
- 問題の根本原因を探るため正確に診断する
- それらの問題点を回避するように計画を策定する
- その計画から結果が出るように実行する
と言うは易し、ですが、必死に目標を追いかけると必ずと言っていいぐらい困難に遭遇し、苦痛に陥ります。
苦痛に陥ったら、自らを徹底的にオープンにして、その苦痛を克服できるアイディアを受け入れることが必要だ、と言っています。
何が最善の策でどうするのが良い決断なのかを知り、受け入れて実行する。
多くの人は自らのエゴ(何が事実なのか、何が正しいのかを追求するより、「正しいのは自分だ」という欲求にこだわってしまう)や盲点(先入観や偏見などで、物事を正確に見ることができない領域)があるため、出会った困難を克服できる方法があったとしても、それを採用できなかったり、決断できない。
裸の王様に近いようなものかもしれません。
そういう状態に陥らないように、オープンになって、よい意見や方法を取り入れるように自分を鍛えよう、と言っています。
また、そういった苦痛を乗り越えるための反省をして、進化がある。
学習能力ですね。
これが個人が成功するための原則のエッセンスで、仕事の原則は個人の原則を組織に応用したものです。
やっぱり、一番むつかしいのは、徹底的にオープンになる、という部分かな、と個人的には思いました。
個人でもエゴを捨てるのは、正直なかなかできません。
組織では「アイディア本位主義」と言い換えていますが、徹底した事実に基づき、違う意見を歓迎し、明確に解決できるまで議論し合うようですが、そういったカルチャーを醸成するには経営トップが自らオープンな姿勢を貫かなければなりません。
(ソフトバンク、ユニクロ、日本電産で、経営トップに異論を進呈するのは並大抵ではない。一方、松下幸之助さんは「素直になりなさい」と言っていて、オープンになれ、というのとほぼ同義だと思う)
500ページを超える本で読みごたえがありました。ベンチャー企業で、ある程度軌道に乗った経営者が、企業カルチャーの設計などに活用すると非常に参考になると思います。
一個人でも、成長志向や野心のある人はぜひ読むことを勧めます。
私は、彼が、次に「経済と投資の原則」という内容の本を書くらしいので、それが楽しみでなりません。
応援お願いします。
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